クラスコの資産運用

収益物件

【pickupニュース】マンション入居者、外国人管理員への抵抗感はさらに低下

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!

スタイルアクトが外国人管理員に関する最新の意識調査結果を公開
スタイルアクト株式会社(以下、スタイルアクト)は12日、マンション入居者における外国人管理員への意識を調査し、その結果をとりまとめて公開しました。同社が運営するマンション購入・売却検討者向けの情報サイト「住まいサーフィン」における調査で、2018年から定期的に実施されているものであり、今回が3回目の調査となります。

なお調査は2020年6月3日~8月10日の期間、インターネット・アンケート方式と郵送方式を併用して行い、2264件の有効回答を得たものとなっています。

調査結果の指標であるDIは、各項目に対する回答者の5段階回答を、それぞれポジティブなものから50、25、0、-25、-50の5つの数値を付与して加重平均し、算出されました。

・外国人管理員について
期待度:36.8(前回比+8.2ポイント)
コミュニケーションの不安:-6.7(前回比+10.0ポイント)

まず、マンションにおける管理員業務を外国人労働者が担うことについて、その期待度を尋ねたところ、DI値が36.8となり、2019年の前回調査に比べ、8.2ポイント上昇していました。人手不足や高齢化が深刻となる中、外国人労働者を受け入れることにプラスの感情をもった人が増えていると分かります。

マンション管理にかかる業務を行うにあたってのコミュニケーションについて、どう感じるか尋ねた結果でも、不安度が-6.7となり、前回より10ポイントの大幅軽減がみられました。まだプラス水準には至っておらず、一定のコミュニケーション不安は認められますが、言語や習慣・文化が異なる外国人労働者でも、比較的受け入れやすくなっていると考えられます。

清掃とサービス取次ぎで初の30超え
・外国人管理員への管理業務別委任意向
共有部・一般清掃:34.2(前回比+8.5ポイント)
サービス取次ぎ:32.0(前回比+8.7ポイント)
共有設備の受付・清掃:24.2(前回比+11.5ポイント)
受付:8.6(前回比+8.0ポイント)
管理費の徴収状況報告:10.9(前回比+13.2ポイント)
入居者の室内で行う業務:2.8(前回比+11.3ポイント)
リフォームなどの相談:-10.9(前回比+6.2ポイント)
日常管理に関する相談:-12.2(前回比+6.8ポイント)
理事会運営に関する相談:-21.9(前回比+4.7ポイント)

具体的な管理業務の内容ごとに外国人管理員への委任意向を尋ねた結果では、共有部の「一般清掃」が最もDI値が高く、34.2ポイントとなりました。前回に比べても8.5ポイント上昇しています。

2位には、受付業務における「サービス取次ぎ」が32.0となりました。前回より8.7ポイントアップし、トップの「一般清掃」とともに調査開始以来初のDI値30超えを記録しました。「共有設備の受付・清掃」も前回より11.5ポイント上昇し、24.2と高水準になっています。

清掃や簡易な受付、取次ぎ作業はコミュニケーションとしても限定的で、外国人管理員に対する心理的抵抗がもともと低かったことが背景にはありますが、かなり肯定的になっていると分かります。

「管理費の徴収状況報告」は前回より13.2ポイント上昇し、マイナス水準からプラスに転じて10.9まで伸びていました。「受付」全般はやや低めですが、前回の0.6から比較すると、まとまった改善傾向で8.6のDI値になっています。

専有部に立ち入る「入居者の室内で行う業務」については、前回までマイナス水準でしたが、今回2.8のプラスに転じました。まだ抵抗感のある人もあるとみられますが、改善幅は大きく、イメージ・意識に変化が生じてきています。

外国人管理員への受け入れに肯定的な傾向がみられる中、相談業務関連に関しては、なお-10ポイント以下で日本人志向が強いことが分かりました。こちらも前回比では改善され、よりポジティブな方向に変化してきていますが、細やかな調整や背景認識の共有などが高度に求められることも多いためか、外国人への委任に心理的なハードルの存在がみられています。

今回調査では、具体的な業務にかかる全項目で前回よりもDIが改善していました。コロナ禍で出入国が困難な状況下ですが、今後に向け、外国人管理員の導入を検討していくことも、マンション運営として現実的な選択肢になってきていると考えられます。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

スタイルアクト株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000197.000007875.html

PAGE TOP