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【pickupニュース】新型コロナでさらに注目度高まる田舎暮らし、課題は買い物と就労か

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みんなの奥永源寺がリモートワーカーに田舎への移住に関する調査を実施
今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、さまざまな業種業態、規模の企業や団体でリモートワークの導入が急速に進みました。これにより、一般生活者の住まい選びにおける基準も変化しつつあります。

かつては都心部、駅近物件に人気が集中していましたが、昨今はやや郊外の物件に人々の関心が向くようになってきました。田舎への移住を考える人も増えてきています。

こうした時代の変化を受け、株式会社みんなの奥永源寺は9日、現在リモートワークを行っている人を対象とした「田舎暮らしの魅力と期待」に関する調査を実施、その結果をとりまとめて公開しました。

この調査は、ゼネラルリサーチ株式会社協力のもと、2020年8月25日~8月26日の期間、リモートワークを行っている全国の20代~50代男女を対象にインターネット・アンケート方式で行い、1,120人から有効回答を得たものとなっています。

・都市部から田舎への移住を考えた経験
現在考えている:24.7%
過去に考えた:17.0%
すでに移住した:3.8%
今のところ考えていない:54.5%

まず、全員に都市部から田舎への移住を考えたことがあるかどうか尋ねたところ、「今のところ移住は考えていない」人が54.5%を占めたものの、「現在移住を考えている」人が24.7%で約4人に1人みられ、「過去に移住を考えた」経験がある人も17.0%存在しました。

なお「すでに移住した」という人も3.8%と、少数ですがみられています。

・田舎への移住を考えたきっかけ
働き方改革:30.0%
転職や起業:24.5%
新型コロナウイルス感染拡大の影響:22.2%
結婚:12.2%
出産:6.1%
その他:5.0%

では、田舎への移住を考えた、あるいは今考えている人において、そのきっかけはどのようなことだったのでしょうか。回答をみると「働き方改革」が最多の30.0%で、次いで「転職や起業」の24.5%、3位が「新型コロナウイルス感染拡大の影響」の22.2%でした。

上位をみると、仕事に関わる変化が多くきっかけになっていることが分かります。感染症の影響も2割超に認められました。以下は「結婚」が12.2%、「出産」が6.1%などで、大きなライフイベントを機に、移住が考えられています。

・田舎の体験ワークショップや交流イベントへの参加
現在参加を考えている:18.8%
過去に参加を考えた:17.6%
すでに参加したことがある:3.3%
今のところ参加は考えていない:60.3%

現在は、新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念から、大規模なリアルイベントは自粛される傾向にあるものの、近年、移住者の受け入れに積極的な地方では、体験ワークショップや交流イベントも頻繁に開かれるようになっています。

そこでこうしたイベントへの参加について尋ねると、「現在参加を考えている」人が18.8%、「過去に参加を考えた」経験がある人が17.6%でした。すでに参加経験がある人は3.3%と少数ですが、4割弱の人は興味を持っています。

移住先の地域の魅力を直接肌で感じることができる貴重な機会であり、田舎暮らしではとくに近所付き合いも重要になりやすいため、事前にこうしたイベントへ参加してみることは有意義でしょう。

魅力は豊かな自然環境と暮らしのリーズナブルさ!
・田舎暮らしに感じる魅力
1位 豊かな自然環境がある:54.5%
2位 土地価格が安い:46.0%
3位 物価が安い:39.0%
4位 都会の喧噪から離れられる:37.7%
5位 農畜水産物が豊富:21.4%
6位 治安が良い:18.9%
7位 趣味に没頭できる:12.0%
8位 伝統文化、独特な祭りや工芸品がある:10.7%
9位 田舎に魅力は感じない:9.8%
10位 町おこしや地域の活性化に貢献できる:8.3%

