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【pickupニュース】投資用マンション売り出し戸数、5か月間連続で増加

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コロナ禍における「投資用区分マンション市場」を調査
マンションリサーチは9月27日、「投資用区分マンション市場レポート 2021年9月vol1」を発表しました。

中古マンション売出戸数や相場価格などの「定量データ」と、中古マンション売却理由といった「定性データ」の両側面から、コロナ禍での流通数の実態を調査したレポートです。

コロナ禍で一年以上減少が続いた売り出し戸数が回復
東京23区における、投資用中古マンションの売り出し戸数の推移は以下の通りです。

2019年1月:対前年同月比+11%
2019年2月:同-7%
2019年3月:同0%
2019年4月:同-1%
2019年5月:同-6%
2019年6月:同-4%
2019年7月:同+16%
2019年8月:同-2%
2019年9月:同+7%
2019年10月:同-12%
2019年11月:同-9%
2019年12月:同-24%

2020年1月:同-16%
2020年2月:同-8%
2020年3月:同-8%
2020年4月:同-31%
2020年5月:同-26%
2020年6月:同-19%
2020年7月:同-32%
2020年8月:同-25%
2020年9月:同-23%
2020年10月:同-9%
2020年11月:同-24%
2020年12月:同-22%

2021年1月:同-11%
2021年2月:同-7%
2021年3月:同-6%
2021年4月:同+18%
2021年5月:同+13%
2021年6月:同+2%
2021年7月:同+7%
2021年8月:同+4%

東京23区の投資用中古マンション売り出し戸数は、新型コロナウイルス感染症拡大による1度目の緊急事態宣言が発令された2020年4月から減少が始まり、1年以上にわたって前年同月を下回る状況が続いていました。

しかし2021年4月から好転し、5か月間連続で上昇しています。

コロナ禍で売却意思が潜在傾向へ
売却理由の推移は、以下の通りです。

資産整理/財産分与:2018年32%、2019年30%、2020年24%、2021年34%
その他:2018年31%、2019年29%、2020年40%、2021年39%

東京都23区における投資用中古マンションの売却理由をみると、コロナ禍の前と後では「その他」の回答比率に大きな変化が見られます。2019年までは30%台で推移していましたが、2020年は前年比で11ポイントの大幅上昇となりました。

マンションリサーチでは、
この傾向は2020年のコロナ禍以降でとくに顕著に見られはじめ、投資用中古マンションの売却意思が顕在化していないユーザーが増えている
(プレスリリースより)

と分析しています。

また定量データをみると、コロナ禍で投資用中古マンションの供給量が大幅に減少していることから、売却理由における「その他」の増加が供給数の減少に作用しているとも考えられます。

売却理由で常に大きな割合を占める「資産整理/財産分与」が、2020年の大幅減少から2021年はコロナ禍前と同水準に回復していいることも、供給数の増加に起因しているといえそうです。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

東京都23区で投資用中古マンション流通量増加!コロナ禍も安定推移の大阪との違いは? - マンションナビ マガジン
https://t23m-navi.jp/

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