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【pickupニュース】18年のリフォーム市場、前年比微減の6.2兆円

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矢野経済研究所が住宅リフォーム市場に関する調査結果を公開
株式会社矢野経済研究所は9日、2018年の住宅リフォーム市場に関する調査結果をとりまとめ、データの提供を開始しました。調査期間は2018年10~12月の18年第4四半期、対象は各種統計データと住宅リフォーム事業者で、矢野経済研究所の専門研究員による市場規模算出と文献調査から分析が行われています。

この調査におけるリフォーム市場には、「10平米超の増改築工事」、「10平米以下の増改築工事」、「設備修繕・維持関連」、「家具・インテリア等」の4分野が含まれるとされ、住宅の躯体・設備などの修理、修繕、改装といった工事サービスなどが対象になっています。

また、参考とされたデータには、国土交通省の「建築着工統計」、総務省の「家計調査年報」、「住民基本台帳」、国立社会保障・人口問題研究所による「日本の世帯数の将来推計(全国推計)」があります。

・2018年第4四半期リフォーム市場
市場規模:1兆9,140億円(前年同期比+10.7%)

・2018年の年間リフォーム市場概況
市場規模:6兆2,165億円(前年比-0.9%)

2018年第4四半期におけるリフォーム市場の規模は、1兆9,140億円(速報値)で、1億5,000万円台を下回った第3四半期から回復傾向をみせたほか、前年同期と比較しても10.7%の伸びとなり、比較的活況な市場動向となりました。

ただし、比較対象となっている2017年第4四半期は、前年比で大きくマイナスになったシーズンであったことから、より中長期的観点となる直近5年のデータを参照すると、今回の市場規模もほぼ平均的なものといえます。

また、2018年の通年でみた市場規模は、6兆2,165億円(速報値)となり、前年比で0.9%の減少になっていました。2014年で6.7兆円規模となっていた市場規模は、その後緩やかに縮小、2016年以降では短期的な増減がみられるものの、年間ではおよそ6.2兆円規模での推移を記録するものとなっています。

2019年は駆け込み需要で増加の見通し
・2018年分野別動向
増改築工事:前年比-4.2%
設備修繕・維持:前年比-0.2%
家具・インテリア:前年比-2.5%

2018年の住宅リフォーム市場について、分野別で2017年との比較を行うと、10平米以下、10平米以上の合計でみた「増改築工事」は4.2%の減少となり、ややまとまったマイナスになっていました。

これに対し「設備修繕・維持」分野は0.2%の微減で、ほぼ横ばいの値になっています。「家具・インテリア」は2.5%の減少でした。いずれもマイナス水準の成長率で、伸び悩みも感じられるものの、先述のように全体の市場規模では3年連続の横ばい傾向を維持しており、底堅いニーズのある市場であることがあらためて確認されています。

・2019年の展望
市場規模見込み:約6.3~6.6兆円
消費税率引き上げに向けた駆け込み需要の顕在化で緩やかに上昇か

2019年の見通しとしては、通年の市場規模が約6.3~6.6兆円の推移になることが予測され、2018年を上回るものとみられています。先行き不透明な中での景気減速や株価下落といった市場環境の悪化、建築費高騰などマイナス要因も見込まれますが、まとまった支出になるリフォームでは、2019年10月に予定されている消費税率引き上げに伴い、駆け込み需要が徐々に顕在化する可能性が高く、緩やかな上昇へ向かうと考えられました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社矢野経済研究所 プレスリリース
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/2129

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