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【pickupニュース】首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金、平均約2.35万円

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東日本レインズが最新のマンション管理費等相場調査を実施
公益財団法人東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は5月27日、2020年度の「首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金」にかかる調査結果をとりまとめ、データの公開を開始しました。

・首都圏の管理費と修繕積立金合計
全体平均:23,551円

【地域別】
埼玉県:21,164円
千葉県:22,425円
東京都:24,382円
 東京都区部:24,709円
 東京都多摩:23,000円
神奈川県:23,486円
 横浜・川崎:23,886円
 神奈川他:22,505円

【築年別】
築10年以内:23,739円
築11~20年:26,661円
築21~30年:24,853円
築30年超:20,145円

【規模別】
50戸未満:25,630円
50~99戸:23,495円
100~149戸:23,634円
150~199戸:24,019円
200戸以上:26,283円

2020年度の成約物件における管理費と修繕積立金を合計した金額は、首都圏の全体平均で月額23,551円となっていました。地域別では「東京都」が24,382円で最も高く、とくにそのうちの「東京都区部」が24,709円で全体を引き上げています。

続くのは「神奈川県」の23,486円で、「千葉県」は22,425円、「埼玉県」は21,164円とおよそ1,000円前後ずつ安くなっています。

築年別では「築11~20年」が26,661円と最も高く、次いで「築21~30年」の24,853円、「築10年以内」の23,739円となりました。規模別でみると、最も大規模な「200戸以上」で26,283円と最高額になり、次いで最も小規模な「50戸未満」の25,630円と、両極で高い傾向がみられています。

管理費は経年化で低下傾向、修繕積立金は築11~20年でピーク
・首都圏管理費及び修繕積立金詳細
月額管理費:12,480円
平米あたり管理費:191円
月額修繕積立金:11,071円
平米あたり修繕積立金:169円
管理費対成約単価比率:0.41%
修繕積立金対成約単価比率:0.36%
管理費と修繕積立金の合計対成約単価比率:0.77%

2020年度に東日本レインズを通じて成約した首都圏中古マンションの管理費と修繕積立金について、詳しい内訳をみていくと、月額管理費は平均1戸で12,480円、平米あたりでは191円でした。一方、修繕積立金は月額11,071円、平米あたりで169円が平均になっています。

年間の管理費は、対成約平米単価の0.41%、年間修繕積立金は0.36%で、合計すると0.77%になります。

都県・地域別では、月額修繕積立金の場合、あまり差がなく、最も安い「埼玉県」で10,647円、最も高いのは神奈川県の「横浜・川崎」で11,778円と、1,000円内の差幅に収まりました。

これに対し、月額管理費には差がみられ、最も高い東京都の「東京都区部」は14,010円、最も安い「埼玉県」は10,517円でした。平米あたりでも「東京都区部」は抜きん出て高い234円で、最も安い「千葉県」の148円とは86円もの差があります。

エリアによる管理費と修繕積立金の合計金額差は、主に管理費に由来するといえるでしょう。

・築年別管理費
【月額】
築10年以内:14,746円
築11~20年:13,694円
築21~30年:12,647円
築30年超:9,575円

【平米あたり】
築10年以内:221円
築11~20年:190円
築21~30年:193円
築30年超:167円

管理費は築年別でみた時、経年化が進むにつれて安くなる傾向があり、「築10年以内」では月額14,746円、平米あたりでも221円でしたが、「築11~20年」で月額13,694円に低下し、「築30年超」になると、平均月額で1万円を割り込み、9,575円となっていました。

ただし「築10年以内」の築浅物件である場合、修繕積立金が他のクラスに比べて低く、平均で8,993円、平米あたり135円に抑えられています。築11年以後は、いずれも平米あたり180円台にアップしており、やはりある程度新しい物件では修繕積立金は低めになるようです。

・規模別修繕積立金
【月額】
50戸未満:12,004円
50~99戸:11,218円
100~149戸:11,178円
150~199戸:11,039円
200戸以上:11,714円

【平米あたり】
50戸未満:197円
50~99戸:176円
100~149戸:163円
150~199戸:154円
200戸以上:158円

修繕積立金については、規模別にみた時、「50戸未満」で月額、平米あたりのいずれも最高値で、それぞれ12,004円、197円となっていました。規模が大きくなるほど緩やかに安くなる傾向がみられ、「150~199戸」では月額11,039円、平米あたり154円にまで低下しますが、「200戸以上」では再び上昇、月額が11,714円、平米あたり158円となっています。

なお建築年別にみた傾向では、1970年代と、バブル期の1980年代後半から1990年代前半に建築された物件で、管理費と修繕積立金の年間合計額に対する成約単価比率が高くなっており、2つの山を形成していることが確認されました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

公益財団法人東日本不動産流通機構 プレスリリース
http://www.reins.or.jp/pdf/trend/rt/rt_202105_1.pdf

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