収益物件
2020/09/02
【pickupニュース】不動産業業況指数、住宅・宅地分譲業が回復傾向も全般に低調
日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!
調査は、三大都市圏および地方主要都市において、不動産業を営む企業を対象に、住宅・宅地分譲業、不動産流通業(住宅地)、ビル賃貸業のそれぞれにおいて、大手・中小の事業規模などを考慮し、134社を選定して郵送または電子メールによるアンケート調査への回答を依頼、合計108社から有効回答を得ました。
指数は、良いとする回答数に2を乗じ、やや良いとする回答数を足して、やや悪いとする回答数と、悪いとする回答数に2を乗じて合計したものを差し引いた結果を2で除したのち、全回答数で除して100を乗じることで算出しています。
「普通」、「変わらない」の回答は0として算定、これにより、-100から+100の指数で示され、0が判断の分かれ目になるものとなっています。
・不動産業業況指数概況
【現在の経営状況】
住宅・宅地分譲業:-10.7(前回調査比+10.5ポイント)
不動産流通業(住宅地):-40.0(前回調査比-3.9ポイント)
ビル賃貸業:+2.1(前回調査比-8.4ポイント)
【3カ月後の経営見通し】
住宅・宅地分譲業:-25.0(前回調査比+25.0ポイント)
不動産流通業(住宅地):-31.8(前回調査比+33.9ポイント)
ビル賃貸業:-32.0(前回調査比+18.0ポイント)
2020年7月1日時点の現在における経営状況を示した業況指数は、「住宅・宅地分譲業」で-10.7となり、前回4月の調査時点に比べると、10.5ポイントと大きく改善しました。しかしなおマイナス水準で、あまり良い状況とはいえません。
「不動産流通業(住宅地)」は、前回調査時より3.9ポイント悪化、-40.0にまで落ち込みました。これで5期連続のマイナス水準になったほか、さらに厳しい経営状況となってきています。
「ビル賃貸業」は、前回調査時から8.4ポイント悪化し、2.1ポイントとなりました。3業種の中では唯一のプラス水準で、経営状況を良いと判断する傾向が強めに出ていますが、やや厳しい判断をする企業も増えてきているとみられます。
3カ月後の経営見通しについては、「住宅・宅地分譲業」が4月の見通しからは25.0ポイントのアップになる-25.0とし、「不動産流通業(住宅地)」は-31.8、「ビル賃貸業」で-32.0となりました。

用地取得件数:-42.3(前回調査比+1.2ポイント)
モデルルーム来場者数:-84.6(前回調査比-22.1ポイント)
成約件数:-74.0(前回調査比-24.0ポイント)
在庫戸数:-18.0(前回調査比-34.7ポイント)
販売価格の動向:+14.8(前回調査比+3.3ポイント)
2020年7月1日時点の「住宅・宅地分譲業」における項目別の調査指数動向をみると、「用地取得件数」は、前回調査時に比べると1.2ポイント改善されたものの、-42.3の低水準で、3期連続減少傾向にあるとの見方になっています。「販売価格の動向」指数は、前回より3.3ポイント上昇し、14.8ポイントとプラス水準で、33期連続して上昇回答が下落回答を上回りました。
残る3項目は前回調査時より大幅に悪化し、「モデルルーム来場者数」は-84.6にまで低下しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあるとみられますが、5期連続で減少傾向になっています。
「成約件数」も前回より24.0ポイントと大きく下落し、-74.0に低下、「在庫戸数」は前回調査比で34.7ポイントの下落になる-18.0でした。プラスからマイナスへと転じ、45期連続した減少傾向の見方優勢から、増加傾向の見方に変わってきています。
・不動産流通業(住宅地)の詳細項目別指数
【既存マンションなど】
売却依頼件数:-47.2(前回調査比-20.3ポイント)
購入依頼件数:-52.8(前回調査比-20.1ポイント)
成約件数:-67.9(前回調査比-35.2ポイント)
取引価格:-23.6(前回調査比-14.9ポイント)
【既存戸建住宅など】
売却依頼件数:-43.6(前回調査比-10.3ポイント)
購入依頼件数:-41.8(前回調査比-6.6ポイント)
成約件数:-67.3(前回調査比-24.7ポイント)
取引価格:-18.2(前回調査比-5.2ポイント)
【土地】
売却依頼件数:-43.6(前回調査比-19.5ポイント)
購入依頼件数:-34.5(前回調査比-14.1ポイント)
成約件数:-60.0(前回調査比-30.4ポイント)
