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【pickupニュース】LIFULLの最新版住みたい街ランキングが公開に!

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新型コロナで変わる住みたい街、LIFULLの2021年版ランキング発表
不動産・住宅の総合情報サイト「LIFULL HOME'S」を運営する株式会社LIFULL(以下、LIFULL)は9日、「LIFULL HOME'S」に掲載された物件のうち、ユーザーから実際になされた問い合わせ数をもととする「2021年 LIFULL HOME'S 住みたい街ランキング」を作成し、その結果を公開しました。

調査期間は2020年1月1日~2020年12月31日で、「LIFULL HOME'S」ユーザーを対象とし、同サイトに掲載された賃貸物件・購入物件から問い合わせの多かった駅名をそれぞれ集計し、人気の街をランキング化しています。

なお集計は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県を対象とする「首都圏版」、大阪府、京都府、兵庫県の2府1県が対象の「関西版」、愛知県、岐阜県、三重県の3県を対象とする「中部版」、福岡県が対象の「九州版」と4つに分けて行われました。

・首都圏版借りて住みたい街ランキング(1LDK平均家賃)
1位 本厚木(小田急小田原線/神奈川県):約71,000円(前回比+3)
2位 大宮(JR東北新幹線ほか/埼玉県):約90,000円(前回比+3)
3位 葛西(東京メトロ東西線/東京都):約97,000円(前回比-1)
4位 八王子(JR横浜線ほか/東京都):約78,000円(前回比+3)
5位 池袋(JR山手線ほか/東京都):約139,000円(前回比-4)
6位 千葉(JR総武線ほか/千葉県):約79,000円(前回比+8)
7位 蕨(JR京浜東北・根岸線/埼玉県):約82,000円(前回比+4)
8位 三鷹(JR中央線ほか/東京都):約121,000円(前回比+9)
9位 柏(JR常磐線ほか/千葉県):約74,000円(前回比+7)
10位 川崎(JR東海道本線ほか/神奈川県):約107,000円(前回比-7)

まず、首都圏版の「借りて住みたい街」ランキングを集計すると、1位は神奈川県の「本厚木」駅でした。1LDKの平均家賃相場は約71,000円です。2020年の前回調査結果から3つ順位を上げ、トップに躍り出ました。

新型コロナの感染拡大から物件検索や問い合わせにも大きな影響が及び、テレワークやオンライン授業が広がる中、とくに比較的住み替えがしやすい賃貸ユーザーの場合、郊外化が顕著となり、都心近郊の人気エリアをおさえて郊外の「本厚木」が1位に輝きました。

本厚木駅は新宿駅まで乗り換えなしで1時間、横浜駅まで40分でアクセス可能など、都外であるもののアクセスが良く、市内には東名、新東名、圏央道といった高速道路も走っており、高い交通利便性が確保されています。

中心市街地では再開発事業も進み、駅近マンションの建設など賑わいとさらなる利便性が生まれてきている点でも注目となっています。公共施設の多さや子育て支援の手厚さ、週末には気軽にアウトドアも楽しめるといった点も、住民から高評価を得ています。

2位には、やはり前回から3つ順位を上げた「大宮」駅がランクインしました。こちらの平均家賃は90,000円です。多くの路線が乗り入れる利便性の高い埼玉県の駅であり、近隣商業施設も豊富、やはり交通利便性と生活利便性の高い郊外の街として人気を集めました。

3位は前回からワンランクダウンの「葛西」駅です。平均家賃は97,000円、東京都からは最も高い順位に入っています。都内でもやはり臨海地域としてやや都心からは離れるほか、お洒落な雰囲気や再開発などで比較的高い人気を保ったと考えられました。

4位は「八王子」駅で、前回より3ランクアップ、平均家賃相場は約78,000円でした。5位に「池袋」がランクインしましたが、前回まで4年連続1位の座を保ってきたところからの4ランクダウンで、やはりコロナ禍の影響が大きかったとみられました。

池袋と同様の傾向として、前回3位だった「川崎」駅が10位に、6位だった「三軒茶屋」駅が16位に、9位だった「吉祥寺」駅は18位にまでダウンするなど、都心周辺の人気エリアは軒並み順位を下げています。

