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【pickupニュース】withコロナで変わるニーズ、WSはオープンから個室・エリアは郊外志向に

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リノベるが顧客対応スタッフの声をもとに現場の変化を調査
テクノロジーを活かしたリノベーション・プラットフォーム事業を全国で展開するリノベる株式会社は26日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、住まいへのニーズがどのように変化したか、自社で顧客対応を担当するスタッフを対象にアンケート調査を実施し、その結果をとりまとめて公開しました。

なお、実際のニーズ把握においては、サービス申し込み後の顧客に記入を求めたアンケートのデータを参考としています。時期については、2020年1~3月を「コロナ前」、2020年4~5月を「withコロナ」としました。

スタッフアンケートでは、2020年6月18日~6月22日の期間、「リノベる。」でカウンセリングや物件探し、設計の業務を通じ、顧客対応を行っているスタッフ(エリアパートナー含む)を対象に、Webアンケート方式で行い、73人から有効回答を得ています。

・ワークスペースのニーズ
高まった:45.2%
少し高まった:37.0%

【顧客におけるワークスペース全般ニーズ】
1~3月(コロナ前):8.9%
4~5月(withコロナ):27.3%

【ニーズの高いワークスペースタイプ】
コロナ前:個室・23.3%/LDK隣接オープン・76.7%
withコロナ:個室・74.0%/LDK隣接オープン・26.0%

まず、ワークスペースのニーズについて、スタッフ調査では「高まった」とする人が45.2%、「少し高まった」が37.0%で、合計すると82.2%のスタッフがCOVID-19の影響で、ワークスペースニーズの高まりが生じていると感じていました。

サービス申し込み後に記入してもらった顧客からのアンケート「住まいのカルテ」データでも、「作りたい・こだわりたいお部屋」の項目で、「ワークスペース」を挙げる人は、コロナ前は8.9%と1割に満たない少数派でしたが、4~5月の“withコロナ”期になると27.3%にまで増加、約3倍となっています。

さらに望まれるワークスペースのタイプについても、大きな変化がみられました。コロナ前は、「LDK隣接オープン」タイプのワークスペースが人気で、76.7%の支持率となっていましたが、withコロナの4~5月になると、「個室」タイプが圧倒的に人気となり、74.0%の支持率に。個室タイプとオープンタイプのニーズが逆転する事態となっています。

COVID-19の感染拡大防止によるテレワークの推進で、3人に1人がテレワークを経験することとなったと、2020年6月21日の内閣府発表が伝えていますが、オフィスと異なる環境に苦心した人は少なくありません。

リノベるが2020年5月1日に行ったテレワーク実施者対象の調査でも、テレワークで困ったことの1位には「家族の声/生活音」が挙がったそうです。快適に集中して業務を遂行できるような、新しいワークスペースのスタイルに、今後も高い関心が集まっていくでしょう。

通勤時間の重視傾向が急速に減衰、ニーズ分散化時代へ
・エリア選びにおいて最も高いニーズ(コロナ前/withコロナ)
通勤時間:60.3%/21.9%
自然が多い場所:5.5%/27.4%
郊外志向:0.0%/21.9%
商店街:1.4%/6.8%
最寄駅からの距離:32.9%/21.9%

物件やエリアを選定する際に、最も顧客からのニーズが高かった要素をスタッフに回答してもらうと、コロナ前は「通勤時間」が60.3%で圧倒的に多く、次いで「最寄駅からの距離」も32.9%と高い値になっていました。

ところが、withコロナ期になると「通勤時間」は21.9%にまで激減、「最寄駅からの距離」も同じく21.9%となり、代わって「自然が多い場所」が27.4%でトップとなったほか、「郊外志向」も21.9%になりました。ニーズの分散化が進んでいます。また、身近で素早く生活の要を満たせる「商店街」の価値も見直され、コロナ前の1.4%から6.8%に上昇しました。

・ワークスペース以外で高まったニーズ
個人のスペース:54.8%
広さ:45.2%
充実したキッチン:30.1%
広いバルコニー:12.3%
特になし/その他:20.5%

ワークスペース以外の間取りや物件におけるニーズで高まったポイントには、どのようなものがあったか調査した結果では、家族それぞれがプライベートに使える「個人のスペース」へのニーズの高まりが最も実感されており、54.8%でした。

また、「広さ」も45.2%とこれまでより強く求められるようになっており、ワークスペースなど新たに確保すべき専用スペースへのニーズが生まれたこと、長い時間を過ごす自宅としてより快適さが求められたことなどが背景にあると考えられました。

3位には「充実したキッチン」が30.1%で入り、「広いバルコニー」が4位で12.3%となっています。いずれも趣味や食事など、自粛要請下でも暮らしを楽しめるような住まい空間へのニーズがみられています。

自由コメントでは、滞在時間の長いLDKのようなエリア空間における満足度を上げたいという顧客が増えたという声や、家庭菜園の需要が増えたという声、運動できるスペースの確保や換気ができる室内窓を設けたいという要望があったなどの声がみられました。

住まいエリアに関しても、都市部より郊外や田舎に目が向く人が多くなり、これをきっかけに地元に帰ることを考え始めている顧客がいると感じたと報告するスタッフがあったそうです。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)
(調査内容/出典「リノベる調べ」)


▼外部リンク

リノベる株式会社 プレスリリース
https://renoveru.co.jp/news/3835/

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