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【pickupニュース】単身男性理想の間取りは独立洋室の2LDK?

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日鉄興和不動産が単身男性に求められる「黄金間取り」を研究
日鉄興和不動産株式会社(以下、日鉄興和不動産)は24日、同社が運営するシングルライフのための住まいの研究所「+ONE LIFE LAB」の研究活動として、「単身男性の実需向け黄金間取り」に関する調査を行いました。

自社物件の過去購入者データと、複数のWeb調査や社内アンケート、グループインタビューの結果を踏まえ、「単身男性にとっての理想の間取り」を見出しています。

日鉄興和不動産によると、まず単身男性の場合、年齢に比して不動産物件の購入価格帯および購入面積帯が大きく異なっているそうです。

マンション購入を行う単身男性のメインボリュームは30~40代であるものの、30代と40代ではライフステージや背景、意識も違うと考えられたため、2015年の国勢調査で東京23区の単身男性持ち家比率が最も高い40代をターゲットに、調査研究を進めることとされました。

・40代単身男性希望の間取りと広さ
33平米・1LDK:6%
40平米・1LDK:10%
45平米・2LDK:10%
55平米・2LDK:38%
65平米・3LDK:30%
この中にはない:6%

まず、Webアンケート調査で、希望の間取りと広さを調べたところ、「55平米・2LDK」が約38%で最多になり、次いで「65平米・3LDK」の30%でした。単身世帯であっても、比較的広い物件にニーズがあると分かります。

これらの間取りを選択した理由としても、「将来に備えて余裕の広さが欲しい」や「趣味部屋や書斎が欲しい」、「収納を考えると広い方が良い」、「リビングに十分な広さが欲しい」といった回答が上位になり、生活上の必要性よりもさらにプラスアルファの広さを求める傾向が明らかになりました。

分譲マンション購入者を対象とするグループインタビューでは、現在単身でも、将来漠然と結婚するだろうという理由から2LDK以上を選んでいた人が多かったそうです。

1DKや1LDKを購入した人では、資産性や投資の視点からといった理由が目立ち、2LDK以上の購入者で「実需」や「将来の生活を考えて」といった声が多くなったことからも、実需向けの理想間取りとしては、2LDK以上になるとみられました。

暮らしにみる理想の間取りは?趣味空間ありのゆったり独立部屋物件
現住居の不満点では、「収納スペースが少ない」、「収納が少なく物で溢れてしまう」といった収納関連の問題を挙げる人が多く、中でも玄関の狭さ、下足収納スペースの狭さは多くの回答者から指摘されたポイントでした。

・お金の使い方で重要視するもの
1位:趣味(約59%)
2位:貯蓄(約49%)
3位:健康(約25%)
4位:美食(約23%)
5位:友人関係(約19%)
10位:住まい(約7%)

志向性調査として、お金の使い方として重要視している点を尋ねたところ、トップは「趣味」で2位が「貯蓄」となりました。以下「健康」や「美食」が続き、「住まい」は10位と低めになっています。

“住”は必要不可欠なものですが、投じるお金や時間では「趣味」が最優先となっており、趣味空間がしっかり確保された住まいが求められるものとみられます。

・希望の間取り
独立洋室プラン:26%
ウォークインクローゼットのあるプラン:24.7%
システム収納のあるプラン:23.3%
リビングインのウォークインクローゼットがあるプラン:10.7%
玄関に大きな収納のあるプラン:10%
この中にはない:5.3%

希望の間取りでは、「独立洋室があるプラン」が最多の26%で、次いで「ウォークインクローゼットのあるプラン」の24.8%、3位は「システム収納のあるプラン」の23.3%でした。

LDと一体ではなく、独立した洋室の物件人気が高くなっています。また、現住居の不満点を反映し、すっきり収納できる機能性をもった間取りも支持されていました。

・各部屋の重要度
リビング:56%
寝室:21%
ダイニング:6%
キッチン:3%
浴室:6%
洗面室:7%
その他の洋室:1%

住まいにおける各部屋の重要度として、最も重要なものを選択してもらうと、「リビング」が56%と過半になり、圧倒的トップとなりました。2位は「寝室」の21%です。過ごす時間の長いリビングが重要視されており、また寝室も快適な空間として充実させたいニーズがあるといえるでしょう。

・新居に人を呼ぶ頻度
【友人・知人】
月に1回以上:約40%
年に1~5回程度:約38%
それ以下:約10%
呼びたくない:約12%

【パートナー】
月に1回以上:約71%
年に1~5回程度:約12%
それ以下:約6%
呼びたくない:約11%

新居にどれくらいの頻度で人を呼びたいか、友人・知人とパートナーに分けて尋ねたところ、パートナーの場合は7割以上が、友人・知人でも約4割は、「月に1回以上」と回答しています。ある程度人を招くことも考えた住まい空間が求められています。

・自宅でのキッチンコンロ利用頻度
毎日:48%
週に数回程度:25%
週1回程度:13%
月2~3回程度:5%
月1回以下:5%
使っていない:4%

自宅のキッチンコンロについて、利用頻度を尋ねると「毎日」が48%と約半数、「週に数回程度」が4分の1の25%で、「週に1回程度」も13%となりました。週1回以上料理し、コンロを利用する人は86%にものぼります。

単身男性世帯といっても自炊頻度はある程度高く、手入れのしやすいキッチン壁付けの人気も高いことが分かったと報告されました。

・自宅での浴槽利用頻度
毎日:49%
週に数回程度:19%
週1回程度:13%
月2~3回程度:7%
月1回以下:7%
使っていない:5%

浴槽の利用頻度は「毎日」が49%で約半数、「週に数回」が19%でこれに続きました。シャワーで済ませず、毎日浴槽を使って入浴する人が半数近くみられ、利用頻度は全体的に高いと分かります。

・間取り構成要素優先ランキング
1位:ゆったり過ごせるLD8畳~10畳
2位:LDから独立した主寝室
3位:私服も仕事服も十分しまえる収納量
4位:趣味の大物・長物も収納可能なスペース
4位:一体使い可能なウォールドア
6位:足を伸ばせる浴槽
7位:下足収納量
8位:清掃性の高い壁付けキッチン

これまでのアンケートデータと、社内グループインタビューによるディスカッションをあわせて検討した結果、40代単身男性の間取り構成要素優先順位としては、「ゆったり過ごせるLD8畳~10畳」がトップ、2位には「LDから独立した主寝室」が選ばれました。

3位と4位には収納関連の項目が入り、同率4位で「一体使い可能なウォールドア」もランクインしています。「足を伸ばせる浴槽」は、あると良いもののシャワースペースでも良いという意見から優先順位として低めになっています。

また「下足収納量」もさほど手持ちの靴は多くないとして、優先順が下がりました。「清掃性の高い壁付けキッチン」は、魅力はあるものの、見栄えや人を呼んだ時を考えると対面キッチンも魅力的とされ、8位になっています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

日鉄興和不動産 リリース一覧
「シングルライフ研究の「+ONE LIFE LAB」が初めて「単身男性の実需向け黄金間取り」の調査研究に着手。単身男性にとっての理想の間取りとは?」
https://www.nskre.co.jp/company/news/index.html

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