収益物件
2021/08/01
【pickupニュース】東京SOHOオフィス、平均賃料は1人あたり約7万円
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調査は、「SOHOオフィスナビ」で募集中の物件を対象に、2021年7月23日~7月24日の期間で実施、対象エリアは事務所及びSOHOマンションが都心5区と山手線から外に2駅まで、レンタルオフィスとシェアオフィスは都心5区と豊島区としています。賃料では、事務所及びSOHOマンションで15万円以上、レンタルオフィス・シェアオフィスでは10万円以上の物件が対象になりました。
なお「事務所」とは一般のオフィスビルを指し、「SOHOマンション」は事務所としての利用が相談可能なマンション物件、「レンタルオフィス・シェアオフィス」は広い面積を小割にしてワークスペースとして提供、共用部には会議室やラウンジなどがある物件のことと定義しています。
賃料は、純粋な募集賃料と管理費を合計した金額で集計し、物件種別ごとに分析するものとしました。金額は全て消費税別の額になっています。
・物件種別ごとの平均募集坪単価
全物件合計:坪あたり19,992.3円
事務所:坪あたり20,189.2円
SOHOマンション:坪あたり16,567.2円
まず、物件種別ごとの平均募集坪単価をみると、全物件平均は坪あたり19,992.3円で、約2万円となっていました。「事務所」は坪あたり20,189.2円でやや高く、「SOHOマンション」は坪あたり16,567.2円になっています。
事務所の場合、大型タワービル内の物件などで、坪単価3万円、4万円超といった高額物件がみられるのに対し、SOHOマンションではさほど賃料に物件間の大きな違いがないため、平均するとこのような差になったとみられました。
SOHOマンションは事務所に比べ、風呂やキッチン、廊下などがあり、事務所として使用可能な有効スペースが限られる点も、賃料結果に影響していると考えられています。
・エリア別平均募集坪単価(事務所/SOHOマンション)
渋谷区:24,398.1円(24,561.8円/16,428.0円)
港区:19,709.1円(19,775.9円/15,205.4円)
中央区:20,125.3円(20,177.1円/14,275.4円)
千代田区:20,360.4円(20,413.5円/16,488.7円)
新宿区:20,731.9円(20,802.1円/14,019.4円)
豊島区:16,400.5円(16,451.1円/13,922.1円)
目黒区:18,735.2円(19,348.8円/16,452.6円)
品川区:16,651.8円(16,542.4円/18,355.6円)
文京区:14,667.9円(14,879.7円/11,589.0円)
エリア別に募集賃料の坪単価をみていくと、最も高いのは「渋谷区」で平均24,398.1円でした。渋谷区の高さは際立っており、2位以下とは坪あたり3,500円超の差があります。2万円を超えているのは、続く「新宿区」、「千代田区」、「中央区」の4区でした。
平均で最もリーズナブルなのは「文京区」で坪あたり14,667.9円となっています。ほとんどの区で事務所の賃料がSOHOマンションの賃料を上回った中、唯一「品川区」ではSOHOマンションが事務所の平均賃料を上回り、全体平均でトップの渋谷区をも上回る18,355.6円で最高額を記録していました。
これは品川区の場合、SOHOマンションの募集件数が少なく、対象データが限られた上、2021年の新築物件である「パークハビオ」という高級ブランド物件の空室がそのほとんどを占めたことが原因とみられます。

都心全体:1人あたり70,351.6円
渋谷区:1人あたり79,868.6円
港区:1人あたり66,581.6円
中央区:1人あたり64,218.8円
千代田区:1人あたり81,582.3円
新宿区:1人あたり51,567.9円
豊島区:1人あたり45,670.5円
レンタルオフィスやシェアオフィスの場合、相場をみる際に用いるのは坪単価ではなく、1人あたりの募集賃料で、これを適用すると、東京都心全体では平均70,351.6円となっていました。
区別に集計すると、1人あたりの賃料が最も高いのは「千代田区」の81,582.3円で、次いで「渋谷区」の79,868.6円、3位は「港区」の66,581.6円でした。最も安価なのは「豊島区」で、45,670.5円になっています。
千代田区の場合、丸の内周辺にレンタルオフィスが集中しており、このエリアが高額な賃料水準であるため、区全体の平均値も押し上げられたとみられました。
