クラスコの資産運用

収益物件

【pickupニュース】女性のマンション初購入、39歳までが約半数・折り返し年代購入熱も上昇傾向

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!

女性のための快適住まいづくり研究会がマンション購入者調査を実施
一般社団法人女性のための快適住まいづくり研究会は25日、マンション購入を経験した女性を対象に、購入条件やライフスタイルを問うアンケート調査を実施、その結果をまとめて公開しました。

この調査は、2020年4月18日~4月29日、「女性のための快適住まいづくり研究会」会員となっている20代~60代までの女性を対象に、インターネットアンケート方式で行ったもので、563人から有効回答を得ています。

・初購入時の年齢
20~24歳:1.2%
25~29歳:7.3%
30~34歳:18.5%
35~39歳:27.5%
40~44歳:21.0%
45~49歳:14.2%
50~54歳:7.3%
55~59歳:2.5%
60~69歳:0.4%
70歳以上:0.2%

・初購入時の婚姻状況
未婚:78.7%
既婚:11.4%
離婚:6.6%
離婚予定:1.2%
婚約中:0.9%
その他:1.2%

まず、初めてマンションを購入したのはいくつの時か尋ねると、最多は「35~39歳」の27.5%で、次いで「40~44歳」の21.0%、「30~34歳」の18.5%などとなりました。35歳~44歳の10年間がボリュームゾーンになっています。

分布状況としては、39歳までの購入経験者が約半数を占めており、比較的若い年代での購入も目立ちました。一方で「人生100年時代」の近年らしい傾向か、折り返し年代となる40~50代以降の女性における購入熱にも高まりがみられ、定年後や無年金時代なども見据えた住まいの確保を図るケースが増えているとも報告されています。

ちなみにこの初購入時における婚姻状況では、「未婚」が78.7%と8割弱にのぼり圧倒的多数を占めていました。既婚者は1割強、「離婚」・「離婚予定」は合計で1割弱です。

・初購入時の職業状況
正社員(公務員・団体職員含む):82.6%
派遣社員・契約社員:9.1%
フリーランス・自由業:2.0%
パート・アルバイト・フリーター:2.0%
専業主婦:2.0%
会社経営・自営業:0.9%
無職・休職中:0.7%
医師・弁護士・会計士:0.5%
その他:0.4%

初めてマンションを購入した際の仕事について尋ねた結果では、やはり「正社員」が82.6%と多くを占めましたが、「派遣社員・契約社員」も9.1%と1割弱になったほか、「自由業」や「パート・アルバイト・フリーター」、「専業主婦」という回答もそれぞれ2.0%にみられました。こうした非正規社員時に初めて購入したという人も、合計すると15%を超えています。

・初購入時の年収
~199万円:3.0%
200万円台:3.4%
300万円台:15.6%
400万円台:20.8%
500万円台:24.3%
600万円台:13.0%
700万円台:8.9%
800万円台:4.3%
900万円台:2.8%
1,000万~1,499万円:3.4%
1,500万~1,999万円:0.5%

初めてマンションを購入した際の自身の年収はどれくらいだったか尋ねたところ、最多は「500万円台」の24.3%で、これに次ぐのが「400万円台」の20.8%でした。3位は「300万円台」の15.6%で、目立った高収入層ではない、およそ一般的な会社員女性が購入を決めているといったさまがみえてきます。

・初購入の理由
家賃や更新料がもったいない:56.7%
資産として残せる:54.7%
快適で安全に暮らせる家が欲しい:47.4%
毎月の返済が家賃程度なので買えると思った:44.8%
賃貸では将来が不安:38.2%
分譲マンションの方が設備仕様が良い:36.8%
分譲マンションの方が耐震性・耐久性・遮音性が良い:25.9%
分譲マンションの方がセキュリティや管理が安心:25.2%
一人暮らしするなら賃貸より購入と思った:23.1%
将来は貸して家賃収入を得たい:22.9%
分譲マンションの方が広くて収納が多い:14.9%
分譲マンションに住みたいと思った:9.4%
頑張っている自分へのご褒美:5.5%

初めてマンションを購入した際の購入理由を複数回答可で選択してもらうと、「賃貸の家賃や更新料がもったいないと思ったから」が最多の56.7%で、次いで「資産として残せるから」の54.7%、「快適で安全に暮らせる家が欲しかったから」の47.4%などと続きました。「毎月の返済が家賃程度などで買えると思った」からという人も44.8%と多くなっています。

まとまったお金として家賃を“捨てる”ように消費してしまうより、購入を決めて資産として残したい、将来にわたって安心できる住まいとして確保したいと考える女性が多いようです。

そのほか、分譲マンションの方が、賃貸物件よりも設備仕様や耐震性、セキュリティといった面で優れた点があると考える向きや、「将来は貸して家賃収入を得たい」という投資を意識する向きもみられています。

・初購入時の不安
購入後にローンをずっと払い続けられるか:43.9%
購入後にマンションの資産価値が落ちて損をしないか:21.7%
購入後に病気や失業をしないか:10.7%
とくになし:10.3%
地震や大雨などで建物が壊れないか:9.1%
結婚時の足かせにならないか:2.1%
その他:2.3%

