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【pickupニュース】19年3Qの私募REIT、31投資法人に増加

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ARESが四半期ごとの私募REITレポートを公開
一般社団法人不動産証券化協会(ARES)は24日、2019年9月末を基準とする私募REIT市場の動向をまとめた「私募リート・クォータリー」を発表しました。私募REITの資産運用会社から提供されたデータをもとに作成しているレポートで、2016年から四半期ごとに公開されています。

なお、この調査で対象とされる「私募REIT」とは、非上場で、投資信託協会規則に定める「不動産投資等」かつ「オープン・エンド型の投資法人」に該当し、運用期間の定めがないものを指すとされています。

・私募REIT市場動向
投資法人数:31投資法人(前期比+2、前年同期比+3)
資産総額:3兆3,125億円(前期比+3.5%、前年同期比+16.4%)
物件数:821物件(前期比+26、前年同期比+120)
出資総額:1兆9,880億円(前期比+5.3%、前年同期比+16.0%)

2019年9月末時点の私募REIT投資法人数は、前期の6月に比べ2投資法人、前年同期に比べると3投資法人多い31投資法人でした。保有物件の取得価格合計にあたる資産総額は、前期より1,127億円、率にして3.5%、前年同期より4,657億円、率にして16.4%増加し、3兆3,125億円となっています。

物件数も前期比で26、前年同期比で120のまとまった増加となり、821物件を数えました。投資口の払込金額を合計することで算出した出資総額は1兆9,880億円で、前期より999億円、率にして5.3%、前年同期より2,744億円、16.0%の増加になっています。いずれの項目も堅調な推移で伸びており、私募REIT市場の拡大傾向が確認されます。

物件数では賃貸住宅が、資産総額ではオフィスがトップ
・保有物件のアセットタイプ
【物件数】
オフィス:185
賃貸住宅:349
商業施設:103
物流施設:93
その他:91

【資産総額】
オフィス:1兆5,171億円(45.8%)
賃貸住宅:6,108億円(18.4%)
商業施設:3,961億円(12.0%)
物流施設:5,341億円(16.1%)
その他:2,544億円(7.7%)

保有物件のタイプ内訳をみると、物件数では「賃貸住宅」が最多で349物件、全体の約43%を占めていました。次いで多いのは「オフィス」の185物件で、3位が「商業施設」の103物件と続きます。「物流施設」は93物件でした。

一方、これを資産総額でみると、トップは「オフィス」の1兆5,171億円で、全体の45.8%を占めています。「賃貸住宅」は2位で6,108億円のシェア18.4%、「物流施設」がこれに続き、5,341億円で全体の16.1%でした。「商業施設」は3,961億円で、12.0%となっています。

・投資家分布状況
年金:20.2%
中央金融法人:26.9%
地域金融機関:37.5%
事業会社等:15.4%

投資法人における投資家属性別の投資口保有比率を出資総額で加重平均し、分布状況を百分率で算出すると、最も多いのは「地域金融機関」で37.5%、次いで多いのが「中央金融法人」の26.9%でした。以下「年金」が20.2%、「事業会社等」が15.4%と続きます。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はARES「私募リート・クォータリー」公開資料より)


▼外部リンク

一般社団法人不動産証券化協会 「私募リート・クォータリー」資料提供ページ
https://www.ares.or.jp/action/research/index.html#preit

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