取引価格:-15.5(前回調査比-12.7ポイント)
「不動産流通業(住宅地)」における項目別の指数を物件タイプ別にみていくと、全項目がマイナス水準であったほか、4月の前回調査時に比べ悪化傾向となっていました。
既存マンションなどでは、「売却依頼件数」が27期連続で減少傾向にあるとの見方が多い状況で、前回よりさらに20.3ポイント悪化し、-47.2となっていました。「購入依頼件数」は前回比20.1ポイント悪化の-52.8、「成約件数」が前回より35.2ポイント悪化の-67.9です。「取引価格」も前回に続くマイナス水準で、下落傾向の見方が強まり、-23.6となりました。
既存戸建住宅などでは、「購入依頼件数」と「取引価格」で、前回との差が1桁のマイナス幅に収まり、他に比べると小幅な変動にとどまったものの、減少・下落傾向の見方は強く、「売却依頼件数」と「購入依頼件数」で-40台、「成約件数」は-67.3、「取引価格」は-18.2となっていました。
土地においても減少・下落傾向の見方が多い状況で、前回比ではとくに「成約件数」が30.4ポイントという大幅減になり、-60.0へ落ち込みました。それ以外も10~20ポイント程度の下落で、「売却依頼件数」が-43.6、「購入依頼件数」は-34.5、「取引価格」で-15.5という結果になっています。
・ビル賃貸業の詳細項目別指数
空室の状況:-35.1(前回調査比-45.4ポイント)
成約賃料動向:0.0(前回調査比-5.3ポイント)
好調の続いていた「ビル賃貸業」にも悪化傾向が押し寄せ、「空室の状況」指数は、前回から45.4ポイントもの下落、2桁のプラス水準から-35.1にまでダウンしました。2012年1月調査以来の空室増加傾向を示す値です。「成約賃料動向」は、前回より5.3ポイント下落し、0.0となりました。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像は「不動産業業況等調査」2020年7月分公開資料より)
▼外部リンク
一般財団法人土地総合研究所 「不動産業業況等調査」資料提供ページ
http://www.lij.jp/search/search1.html
今回ピックアップするニュースはこちら!
土地総合研究所の四半期ごとにおける業況調査結果が公開に
一般財団法人土地総合研究所は27日、「不動産業業況等調査」の最新結果を公開しました。四半期ごとに実施している調査の2020年7月1日時点分で、各業種の経営状況と3カ月後の経営見通しについて尋ね、推移をまとめています。調査は、三大都市圏および地方主要都市において、不動産業を営む企業を対象に、住宅・宅地分譲業、不動産流通業(住宅地)、ビル賃貸業のそれぞれにおいて、大手・中小の事業規模などを考慮し、134社を選定して郵送または電子メールによるアンケート調査への回答を依頼、合計108社から有効回答を得ました。
指数は、良いとする回答数に2を乗じ、やや良いとする回答数を足して、やや悪いとする回答数と、悪いとする回答数に2を乗じて合計したものを差し引いた結果を2で除したのち、全回答数で除して100を乗じることで算出しています。
「普通」、「変わらない」の回答は0として算定、これにより、-100から+100の指数で示され、0が判断の分かれ目になるものとなっています。
・不動産業業況指数概況
【現在の経営状況】
住宅・宅地分譲業:-10.7(前回調査比+10.5ポイント)
不動産流通業(住宅地):-40.0(前回調査比-3.9ポイント)
ビル賃貸業:+2.1(前回調査比-8.4ポイント)
【3カ月後の経営見通し】
住宅・宅地分譲業:-25.0(前回調査比+25.0ポイント)
不動産流通業(住宅地):-31.8(前回調査比+33.9ポイント)
ビル賃貸業:-32.0(前回調査比+18.0ポイント)
2020年7月1日時点の現在における経営状況を示した業況指数は、「住宅・宅地分譲業」で-10.7となり、前回4月の調査時点に比べると、10.5ポイントと大きく改善しました。しかしなおマイナス水準で、あまり良い状況とはいえません。
「不動産流通業(住宅地)」は、前回調査時より3.9ポイント悪化、-40.0にまで落ち込みました。これで5期連続のマイナス水準になったほか、さらに厳しい経営状況となってきています。
「ビル賃貸業」は、前回調査時から8.4ポイント悪化し、2.1ポイントとなりました。3業種の中では唯一のプラス水準で、経営状況を良いと判断する傾向が強めに出ていますが、やや厳しい判断をする企業も増えてきているとみられます。