これらに代わり、6位の「千葉」駅や8位の「三鷹」駅、9位の「柏」駅、12位の「西川口」駅、13位「船橋」駅、14位「町田」駅といったエリアは、準近郊・郊外で前回から5つ以上のランクアップとなりました。中でも都心方面へ乗り換えなしでアクセス可能な路線沿いの駅は人気が高く、トップの本厚木駅を筆頭に、千葉駅や柏駅、町田駅などがその典型でしょう。

「借りる」は郊外、「買う」は都心と郊外の二極化
・首都圏版買って住みたい街ランキング(2LDK中古マンション平均価格)
1位 勝どき(都営大江戸線/東京都):約6,175万円(前回比横ばい)
2位 白金高輪(東京メトロ南北線ほか/東京都):約7,589万円(前回比+17)
3位 本厚木(小田急小田原線/神奈川県):約1,816万円(前回比+8)
4位 三鷹(JR中央線ほか/東京都):約3,702万円(前回比-1)
5位 北浦和(JR京浜東北・根岸線/埼玉県):約1,711万円(前回比-1)
6位 八王子(JR横浜線ほか/東京都):約1,831万円(前回比横ばい)
7位 柏(JR常磐線ほか/千葉県):約1,820万円(前回比+8)
8位 目黒(JR山手線ほか/東京都):約6,434万円(前回比+13)
9位 恵比寿(JR山手線ほか/東京都):約9,203万円(前回比-7)
10位 東京(JR東海道新幹線ほか/東京都):約8,870万円(前回比-5)

首都圏版の買って住みたい街ランキングでは、1位に前回と同じ「勝どき」駅が選ばれました。都営大江戸線の東京都に位置する駅で、2LDKの中古マンション平均販売価格は約6,175万円となっています。

同駅周辺にはオリンピックのレガシーとなる選手村跡地の大規模プロジェクトが進行中となっており、その動向も含め高い関心を集めています。

2位には、前回の19位から大きくジャンプアップし、「白金高輪」駅がランクインしました。こちらは2LDK中古マンションの平均相場が約7,589万円となっています。210位から今回19位とトップ20入りを果たし、顕著な順位の上昇を記録した「牛込柳町」駅と同様、話題性の高い分譲物件があったことが上位ランクインの主因とみられました。

注目される分譲があれば、コロナ禍であっても都心一等地の人気と関心度の高さは衰えていないことが分かります。アフターコロナ時代を想定し、利便性と資産性の高い物件を今のうちに購入しておきたいニーズや、コロナ禍だからこそ公共交通機関の利用を避けて都心周辺で生活したい職住近接ニーズの高まりも都心人気の後押しとなった可能性があるでしょう。

一方で、3位には借りて住みたい街ランキングでトップだった「本厚木」駅がこちらにもランクイン、前回から8つ順位を上げてのトップ3入りとなりました。また6位には「八王子」駅が、7位には8つ順位を上げた「柏」駅が入るなど、テレワークの普及により都心の感染リスクを避けた準郊外エリアの人気も高まっています。

これらエリアの比較的安価な物件に、都心周辺の賃貸物件から購入・転居するケースも増えているといい、新型コロナによる志向と意識の変化がみられました。

全体として、住み替えのしやすい賃貸ユーザーでは、準近郊・郊外の人気が高まり、一定の交通利便性は確保されながらも都心からは距離を置く脱・都心、郊外派が増加しました。都心と同様の広さでより安価に住める物件へという動きが目立ったのもポイントと指摘されています。

これに対し、購入ユーザーでは簡単に買い替えできないという背景もあり、コロナ禍だからと一度に郊外化が進むのではなく、ニーズはなお日々の利便性と資産性重視で、都心や周辺人気エリアに中心がありました。

もちろん感染リスクを軽視しているわけではなく、資産性がある程度維持されると見込まれる準近郊のベッドタウンへの関心は、例年よりも高まりました。結果として、都心周辺の利便性と高い資産性のあるエリアと、生活利便性が確保され安心してゆったり暮らせる準近郊のエリアに、人気が二極化するものとなっています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社LIFULL プレスリリース
https://lifull.com/news/19447/

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