田舎のどのようなところに魅力を感じるか、複数回答可で全員に尋ね、ランキング化したところ、トップは「豊かな自然環境がある」の54.5%でした。やはり都心にはない環境の良さ、自然の豊富さが注目されています。心身の健康や子育てにも良い影響が期待できると考える人もあるでしょう。

これに次ぐ2位は「土地価格が安い」の46.0%、3位が「物価が安い」の39.0%でした。不動産価格の高騰が目立ち、物価も高めの傾向にある都市部より暮らしやすそうとみえる点も魅力のようです。

以下、4位には「都会の喧噪から離れられる」で37.7%、5位に「農畜水産物が豊富」の21.4%、6位「治安が良い」の18.9%などと続きました。「田舎に魅力は感じない」と回答した人は、1割弱にとどまっています。

・田舎への移住や体験/交流における不安
買い物などに困らないか:50.0%
地域住民と上手く馴染めるか:47.1%
仕事や収入が確保できるか:42.6%
医療や福祉が充実しているか:41.2%
通信インフラが整っているか:36.1%
自治体からの支援はあるか:21.0%
とくに不安はない:7.4%
その他:0.7%

田舎ならではの魅力は数多くありますが、実際に移住したり訪れたりするとなれば、もちろん不安もあるでしょう。どのような点に不安を感じるか複数回答可で尋ねた結果では、「買い物などに困らないか」が50.0%でトップになりました。都市部に比べ生活利便施設は少なくなりますから、気になるのも無理はありません。

2位は「地域住民と上手く馴染めるか」の47.1%でした。暮らしていく上で人付き合いは重要ですが、移住する場合、知らない土地のコミュニティに新しく入っていくこととなるため、不安も生まれやすいようです。

3位は「仕事や収入が確保できるか」の42.6%、4位に「医療や福祉が充実しているか」の41.2%、5位「通信インフラが整っているか」の36.1%となりました。どれも生活に不可欠な要素であり、移住するなら気になるところでしょう。

・田舎暮らしをする上で求めること
就労支援:39.9%
日用品などの買い物に困らない:39.7%
インフラ整備:38.0%
医療・社会福祉環境:38.0%
移住支援:37.3%
都市部へのアクセスの良さ:30.9%
子育て支援:19.6%
その他:1.2%

続いて、田舎暮らしをする上で求めることを、こちらも複数回答可で尋ねたところ、トップは「就労支援」で39.9%でした。次ぐ2位には、僅差の39.7%で「日用品などの買い物に困らない」環境や手段・工夫が求められています。

3位は「インフラ整備」と「医療・社会福祉環境」が同率の38.0%でした。いずれも上位は不安点として多く挙がった内容に対応しており、困らない程度の生活利便性が確保できるサポートが、田舎への移住を決める不安払拭に求められていると考えられました。

・田舎暮らしに期待すること
のびのび暮らせる:47.1%
雄大な自然に触れられる:45.5%
四季折々の楽しみがある:41.8%
人間らしい時間が得られる:26.5%
地元の名産品が楽しめる:23.4%
悠久の歴史や文化に触れられる:20.4%
その他:2.7%

田舎暮らしに期待することでは、「のびのび暮らせる」ことが47.1%と最多で、次いで「雄大な自然に触れられる」ことの45.5%、「四季折々の楽しみがある」の41.8%となっています。

都市部にない恵まれた環境の中で、ゆったりと流れる時間を感じながら自分らしく生活したいといったニーズがうかがわれます。「地元の名産品が楽しめる」ことに期待する人も23.4%と、比較的多くみられました。

・希望が叶う田舎なら移住/体験や交流をしたいか
はい:62.6%
いいえ:37.4%

最後に、不安が払拭され、自分の期待に応えてくれるような、移住地として最適の“田舎”地域が見つかったとして、そうした土地への移住を考えたり、移住者向けの体験・交流イベントに参加したりしたいか尋ねると、「はい」が62.6%となり、「いいえ」の37.4%を大きく上回りました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社みんなの奥永源寺によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/000000001.000058242.html

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