購入時に最も不安だったことを尋ねた結果では、「ローンを払い続けられるか」が最多の43.9%で圧倒的に多く、次いで「購入後にマンションの資産価値が落ちて損をしないか」という心配の21.7%となりました。無理のない購入計画か、資産性はどうか、合理的な判断をしたいと考えている堅実さがみられます。

女性が不動産を購入すると、一人で生きていく姿勢を決めたかのように考えられた時代はもはや過去といえ、「結婚する際の足かせにならないか」と不安視した人は、わずか2.1%にとどまりました。

購入マンションは3,000万円台が約4割
・マンション選びの重視点
駅距離:74.2%
エリア・沿線:74.1%
間取り:65.9%
資金計画:64.8%
周辺環境:55.1%
設備・仕様:51.9%
部屋の方角・眺望・日当たり:48.8%
通勤時間:45.8%
広さ:38.5%
収納性:34.6%
外観デザイン:13.5%
不動産会社・管理会社の知名度:12.8%
共用施設:4.3%
その他:4.8%

マンションを選ぶ際に重視した点を複数回答可で選択してもらうと、「駅距離」が74.2%でトップ、僅差で「エリア・沿線」の74.1%が2位になりました。3位は「間取り」で65.9%、4位に「資金計画」の64.8%、5位「周辺環境」の55.1%で、6位「設備・仕様」の51.9%までが半数超えになっています。

資産価値の高いマンション条件となる「新築、駅近、都心」を念頭に、立地や間取りなど基本条件がしっかり押さえられており、コストパフォーマンスが高く、資産価値が下がりにくい物件を強く求めていることが分かりました。

「広さ」は38.5%と意外に支持が低くなったほか、「外観のデザイン」や「共用施設」なども下位に沈んでいます。

・購入マンションの価格
~1,000万円未満:1.8%
1,000万~1,999万円:6.9%
2,000万~2,499万円:8.0%
2,500万~2,999万円:19.9%
3,000万~3,499万円:23.6%
3,500万~3,999万円:17.9%
4,000万~4,499万円:10.7%
4,500万~4,999万円:4.4%
5,000万~5,499万円:2.1%
5,500万~5,999万円:1.4%
6,000万円以上:3.2%

初めて購入したマンションの価格帯としては、「3,000万~3,499万円」が最多の23.6%で、次いで「2,500~2,999万円」の19.9%、「3,500万~3,999万円」の17.9%となっていました。2,000万円台後半から3,000万円台がメインで、3,000万円台が4割超を占めます。一方、5,000万円以上の物件購入者も合計6.7%と、一定数みられました。

・マンション購入後の変化
心が豊かになりゆとりができた:40.5%
将来の不安や心配が減った:33.9%
毎日が楽しく充実している:30.6%
気持ちが前向きになった:26.6%
とくになし:22.9%
健康な生活を送るようになった:17.4%
収入や役職が上がった:12.1%
何にでも積極的に行動するよう自信がついた:11.4%
趣味が増えた:7.8%
資格を取った(またはそのために勉強中):7.1%
パートナーができた:5.2%
交友関係が広がった:5.0%
きれいになったと言われることが多い:3.7%

マンションを購入してから起きた変化には、どのようなものがあるか複数選択可で回答してもらうと、「心が豊かになりゆとりができた」という人が40.5%で最も多く、「将来の不安や心配が減った」が2位で33.9%、「毎日が楽しく充実している」が続く3位の30.6%などとなりました。

ポジティブな気持ちの変化を感じている人が多く、積極性が増したためか「収入や役職が上がった」という人も12.1%にのぼりました。趣味が増えたり、交友関係が広がったりといった変化を報告する人もみられています。

・価格が上昇しても欲しいマンション設備
浴室換気乾燥機:58.8%
玄関の姿見ミラー:44.4%
3つ口ガスコンロ:38.7%
布団収納:34.3%
床暖房:34.1%
シューズクローク:29.0%
対面キッチン:25.6%
食器洗浄乾燥機:25.2%
トイレ手洗い器:22.6%
ディスポーザ:19.5%
スライディングドア:14.6%
ミストサウナ:12.1%
玄関フック:10.5%
スリッパかけ:2.7%

マンションを購入する上で、多少価格が上がってしまっても付けて欲しいと思う理想の設備を複数回答可で尋ねた結果では、「浴室換気乾燥機」が58.8%でトップになり、次いで「玄関の姿見ミラー」の44.4%、「3つ口ガスコンロ」の38.7%などとなりました。姿見やコンロへのこだわりは、女性ならではのポイントかもしれません。

一方、意外に少なかったのは「食器洗浄乾燥機」の25.2%や、「ディスポーザ」の19.5%、「ミストサウナ」12.1%といった設備です。これらはむしろ未婚男性や既婚者に需要が高いものとなってきているとされ、やや一般イメージとのずれがある可能性も考えられました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)
(調査内容・【一般社団法人女性のための快適住まいづくり研究会】より)


▼外部リンク

一般社団法人女性のための快適住まいづくり研究会 ホームページトップ
https://kaiteki.gr.jp/

PAGE TOP