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【pickupニュース】戸建て居住者の約8割が室温に不安や不満、若年層ほどストレス大

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ヒノキヤグループが室温に関する調査を実施
株式会社ヒノキヤグループ(以下、ヒノキヤグループ)は18日、全国の一戸建て居住者を対象として、室温に関する調査を実施し、その結果をとりまとめて公開しました。

コロナ禍での在宅時間増加や戸建て住宅への需要増加傾向も意識し、居住者への健康影響が大きいとされる室温について、そのストレス状況を調べ、心身充実を叶える住宅づくりに活かすべく実施したとしています。

調査は2021年3月26日~3月29日の期間、全国の戸建て居住者である20~49歳の男女を対象に、インターネット・アンケート方式で行われました。有効回答数は500です。

・室温に関する不安/心配や不満/ストレスがある
【夏の不安・心配】
全体:78.2%
20代:85.9%
30代:78.1%
40代:74.5%

【夏の不満・ストレス】
全体:82.4%
20代:87.9%
30代:83.6%
40代:78.5%

【冬の不安・心配】
全体:80.2%
20代:93.9%
30代:84.5%
40代:82.5%

【冬の不満・ストレス】
全体:80.8%
20代:83.8%
30代:82.6%
40代:76.0%

夏と冬の室温に関する不安・心配や不満・ストレスについて、感じているかどうか調べたところ、全体では夏の暑さへの「不安・心配」が78.2%、「不満・ストレス」が82.4%、冬の寒さについては「不安・心配」が80.2%、「不満・ストレス」が80.8%となり、いずれも約8割の人が不安や不満を抱いていました。室温についてストレスフリーな暮らしができている人は、夏も冬も2割前後しかいないということになります。

年代別にみると、若年層ほど不安や不満を抱く割合が高く、20代では夏の暑さへの「不安・心配」が85.9%、「不満・ストレス」は87.9%、冬の寒さへの「不安・心配」にいたっては93.9%にものぼり、「不満・ストレス」も83.8%となっていました。

年代が上がるにつれて不安や不満、ストレス度合いが下がっていくのは、家の中に室温差があるのは当たり前、夏暑く冬寒いのは仕方がないとの考えが定着している傾向があるためとみられています。

・室温環境への不満やストレスを感じる場所
トイレ:44.6%
寝室:41.2%
浴室:40.6%
洗面所:31.4%
リビング:28.6%
廊下:25.4%
玄関:20.8%
台所:20.8%
階段:14.8%
ダイニング:12.0%
書斎・仕事部屋:4.4%
その他:3.2%

具体的な戸建て内の場所で、室温環境への不満やストレスを感じる場所はどこか尋ねた結果では、「トイレ」が最多の44.6%、2位は「寝室」の41.2%で、3位が「浴室」の40.6%でした。毎日必ず使うけれど、常に使う場所ではない部屋、決まった時間帯だけを過ごしたり、たまに行ったりするだけの場所が上位に来ています。

逆に、活動時間帯で滞在時間の長い「リビング」や「ダイニング」、「書斎・仕事部屋」といった空間の室温環境に不満を感じる人は少ない傾向にあり、これらの場所では冷暖房器具などを用いた対策でカバーできていても、上位に挙げられたような場所では常に室温対策が行き届いている状態にはできず、ストレスを感じるもとになっている可能性が考えられました。

室温管理の悩みの種は夏冬とも光熱費
室温環境に関する不安や心配
【夏】
光熱費:54.6%
屋内での熱中症:36.2%
あせもなどの肌荒れ:28.4%
寝不足:27.0%
ペットの留守番:15.8%

【冬】
光熱費:57.2%
風邪:42.6%
湯冷め:26.2%
寝冷え:24.2%
ヒートショック:21.4%

自宅の室温環境についてどのような不安や心配を抱いているか、夏と冬に分けて調べたところ、いずれもトップは「光熱費」で夏が54.6%、冬が57.2%でした。室温管理が生活費の中で大きな負担になると感じている人が多いと分かります。

夏の場合、2位は「屋内での熱中症」の36.2%、3位が「あせもなどの肌荒れ」で28.4%でした。冬の場合では、2位が「風邪」の42.6%、3位に「湯冷め」の26.2%です。近年、話題になることが多い「ヒートショック」は5位の21.4%でした。今回の調査対象層が20~49歳と、比較的若いことも影響した可能性があるでしょう。

・室温環境に関する不満やストレス
【夏】
寝苦しさ:48.6%
帰宅時の玄関・室内の暑さ:35.6%
入浴後のドライヤー:32.0%
湿度の多さ:31.0%
エアコンのオン/オフ:28.2%

【冬】
起床時の寒さ:53.8%
部屋間の移動:38.0%
結露:32.8%
入浴:32.4%
トイレ・風呂掃除:30.0%

続いて室温環境に関する不満やストレスの内容を夏と冬のそれぞれで調べたところ、夏は「寝苦しさ」がトップの48.6%、冬は「起床時の寒さ」が53.8%でトップとなっていました。いずれも寝室における睡眠と関係しており、寝室が不満やストレスを感じる場所でも上位に挙がっていたこととあわせ、睡眠と室温ストレスの強い関連性が認められます。

夏の場合、2位は「帰宅時の玄関・室内の暑さ」の35.6%、3位に「入浴後のドライヤー」の32.0%で、「湿度の多さ」が31.0%などとなっています。

冬は2位が「部屋間の移動」の38.0%、3位は「結露」の32.8%でした。「入浴」も32.4%と高く、浴室の温度管理も難しいポイントとなっているようです。

・室温に関する不安やストレスの対処方法
【夏】
部屋ごとの冷房機器の使用:58.2%
薄着をする:41.8%
冷たいものを食べる:40.6%
窓を開ける:33.0%
我慢する:26.6%
入浴・シャワー:22.0%

【冬】
厚着をする:60.8%
部屋ごとの暖房機器の使用:56.0%
掛け布団の調整:46.2%
あたたかいものを食べる・飲む:45.8%
我慢する:26.6%

室温に関する不安やストレスの対処方法について、夏と冬のそれぞれで尋ねると、暑い時期の夏は「部屋ごとの冷房機器の使用」が1位で58.2%、2位は「薄着をする」の41.8%、3位が「冷たいものを食べる」の40.6%でした。ただ「我慢する」という人も26.6%にのぼります。

寒い冬については、「厚着をする」が1位の60.8%、2位は「部屋ごとの暖房機器の使用」で56.0%、3位は「掛け布団の調整」の46.2%でした。「あたたかいものを食べる・飲む」という回答も45.8%で続き、「我慢する」はやはり26.6%となっています。

冷暖房機器を使用するほかでは、服装で調節したり、飲食で工夫を施したりする人が多いようです。衣食住のうちの衣と食で住環境の問題をカバーし、光熱費がかさむのを防ぐ傾向があるのでしょう。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社ヒノキヤグループ プレスリリース
https://www.hinokiya-group.jp/

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