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【pickupニュース】所有不動産、相続を避け生前売却の意向が3分の1

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余裕をもって考えたい、「不動産の終活」についてリビンマッチが調査
リビン・テクノロジーズ株式会社は23日、同社が運営する不動産関連の総合比較査定サイト「リビンマッチ」のユーザーを対象としたアンケートとして、「不動産の終活」に関する調査を実施、その結果をとりまとめて公開しました。

調査は、不動産を所有しており「リビンマッチ」を利用する、全国の50歳以上を満たす男女で、任意で回答するインターネットアンケート方式により、2019年9月25日~10月15日に実施、175人から有効回答を得たものとなっています。なお、回答者の年齢内訳は下記のようになっていました。

・回答者年齢
50代:75人
60代:71人
70代以上:29人

・所有不動産の種類
自宅(戸建て):65.7%
土地:27.4%
自宅(マンション):24.0%
農地:7.4%
区分マンション:5.7%
山林:5.1%
駐車場:4.6%
1棟アパート:4.0%
ビル:1.1%
その他:0.0%

まず、所有している不動産についてその種類を複数回答可で尋ねたところ、最も多いのは「自宅(戸建て)」で65.7%、次いで「土地」が27.4%、「自宅(マンション)」の24.0%となりました。

以下は「農地」の7.4%、「区分マンション」5.7%などとなり、山林や駐車場、1棟アパートも5%前後で所有されています。

・終活の認知度
知っている:83.4%
聞いたことがあるがよくわからない:10.9%
知らない:5.7%

続いて「終活」という言葉の認知度をみると、比較的最近の言葉ながら「知っている」が8割を超え、あまりよく内容を理解していない「聞いたことがある」だけの人も含めると、95%近くにものぼりました。

・終活実施の意識
すでにしている:10.3%
しなければならないと思っている:71.4%
するつもりはない:11.4%
わからない:6.9%

認知度の高い「終活」ですが、実際の現状としては、「いずれしなければならないと思っている」ものの未実施の人が71.4%と圧倒的に多く、「すでにしている」人、「するつもりはない」と決めている人は、いずれも1割程度でした。

まさかウチに限って・・・相続争いへの対策は本当に大丈夫?
・所有不動産に対する終活
売却する:33.7%
法定相続する:8.6%
生前贈与する:4.6%
遺言書を書いた:1.7%
共有名義を解消する:0.6%
寄付する:0.0%
検討中:22.9%
とくにまだ考えていない:40.0%

所有する不動産について、自分の死後を見据えた行動として、どのような「終活」を行っているか、具体的に尋ねた結果では、「とくにまだ考えていない」人が40.0%と多く、「検討中」も22.9%で、約63%の人が決めかねている状況でしたが、それを除くと「売却する」が33.7%とトップで、他界する前に現金化することを望んでいる人が、全体の3分の1にものぼることが明らかとなりました。

「法定相続する」は8.6%、「生前贈与」が4.6%で、「遺言書を書いた」人は1.7%にとどまっています。一方、争いを避ける対策でしょう、少数ですが「共有名義を解消する」という回答もみられました。

・遺言書なしなら家族が相続争いをする?
すると思う:13.1%
しないと思う:86.9%

遺言書を残さなかったとして、自分の死後に家族が相続争いをすると考えられるかどうか、尋ねると、「すると思う」人は13.1%で、「しないと思う」が86.9%とこれを大きく上回りました。特別の対策をとらなくとも、我が家は大丈夫と感じる人が多いようです。

・相続争いにならないと思う理由
そこまでの資産がない:50.7%
争う人がいない:35.5%
仲が良いのでうちに限ってない:15.1%
遺言書は書いていないが遺志は伝えてある:10.5%
1億超の遺産があり対策済み:0.7%
その他:0.7%

相続争いは「しないと思う」と回答した人に、なぜそう考えるか理由を問うた結果では、「そこまでの資産がない」が50.7%と過半にのぼりました。相続争いは相当な遺産があるケースに限られるというイメージが強いのかもしれません。しかし実際には限られた資産の一般家庭でも、いざこざは発生しています。

2位は「争う人がいない」の35.5%、「家族の仲が良いのでうちに限ってない」が3位の15.1%でした。本人が考えている以上に、相続に関係してくる人は多かったり、普段は仲が良くとも遺産をどう相続するかは、家族それぞれにとって個人的な想いもあり非常に重要なことであるため、意見が分かれてしまったりすることもあり得ます。

不動産はそもそも分割が難しいものであり、まとまった資産の代表的なものであることから、より丁寧な相続対策を考えておくことも必要でしょう。穏やかな家族の暮らしが続いていくよう、この機会に不動産の「終活」にも向き合っていくとよいかもしれません。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)
(調査内容・リビンマッチ調べ)


▼外部リンク

リビン・テクノロジーズ株式会社 プレスリリース
https://www.lvnmatch.com/

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