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【pickupニュース】19年12月、港区・渋谷区のM募集賃料が過去最高に

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LMCが都心主要5区賃貸マンションの最新動向を発表
リーシング・マネジメント・コンサルティング株式会社(LMC)は1月31日、2019年12月末時点における都心主要5区の賃貸マンションデータをとりまとめ、公開しました。同社が有するマーケットデータファイルのエリア版をもとに作成された資料で、坪単価や礼金の最新動向を知ることができます。

・都心主要5区の人口/世帯数動向
【人口】
中央区:167,366人(前月比+316人)
港区:260,025人(前月比+181人)
渋谷区:234,814人(前月比-108人)
新宿区:350,428人(前月比-111人)
千代田区:65,828人(前月比+113人)

【世帯数】
中央区:92,390世帯(前月比+110世帯)
港区:139,441世帯(前月比-5世帯)
渋谷区:142,636世帯(前月比-105世帯)
新宿区:218,629世帯(前月比-163世帯)
千代田区:37,572世帯(前月比+52世帯)

不動産・賃貸市場においては、該当エリアの人口や世帯数の推移が、しばしば動向を占う重要な要素となります。そこで、2019年12月1日時点の都心5区における人口と世帯数をみると、人口は前月に比べ、渋谷区と新宿区がいずれも110人程度減少していました。都心5区で減少がみられるのは、久々のこととなります。

一方、中央区では316人とややまとまった増加がみられ、167,366人となっていました。港区、千代田区も、それぞれ181人、113人の増加になっています。

世帯数では、人口減少があった渋谷区と新宿区に加え、港区も前月比で-5とごくわずかながら減少に転じていました。それに対し、中央区は100世帯増加して92,390世帯に、千代田区は52世帯増加して37,572世帯となっています。

高騰が続く坪単価、港区と渋谷区は礼金も上昇
・平均募集坪単価の推移
中央区:前月比+129円、前年同月比上昇
港区:前月比+509円、前年同月比上昇(坪単価19,892円)
渋谷区:前月比+35円、前年同月比+1,473円(坪単価18,508円)
新宿区:前月比-28円、前年同月比上昇
千代田区:前月比-281円、前年同月比上昇

2019年12月末時点における各区の平均募集坪単価は、新宿区と千代田区で前月より下落したものの、残る3区は前月比で上昇、前年同月比では全5区が上昇していました。引き続き高水準で推移していることがうかがわれます。

都心5区中でも最も高水準な港区は、前月よりさらに509円上昇し、坪単価で19,892円となりました。2万円台も間近とする価格で、集計開始以来の最高値を記録しています。また、港区に続く高さを誇る渋谷区も、前月より35円、前年同月より1,473円上昇し、坪単価18,508円となりました。こちらも過去最高値まで高騰してきています。

一方、前月に渋谷区と並ぶ高水準まで上昇していた千代田区は、前月比で281円の下落に転じました。新宿区は前月比で28円の下落となり、直近でマイナス傾向が続いていますが、下げ幅はごくわずかでほぼ横ばいの推移といえます。

中央区は緩やかな伸びをみせてきており、今期も前月比で129円の上昇、前年同月比でもプラスとなり、新宿区との差をごくわずかなところまで縮めてきました。

・平均募集礼金の推移
中央区:前月比-0.02カ月(-2.9%)、前年同月比下落
港区:前月比+0.01カ月(+1.2%)、前年同月比上昇
渋谷区:前月比+0.06カ月(+7.6%)、前年同月比上昇
新宿区:前月比+0.11カ月(+17.2%)、前年同月比下落
千代田区:前月比+0.13カ月(+17.6%)、前年同月比下落

礼金については、前月比で中央区のみ下落、その他4区はすべて上昇していました。前年同月比では、中央区と新宿区、千代田区が下落し、港区と渋谷区が上昇しています。坪単価に比べ、乱高下がみられる礼金推移ですが、何カ月分かで分析すると、いったん大きく開いていた各区の差は、再び縮まりつつあるようです。

高めの港区は前月より0.01カ月上昇し、わずかですが前月までのマイナス傾向から再びプラスに転じました。千代田区も前月より0.13カ月と上昇、率にして17.6%の大幅プラスになっています。前年同月に比べるとマイナスですが、都心5区中ではトップクラスの高さにあります。

渋谷区も前月より0.06カ月増え、やや高めとなりました。都心5区の中でも礼金は安い傾向にあった新宿区は、今回前月より0.11カ月アップし、率にして17.2%の2桁増で、中央区を上回るものとなっています。平均0.7カ月未満と、最も低い水準の中央区は、前月よりさらに0.02カ月減少、下落傾向を続けました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


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