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【pickupニュース】新型コロナ経験で住まいの意識も変化?

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すむたすが現在の「住まい選び」に関する調査を実施
AIを活用し、最短2日でマンションを売却できるサービス「すむたす買取」を提供するなど、新しい不動産関連サービスを提案する株式会社すむたすは25日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受け、人々の“住まい選び”がどうなったか最新の意識調査を実施、その結果をとりまとめて公開しました。

なおこの調査では、2020年6月8日~6月15日の期間、全国の20~60代の男女を対象に、インターネット・アンケート方式で回答を求め、516人から有効回答を得ています。

・COVID-19で生じた「住まい」への考え方の変化
家で過ごす時間が増え快適な住環境づくりをした:17.6%
都心の高額物件より郊外の広く住みやすい物件に惹かれるようになった:10.5%
テレワーク前提で物件を選ぶようになった:6.0%
テレワーク対応のため家にワークスペースや書斎を作った:5.2%
その他:0.6%
とくに変化はない:71.3%

まず、COVID-19の影響を受けて、「住まい」への考え方にへんかがあったか、あればそれはどのような変化であったか尋ねたところ、「とくに変化はない」とした人が71.3%で7割を超えたものの、残る3割弱は何らかの変化があったとしました。

具体的な変化内容では、「家の中で過ごす時間が増え、インテリア購入、部屋の模様替え、断捨離、DIY・リノベなど快適な住環境づくりをした」という人が最も多く、17.6%でした。この機会に住まい環境への手入れを行ったり、それによって気分転換を図ったりした人も多かったものと考えられます。

2位には「都心の物件に高い費用をかけるより、郊外で広くて住みやすい物件に惹かれるようになった」の10.5%がランクインしました。また3位に「テレワーク前提で物件を選ぶようになった」も6.0%で入り、少し無理をしても都心で職住近接、利便性の高い生活をしたいと望んできた人々に、意識の変化が生まれていることがうかがわれました。

郊外のテレワーク向きでリーズナブルな物件が人気となる兆しがみられるともいえます。「定住に対するこだわりがなくなり、複数拠点で生活することを検討したい」といった声もみられたといい、柔軟な働き方に伴う住まい意識の変化が確実に生じてきています。

・「住まい」への考え方の変化/テレワーク経験者の場合
家で過ごす時間が増え快適な住環境づくりをした:25.8%
都心の高額物件より郊外の広く住みやすい物件に惹かれるようになった:20.4%
テレワーク前提で物件を選ぶようになった:13.1%
テレワーク対応のため家にワークスペースや書斎を作った:10.4%
その他:10.4%
とくに変化はない:52.0%

同じ質問をテレワーク経験者に絞って行った結果では、「とくに変化はない」とした人が52.0%にまで減少し、COVID-19の影響で住まい意識に変化があったとする人が、こちらでは48.0%になっています。およそ半数の人が見方を変えたことになり、注目される結果です。

やはり「家の中で過ごす時間が増え、快適な住環境づくりをした」人が最も多く、全体の4分の1強にあたる25.8%でしたが、「都心の物件に高い費用をかけるより、郊外で広くて住みやすい物件」をと考えるようになった人も20.4%と2割を超えました。

さらに実際に経験することで、メリットとともに課題も感じられたのでしょう。「テレワーク前提で物件を選ぶようになった」という回答も13.1%にみられました。新たに「ワークスペースや書斎を作った」人も1割超となっています。

周辺環境重視で郊外居住の再評価が進む?
・COVID-19の影響による引越し予定
すでに引越し済み:3.7%
引越し予定:4.8%
引越しを検討しているが未定:8.3%
予定も検討もしていないがリフォームやリノベーションを検討:6.8%
予定も検討もしていない:75.8%
その他:0.6%

COVID-19の影響から引越しをする予定があるかどうか尋ねた結果では、「予定も検討もしていない」人が約4分の3と多くを占めましたが、すでに引越した、または予定・検討している人も、合計16.9%にみられました。

うち「すでに引越し済み」の人は3.7%、「引越し予定」が4.8%です。残る8.3%は検討中で、引越しの予定や検討はしていないものの「リフォームやリノベーションを計画している」という人もあり、こちらは6.8%でした。住まい意識の変化から、すでに行動を始めている人も、一定数みられます。

・居住エリアへの意識
現在都市部居住だが次は郊外でも良い:11.8%
現在郊外居住で次も郊外で良い:36.6%
現在都市部居住で次も都市部が良い:28.1%
現在郊外居住だが次は都市部が良い:9.5%
あてはまるものはない:14.0%