・オプションによる賃料差
受付有り:76,566.2円
受付なし:38,861.9円
ラウンジ有り:72,531.7円
ラウンジなし:40,941.4円
家具有り:73,808.7円
家具なし:52,532.8円
レンタルオフィスやシェアオフィスのオプション別による平均募集賃料の差を調べたところ、受付の有無による差が最も大きく、「受付有り」では平均1人あたり76,566.2円でしたが、「受付なし」では38,861.9円となり、その差は37,704.3円もありました。受付なしとすることで、率にして49.3%のダウンになっています。
ラウンジの有無もある程度影響が認められ、1人あたりの賃料で31,590.3円の差が生じていましたが、オフィス家具があるかどうかの差はやや小さく、21,275.9円にとどまりました。「家具有り」の場合に比べ、「家具なし」の方が29.9%安い計算です。
受付の場合、設けることでフロントスタッフの人件費も必然的に生じることから、賃料に大きな影響があると考えられました。ラウンジでは、そのスペースも賃料に含まれることとなるため、賃料上昇が発生しているとみられます。
一方、オフィス家具については、一度購入すると、それ以上の費用負担が発生せず、募集する貸主側の負担も小さく抑えられるため、最も賃料への影響は少ない結果になっています。
・レンタルオフィス/シェアオフィスの1人あたり面積
全体平均:3.30平方メートル
レンタルオフィス・シェアオフィスの面積が開示されている物件について、全物件の1人あたり面積を集計し、平均をとると3.30平方メートルになりました。約1坪という結果です。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社アーデントによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000081556.html
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アーデントが東京小規模オフィスの賃料動向を調査
オフィス仲介業を展開し、東京の100坪以下小規模SOHOオフィス専門検索サイト「SOHOオフィスナビ」を運営する株式会社アーデント(以下、アーデント)は7月27日、東京にある小規模オフィスの最新募集賃料データをまとめ、公開を開始しました。調査は、「SOHOオフィスナビ」で募集中の物件を対象に、2021年7月23日~7月24日の期間で実施、対象エリアは事務所及びSOHOマンションが都心5区と山手線から外に2駅まで、レンタルオフィスとシェアオフィスは都心5区と豊島区としています。賃料では、事務所及びSOHOマンションで15万円以上、レンタルオフィス・シェアオフィスでは10万円以上の物件が対象になりました。
なお「事務所」とは一般のオフィスビルを指し、「SOHOマンション」は事務所としての利用が相談可能なマンション物件、「レンタルオフィス・シェアオフィス」は広い面積を小割にしてワークスペースとして提供、共用部には会議室やラウンジなどがある物件のことと定義しています。
賃料は、純粋な募集賃料と管理費を合計した金額で集計し、物件種別ごとに分析するものとしました。金額は全て消費税別の額になっています。
・物件種別ごとの平均募集坪単価
全物件合計:坪あたり19,992.3円
事務所:坪あたり20,189.2円
SOHOマンション:坪あたり16,567.2円
まず、物件種別ごとの平均募集坪単価をみると、全物件平均は坪あたり19,992.3円で、約2万円となっていました。「事務所」は坪あたり20,189.2円でやや高く、「SOHOマンション」は坪あたり16,567.2円になっています。
事務所の場合、大型タワービル内の物件などで、坪単価3万円、4万円超といった高額物件がみられるのに対し、SOHOマンションではさほど賃料に物件間の大きな違いがないため、平均するとこのような差になったとみられました。
SOHOマンションは事務所に比べ、風呂やキッチン、廊下などがあり、事務所として使用可能な有効スペースが限られる点も、賃料結果に影響していると考えられています。
・エリア別平均募集坪単価(事務所/SOHOマンション)
渋谷区:24,398.1円(24,561.8円/16,428.0円)
港区:19,709.1円(19,775.9円/15,205.4円)
中央区:20,125.3円(20,177.1円/14,275.4円)
千代田区:20,360.4円(20,413.5円/16,488.7円)
新宿区:20,731.9円(20,802.1円/14,019.4円)
