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【pickupニュース】不動産売却体験、コロナ禍でも大きな変化なし?

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不動産売却の理由や満足度はコロナでどう変わった?Speeeが調査
不動産売却と査定サービスの「イエウール」や優良不動産会社に特化する不動産査定サービス「すまいステップ」、不動産会社の評判サービス「おうちの語り部」などを運営し、不動産DX事業などを手がける株式会社Speee(以下、Speee)は24日、コロナ禍の不動産売却市場に関するアンケート調査を実施、その結果をとりまとめて公開しました。

2020年4月に最初の緊急事態宣言が発出され、私たちの生活は新型コロナウイルス感染症のパンデミック発生により、大きな変化を余儀なくされました。2020年4月~6月のGDPは年率換算で前期比マイナス28.6%となるなど、歴史的急落を記録、経済活動の全般的停滞も顕著になったことは言うまでもありません。

こうした中で、不動産売却市場にはどういった影響があったのか明らかにすべく、感染拡大前の2019年4月1日以降に売却を開始し2020年3月1日までに売却を完了させた人と、感染拡大後の2020年4月1日以降に売却を開始、2021年3月31日までに売却を完了させた人のそれぞれにアンケートを行っています。

調査は、「おうちの語り部」ユーザーで条件を満たす23歳~93歳の全国男女を対象に、インターネットリサーチ方式で実施、感染拡大前ユーザーの1,348人、感染拡大後のコロナ禍ユーザーの601人から有効回答を得ました。

・不動産売却の理由
【感染拡大前売却】
住み替え:35.8%
資産整理:24.1%
相続:13.8%
金銭的理由:7.3%
転職・転勤:7.2%
離婚:7.2%
その他:4.7%

【感染拡大後売却】
住み替え:38.4%
資産整理:20.8%
相続:15.6%
金銭的理由:7.2%
転職・転勤:6.0%
離婚:9.0%
その他:3.0%

まず、不動産売却の理由について、それぞれ調べたところ、感染拡大前、拡大後のいずれも最も多いのは「住み替え」で、拡大前が35.8%、拡大後が38.4%でした。これに次ぐのが「資産整理」の24.1%、20.8%で、3位は「相続」の13.8%、15.6%となっています。

トップ3が同じ顔ぶれと順位、同程度の割合になったほか、それ以下の理由をみても、感染拡大前後で大きな変化はみられませんでした。やや「離婚」の割合が拡大後で上昇、「転職・転勤」の割合が拡大後に低下した程度です。

売却については大きな変化なし、変化したのはユーザー期待値と不動産会社の対応か
・不動産売却の満足度
【感染拡大前売却】
満足(4点以上):73.7%
どちらでもない(3点以上4点未満):19.4%
不満(3点未満):約6.9%

【感染拡大後売却】
満足(4点以上):72.7%
どちらでもない(3点以上4点未満):20.0%
不満(3点未満):7.3%

続いて「売却価格の満足度」、「売却スピードの満足度」、「企業・社員の対応の満足度」の3項目をそれぞれ5点満点で採点してもらい、その平均を満足度として満足度4点以上を「満足」、3点以上4点未満を「どちらでもない」、3点未満を「不満」として調査しました。

すると、感染拡大前後のいずれにおいても「満足」となるユーザーが7割を超え73%前後、「どちらでもない」が約2割で、「不満」は7%程度にとどまっていました。不動産売却体験における満足度は、新型コロナの流行前後であまり変化していないと分かります。

このように、売却理由や満足度からみると、新型コロナの不動産売却に対する影響はほとんど生じていないようにも見えますが、売主のフリーコメントでは、売却期間が長引いたり、多少値下げを余儀なくされたりする面があったとの声もありました。

しかし、いずれも緊急事態宣言中だから、コロナ禍という特殊な状況下だからという理由で納得できており、そもそも順調にいかないことは織り込み済みであったようです。

また、不動産会社側の対応として、感染に配慮しながらリアルで対応してもらえた、コロナ禍で市場が流動化する前に早期に売却することを優先してもらい迅速に売却プロセスが進んだなど、コロナ禍として工夫がなされていたことをうかがわせるユーザーからのコメントも目立ちました。

こうしたことから、今回の調査結果における変化の小ささは、コロナ禍という特殊な状況を踏まえ、ユーザー側で期待値が変化した状態がベースにあったこと、不動産会社側で対応の工夫がなされていたことなどが影響した可能性があるとみられています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社Speeeによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000078.000014788.html

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