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【pickupニュース】2020年中古マンションの資産価値、7.6ポイント上昇

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「中古マンションの資産価値」に関するレポートを発表
東京カンテイは5月6日、「2020年 中古マンションのリセールバリュー(首都圏)」を発表しました。

首都圏の分譲マンションを対象に、新築時と築10年時の価格差を基にした「リセールバリュー(価格維持率)」を駅ごとに算出し、現況や傾向などについて調査・分析したレポートです。

リセールバリュー101.9%と新築時より資産価値が上昇
2018年~2020年の首都圏における、新築・中古マンションの平均坪単価とリセールバリューは、次のように推移しています。

【2018年】
新築マンション平均坪単価:214.2万円
中古マンション平均坪単価:202.2万円
平均リセールバリュー:91.4%

【2019年】
新築マンション平均坪単価:222.3万円
中古マンション平均坪単価:217.0万円
平均リセールバリュー:94.3%

【2020年】
新築マンション平均坪単価:221.0万円
中古マンション平均坪単価:231.9万円
平均リセールバリュー:101.9%

2020年の首都圏中古マンション市場では中古平均坪単価が大きく上昇し、新築時の坪単価を上回りました。その結果、平均リセールバリューは101.9%となり、前年比でプラス7.6ポイントと大幅に上昇しています。

2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で、新規マンションの供給戸数が激減しました。しかしながら住宅需要は活発で、資金が中古マンション市場へと流れ込んだのが要因と考えられます。

最も資産価値が上がった駅は「代官山」
2020年に首都圏の中古マンションで、最もリセールバリューが高かった駅のトップ10は、以下の通りです。

(順位:沿線「駅名」、リセールバリュー、月当たり坪賃料の相場、表面利回り)
1位:東急東横線「代官山」、164.3%、1万6,905円、4.82%
2位:東京メトロ南北線「溜池山王」、145.8%、1万3,019円、3.70%
3位:JR根岸線「桜木町」、141.2%、1万21円、4.55%
4位:都営地下鉄浅草線「高輪台」、140.8%、1万5,726円、5.23%
5位:JR総武線「水道橋」、140.7%、1万4,296円、5.88%
6位:東京メトロ南北線「麻布十番」、139.9%、1万8,761円、4.57%
7位:西武新宿線「新井薬師前」、136.0%、9,647円、4.70%
8位:東京メトロ千代田線「明治神宮前」、135.1% 、1万9,200円、8.04%
9位:都営地下鉄新宿線「浜町」、135.0%、1万2,432円、5.51%
10位:東京メトロ銀座線「田原町」、134.9%、1万860円、5.43%

リセールバリューが最も高かった駅は、東急東横線「代官山」の164.3%でした。新築時に比べると6割以上も値上がりしています。

新築時の分譲坪単価は平均420.7万円でしたが、2013年に東急東横線と東京メトロ副都心線の相互乗り入れが開始されたことや、渋谷エリアで進められている大規模再開発によって代官山エリアの利便性が向上し人気を高めました。

上位駅の顔ぶれをみると、JR山手線の内側や城南エリアに集中していることが確認できます。コロナ禍の影響でテレワークが普及し、郊外ニーズが増加する動きなども一部で見られたものの、「職住近接」のトレンドが依然として続いていることがうかがえる結果となりました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像は東京カンテイのホームページより)


▼外部リンク

株式会社東京カンテイのプレスリリース
https://www.kantei.ne.jp/report/107RV_shuto.pdf

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