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信託不動産の登記簿記載の例


家族信託の財産に不動産が含まれる場合、その不動産に家族信託が設定されたことを登記する必要があります。この登記のことを信託登記といいます。

信託登記が必要な理由

家族信託は、あなたの財産の所有権を信頼できる親族・家族に一旦移転した上で財産管理を任せるものです。しかしながら親族・家族はあなたの財産管理を任せられただけであり、例えば親族・家族の債権者が信託財産に強制執行することはできません。

親族・家族が、一旦所有権の移転を受けて財産管理を任せられたこと、但し、親族・家族の債権者は信託財産に強制執行できないことを、第三者に対して示し、財産保全のために信託登記をする必要があります。

この登記事項は「信託目録」に登記されます。尚、これらの登記事項に変更が生じた場合は、変更登記を申請しなければなりません。不動産の権利に関する登記については登記義務が課されていませんが、これはその例外という事になります。

 

 

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