居住エリアへの意識を探るため、次の引越し先をどう考えているか、現居住地とあわせて尋ねたところ、「現在都市部に住んでいるが、次は郊外でも良い」人が11.8%、「現在郊外に住んでいて次も郊外で良い」人は、回答選択肢中で最多の36.6%でした。合計48.4%の人は、次の引越し先を「郊外物件でも良い」と考えています。

引き続き都市部居住を望む人も28.1%にみられますが、「現在郊外に住んでいるが次は都市部が良い」という人は1割に満たず、郊外志向が強まっていることがうかがわれました。外出自粛やテレワークの広がりが影響したとみられます。

・テレワーク前提で物件を選ぶ人の居住エリア意識
現在都市部居住だが次は郊外でも良い:67.7%
現在郊外居住で次も郊外で良い:12.9%
現在都市部居住で次も都市部が良い:16.1%
現在郊外居住だが次は都市部が良い:3.2%

さらに、先述の問いで「テレワーク前提で物件を選ぶようになった」と回答した人を対象に、同じく居住エリアに関する質問を行ったところ、「現在都市部に住んでいるが、次は郊外でも良い」人が67.7%と圧倒的に多くなりました。「現在郊外に住んでいて次も郊外で良い」人の12.9%と合わせると、実に80.6%の人が郊外居住を希望している計算になります。

これに対し、現在、郊外居住で都市部への引越しを希望する人は、わずか3.2%でした。

・駅近物件への意識
現在駅近物件居住で次は駅から遠くても良い:9.3%
現在駅から遠い物件の居住で次も駅から遠くて良い:19.2%
現在駅近物件居住で次も駅近が良い:38.2%
現在駅から遠い物件の居住で次は駅近が良い:19.6%
あてあまるものはない:13.8%

最寄り駅から徒歩10分以内を「駅近」と定義し、現在の居住状況と次に引越す物件の条件をどう考えるか尋ねたところ、「現在駅近物件に住んでおり、次も駅近物件が良い」人が38.2%で最多になりましたが、「現在駅近物件に住んでいるが、次は駅から遠くても良い」とする人も9.3%にみられました。

「現在駅から遠い物件に住んでおり、次も駅から遠くて良い」とした19.2%と合わせると、28.5%の人は駅近にこだわらない姿勢をみせています。

「現在駅から遠い物件に住んでおり、次は駅近物件が良い」人は19.6%で、これらから居住エリアの都市部と郊外に比較すると、引き続き駅近物件への支持は強いものの、COVID-19の流行に伴うライフスタイルの変化を経験したことで、やや“駅近”を重視する傾向が和らぎつつある様子がうかがわれました。

・住まい選びの重要視ポイント(3つ選択)
【全体】
周辺環境:59.3%
間取り:48.1%
価格:43.0%
広さ:32.8%
最寄り駅からの所要時間:19.6%
通勤・通学における手段や所要時間:16.1%
設備:11.6%
街や地区のイメージ:9.9%
築年数:9.7%
外観・デザイン:8.9%
共有施設の充実度:4.3%
その他:1.2%

【COVID-19で意識変化があった人】
周辺環境:64.9%
間取り:50.0%
広さ:38.5%
価格:29.1%
最寄り駅からの所要時間:16.2%
設備:14.2%
外観・デザイン:11.5%
街や地区のイメージ:10.8%
共有施設の充実度:8.8%
築年数:8.1%
通勤・通学における手段や所要時間:5.4%
その他:0.7%

住まいを選ぶ上で、重要視する要素を3つ選択してもらったところ、全体では自然や治安、病院、スーパーの存在など「周辺環境」がトップで59.3%、2位は「間取り」の48.1%、3位に「価格」の43.0%となりました。

以下、4位に「広さ」の32.8%、5位「最寄り駅からの所要時間」19.6%、6位「通勤・通学における手段や所要時間」の16.1%などと続きます。

一方、COVID-19の感染拡大により、先述の問いで「住まいへの考え方に変化があった」とした人に対象を絞って分析すると、トップは同じく「周辺環境」ですが、回答率は64.9%と、全体よりさらに5ポイント強伸びていました。

2位も「間取り」で同じですが、50.0%で、3位には「広さ」がランクイン、4位の「価格」と順位が逆転しました。「価格」の回答率は29.1%と、13.9ポイントも全体より低くなっています。価格より快適さ、ゆったり広く暮らせる住まいを求めるようになっていると分かります。

他に顕著な変化としては、全体で6位だった「通勤・通学における手段や所要時間」が、こちらでは11位にまでダウンし、回答率も5.4%とごく少なくなっていました。ここにも、テレワークなどによるライフスタイルの変化を経験した結果が反映されていると考えられます。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社すむたすによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000038198.html

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