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【pickupニュース】設計住宅性能評価書交付割合が4年連続増で過去最高に

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国土交通省が住宅性能表示制度の実施状況を発表
国土交通省は6月30日、2019年度における住宅性能表示制度の実施状況実績データをとりまとめ、公開を開始しました。

住宅性能表示制度とは、住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)に基づいて導入されたもので、該当住宅の性能について、国が定める共通ルールのもと、第三者機関である登録住宅性能評価機関が、公平な立場で評価を行い、性能表示をする制度です。

住宅性能が数値化されているため、比較が容易で、購入時の判断材料などに活かすことができます。また、この住宅性能表示制度を利用した住宅には、住宅ローンの優遇や保険料の割引を受けることができるといったメリットもあります。

なお、評価結果を記した書面である住宅性能評価書には、設計図書段階の評価結果をまとめた「設計住宅性能評価書」と、施工段階および完成段階の検査を経た上での評価結果をまとめた「建設住宅性能評価書」の2種類があります。

・2019年度の評価書交付割合
設計住宅性能評価書交付戸数:245,156戸(前年度比-3,937戸)
新設住宅着工戸数:883,687戸(前年度比-69,249戸)
設計住宅性能評価書交付割合:27.7%(前年度比+1.6ポイント)

2019年度の設計住宅性能評価書交付戸数は245,156戸で、前年度に比べると3,937戸、率にして1.6%減少しましたが、新設住宅の着工戸数合計が69,249戸の減少で883,687戸にとどまったため、交付割合は27.7%と前年度より1.6ポイント上昇しました。

交付割合は、制度開始間もない2001年度の5.3%から着実に伸び、2007年度で21.0%に到達した後、やや低下して19%台に、再び上昇に転じた2010年度以後は2013年度頃まで23%前後で推移、再び緩やかに下降して2015年度には21.8%にまでダウンしました。しかし直近では上昇基調となり、4年連続のプラス、今回の2019年度で過去最高を記録するものとなっています。

建設住宅性能評価の交付実績も増加、既存住宅では大幅増に
・建設住宅性能評価書交付実績
新築住宅:199,275戸(前年度比+5.3%)
既存住宅:400戸(前年度比+28.2%)

建設住宅性能評価書の2019年度における交付実績は、新築住宅に対するものが合計で199,275戸となり、前年度より5.3%増加しました。また、既存住宅に対するものは400戸で、前年度に比べると28.2%の増加と、大幅に伸びています。

・タイプ別住宅性能評価書交付実績
【一戸建て住宅】
設計住宅性能評価書交付戸数:129,208戸
建設住宅性能評価書交付戸数:105,910戸

【共同住宅など】
設計住宅性能評価書交付棟数:8,424棟
設計住宅性能評価書交付戸数:115,948戸
建設住宅性能評価書交付棟数:5,915棟
建設住宅性能評価書交付戸数:93,365戸

住宅のタイプ別で分析すると、一戸建て住宅の場合、設計住宅性能評価書の交付戸数が129,208戸、建設住宅性能評価書の交付戸数が105,910戸でした。

共同住宅などの場合では、設計住宅性能評価書が棟数で8,424棟、戸数で115,948戸への交付となり、建設住宅性能評価書の方は、棟数が5,915棟、戸数で93,365戸の交付になっています。

・制度開始累計
設計住宅性能評価書受付戸数:3,714,559戸
設計住宅性能評価書交付戸数:3,676,401戸
建設住宅性能評価書受付戸数:3,001,018戸
建設住宅性能評価書交付戸数:2,840,308戸

制度開始からの累計は、設計住宅性能評価書で、受付戸数が3,714,559戸、交付戸数が3,676,401戸、建設住宅性能評価書も受付戸数が300万戸を突破し、3,001,018戸、交付戸数は2,840,308戸となりました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

国土交通省 報道発表資料
https://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_000944.html

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