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【pickupニュース】都心5区大規模ビルの募集賃料が20か月ぶりに30,000円割れ

12月オフィスマーケットレポートを発表
三幸エステート株式会社は1月20日、東京エリアにおける2020年12月の規模別賃貸オフィスビルに関するオフィスマーケットレポートを発表しました。

大規模ビルは1フロア面積が200坪以上、大型ビルは100坪~200坪未満、中型ビルは50坪~100坪未満、小型ビルは20坪~50坪未満です。

東京都心5区とは、千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区のことです。

都心5区大規模ビルの賃料20か月ぶり30,000円割れ
東京都心5区の空室率は、以下のようになりました。

大規模ビル:1.58%、前月比0.26ポイント増
大型ビル:2.85%、同0.29ポイント増
中型ビル:3.83%、同0.16ポイント増
全体平均:2.39%、同0.26ポイント増

東京都心5区は前年比5か月連続の上昇、大型ビルと中型ビルは10か月連続上昇しました。入居企業の出社率低下を背景にオフィスの解約・縮小する動きもあって、全体平均は5か月連続の上昇となりました。

坪当たりの募集賃料は、以下のとおりです。

大規模ビル:29,921円、同1.1%減
大型ビル:22,507円、同1.1%減
中型ビル:19,003円、同0.3%減
小型ビル:16,612円、同0.7%増
全体平均:19,880円、同0.4%増

大規模ビルは8か月連続下落し、2019年4月以来20か月ぶりに30,000円を下回りました。大型ビルは7か月連続下落、中型ビルは5か月連続下落、小型ビルは4か月ぶりに上昇に転じました。全体平均は、6か月ぶりの上昇でした。

東京23区平均空室率9か月連続上昇
東京23区の平均空室率は、以下のようになりました。

大規模ビル:1.79%、前月比0.24ポイント増
大型ビル:2.82%、同0.24ポイント増
中型ビル:3.99%、同0.24ポイント増
全体平均:2.55%、同0.24ポイント増

大規模ビルは9か月連続の上昇、大型ビル・中型ビルは10か月連続上昇しました。全体平均は、9か月連続の上昇となりました。

坪当たりの募集賃料は、以下のとおりです。

大規模ビル:27,423円、同0.8%減
大型ビル:20,848円、同0.8%減
中型ビル:17,646円、同0.0%
小型ビル:15,552円、同0.4%増
全体平均:18,519円、同0.4%増

大規模ビルは5か月連続下落、大型ビルは6か月連続下落、中型ビルは横ばい、小型ビルは4か月ぶりに上昇に転じました。全体平均は、4か月ぶりに上昇に転じ9か月連続18,000円台を維持しています。

(画像はpixabayより)


▼外部リンク

三幸エステート株式会社のニュースリリース
https://www.sanko-e.co.jp/data/tokyo/

別掲
https://www.sanko-e.co.jp/

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