豊島区:16,400.5円(16,451.1円/13,922.1円)
目黒区:18,735.2円(19,348.8円/16,452.6円)
品川区:16,651.8円(16,542.4円/18,355.6円)
文京区:14,667.9円(14,879.7円/11,589.0円)
エリア別に募集賃料の坪単価をみていくと、最も高いのは「渋谷区」で平均24,398.1円でした。渋谷区の高さは際立っており、2位以下とは坪あたり3,500円超の差があります。2万円を超えているのは、続く「新宿区」、「千代田区」、「中央区」の4区でした。
平均で最もリーズナブルなのは「文京区」で坪あたり14,667.9円となっています。ほとんどの区で事務所の賃料がSOHOマンションの賃料を上回った中、唯一「品川区」ではSOHOマンションが事務所の平均賃料を上回り、全体平均でトップの渋谷区をも上回る18,355.6円で最高額を記録していました。
これは品川区の場合、SOHOマンションの募集件数が少なく、対象データが限られた上、2021年の新築物件である「パークハビオ」という高級ブランド物件の空室がそのほとんどを占めたことが原因とみられます。

レンタルオフィス・シェアオフィスの賃料を最も左右するのは受付の有無
・レンタルオフィス/シェアオフィスの平均募集賃料都心全体:1人あたり70,351.6円
渋谷区:1人あたり79,868.6円
港区:1人あたり66,581.6円
中央区:1人あたり64,218.8円
千代田区:1人あたり81,582.3円
新宿区:1人あたり51,567.9円
豊島区:1人あたり45,670.5円
レンタルオフィスやシェアオフィスの場合、相場をみる際に用いるのは坪単価ではなく、1人あたりの募集賃料で、これを適用すると、東京都心全体では平均70,351.6円となっていました。
区別に集計すると、1人あたりの賃料が最も高いのは「千代田区」の81,582.3円で、次いで「渋谷区」の79,868.6円、3位は「港区」の66,581.6円でした。最も安価なのは「豊島区」で、45,670.5円になっています。
千代田区の場合、丸の内周辺にレンタルオフィスが集中しており、このエリアが高額な賃料水準であるため、区全体の平均値も押し上げられたとみられました。
・オプションによる賃料差
受付有り:76,566.2円
受付なし:38,861.9円
ラウンジ有り:72,531.7円
ラウンジなし:40,941.4円
家具有り:73,808.7円
家具なし:52,532.8円
レンタルオフィスやシェアオフィスのオプション別による平均募集賃料の差を調べたところ、受付の有無による差が最も大きく、「受付有り」では平均1人あたり76,566.2円でしたが、「受付なし」では38,861.9円となり、その差は37,704.3円もありました。受付なしとすることで、率にして49.3%のダウンになっています。
ラウンジの有無もある程度影響が認められ、1人あたりの賃料で31,590.3円の差が生じていましたが、オフィス家具があるかどうかの差はやや小さく、21,275.9円にとどまりました。「家具有り」の場合に比べ、「家具なし」の方が29.9%安い計算です。
受付の場合、設けることでフロントスタッフの人件費も必然的に生じることから、賃料に大きな影響があると考えられました。ラウンジでは、そのスペースも賃料に含まれることとなるため、賃料上昇が発生しているとみられます。
一方、オフィス家具については、一度購入すると、それ以上の費用負担が発生せず、募集する貸主側の負担も小さく抑えられるため、最も賃料への影響は少ない結果になっています。
・レンタルオフィス/シェアオフィスの1人あたり面積
全体平均:3.30平方メートル
レンタルオフィス・シェアオフィスの面積が開示されている物件について、全物件の1人あたり面積を集計し、平均をとると3.30平方メートルになりました。約1坪という結果です。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
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(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社アーデントによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000081556.html
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