3カ月後の経営見通しについては、「住宅・宅地分譲業」が4月の見通しからは25.0ポイントのアップになる-25.0とし、「不動産流通業(住宅地)」は-31.8、「ビル賃貸業」で-32.0となりました。

流通業は全項目マイナス、ビル賃貸の空室状況が大幅悪化
・住宅・宅地分譲業の詳細項目別指数用地取得件数:-42.3(前回調査比+1.2ポイント)
モデルルーム来場者数:-84.6(前回調査比-22.1ポイント)
成約件数:-74.0(前回調査比-24.0ポイント)
在庫戸数:-18.0(前回調査比-34.7ポイント)
販売価格の動向:+14.8(前回調査比+3.3ポイント)
2020年7月1日時点の「住宅・宅地分譲業」における項目別の調査指数動向をみると、「用地取得件数」は、前回調査時に比べると1.2ポイント改善されたものの、-42.3の低水準で、3期連続減少傾向にあるとの見方になっています。「販売価格の動向」指数は、前回より3.3ポイント上昇し、14.8ポイントとプラス水準で、33期連続して上昇回答が下落回答を上回りました。
残る3項目は前回調査時より大幅に悪化し、「モデルルーム来場者数」は-84.6にまで低下しました。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあるとみられますが、5期連続で減少傾向になっています。
「成約件数」も前回より24.0ポイントと大きく下落し、-74.0に低下、「在庫戸数」は前回調査比で34.7ポイントの下落になる-18.0でした。プラスからマイナスへと転じ、45期連続した減少傾向の見方優勢から、増加傾向の見方に変わってきています。
・不動産流通業(住宅地)の詳細項目別指数
【既存マンションなど】
売却依頼件数:-47.2(前回調査比-20.3ポイント)
購入依頼件数:-52.8(前回調査比-20.1ポイント)
成約件数:-67.9(前回調査比-35.2ポイント)
取引価格:-23.6(前回調査比-14.9ポイント)
【既存戸建住宅など】
売却依頼件数:-43.6(前回調査比-10.3ポイント)
購入依頼件数:-41.8(前回調査比-6.6ポイント)
成約件数:-67.3(前回調査比-24.7ポイント)
取引価格:-18.2(前回調査比-5.2ポイント)
【土地】
売却依頼件数:-43.6(前回調査比-19.5ポイント)
購入依頼件数:-34.5(前回調査比-14.1ポイント)
成約件数:-60.0(前回調査比-30.4ポイント)
取引価格:-15.5(前回調査比-12.7ポイント)
「不動産流通業(住宅地)」における項目別の指数を物件タイプ別にみていくと、全項目がマイナス水準であったほか、4月の前回調査時に比べ悪化傾向となっていました。
既存マンションなどでは、「売却依頼件数」が27期連続で減少傾向にあるとの見方が多い状況で、前回よりさらに20.3ポイント悪化し、-47.2となっていました。「購入依頼件数」は前回比20.1ポイント悪化の-52.8、「成約件数」が前回より35.2ポイント悪化の-67.9です。「取引価格」も前回に続くマイナス水準で、下落傾向の見方が強まり、-23.6となりました。
既存戸建住宅などでは、「購入依頼件数」と「取引価格」で、前回との差が1桁のマイナス幅に収まり、他に比べると小幅な変動にとどまったものの、減少・下落傾向の見方は強く、「売却依頼件数」と「購入依頼件数」で-40台、「成約件数」は-67.3、「取引価格」は-18.2となっていました。
土地においても減少・下落傾向の見方が多い状況で、前回比ではとくに「成約件数」が30.4ポイントという大幅減になり、-60.0へ落ち込みました。それ以外も10~20ポイント程度の下落で、「売却依頼件数」が-43.6、「購入依頼件数」は-34.5、「取引価格」で-15.5という結果になっています。
・ビル賃貸業の詳細項目別指数
空室の状況:-35.1(前回調査比-45.4ポイント)
成約賃料動向:0.0(前回調査比-5.3ポイント)
好調の続いていた「ビル賃貸業」にも悪化傾向が押し寄せ、「空室の状況」指数は、前回から45.4ポイントもの下落、2桁のプラス水準から-35.1にまでダウンしました。2012年1月調査以来の空室増加傾向を示す値です。「成約賃料動向」は、前回より5.3ポイント下落し、0.0となりました。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像は「不動産業業況等調査」2020年7月分公開資料より)
▼外部リンク
一般財団法人土地総合研究所 「不動産業業況等調査」資料提供ページ
http://www.lij.jp/search/search1.html
© crasco

