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【pickupニュース】テレワーク推奨で20代は郊外移住よりさらに職住近接希望へ

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学情が若年層の住まいとテレワークに関する意識調査を実施
20代専門の転職サイト「Re就活」を運営する株式会社学情は21日、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、広くテレワークが推奨されるところとなった昨今の社会背景をベースに、テレワークの実施や新型コロナウイルスによってもたらされた影響が、20代の転職意識・住まい意識にどのような変化をもたらしているか、緊急のアンケート調査を実施、その結果をとりまとめて発表しました。

調査は、2020年5月13日~5月18日の期間、「Re就活」にアクセスしたサイト来訪者へ、アンケートのポップアップ表示を行い、回答を促すかたちで実施、542人の有効回答を得ました。

・テレワーク実施による希望通勤時間の変化
とくに変化なし:29.5%
より短くしたいと思うようになった:47.7%
どちらかというと短くしたいと思うようになった:22.0%
どちらかというと長くてもいいと思うようになった:0.8%
より長くてもいいと思うようになった:0.0%

テレワークを実施している20代のサイト来訪者に、実施を経験して希望の通勤時間に変化があったかどうか尋ねたところ、「より短くしたいと思うようになった」人が47.7%と約半数にのぼりました。「どちらかというと短くしたいと思うようになった」という22.0%もあわせると、実に全体の69.7%が通勤時間を短くしたいと考えるようになっています。

「とくに変化はない」人も約3割みられますが、長くてもいいと考えるようになった人は1%に満たず、ごく少数派という結果でした。

・テレワーク未実施者の希望通勤時間における変化
とくに変化なし:58.8%
より短くしたいと思うようになった:21.7%
どちらかというと短くしたいと思うようになった:18.5%
どちらかというと長くてもいいと思うようになった:0.5%
より長くてもいいと思うようになった:0.5%

続いて同様に、テレワークを実施していない働き方の人にも、希望通勤時間の変化について尋ねると、「とくに変化はない」が58.8%で圧倒的に多く、「より短くしたいと思うようになった」が21.7%、「どちらかというと短くしたいと思うようになった」で18.5%となっていました。

「どちらかというと長くてもいいと思うようになった」、「より長くてもいいと思うようになった」はやはり少なく、それぞれ0.5%にとどまりましたが、通勤時間を短縮したい人の合計は40.2%と、テレワーク実施者より30ポイント近く少なく、テレワークを経験することが、より短い通勤時間を望むような変化につながっていると考えられました。

働く時間や場所を自由に、柔軟にすることから、テレワークを導入すれば、都心より郊外の住宅人気が高まる、郊外や地方への移住が進むという見方も強く存在しますが、20代では、むしろ逆に職住近接を望む傾向が強まる可能性があります。

希望通勤時間の平均は29分!
・通勤時間を短縮したい理由
【テレワーク実施者】
自由に使える時間を増やしたい:31.8%
テレワークで通勤時間に負担を感じた:25.0%
通勤時間を減らして生産性を上げたい:12.1%

【テレワーク未実施者】
自由に使える時間を増やしたい:49.7%
緊急事態宣言発令で感染リスクを下げたいと思った:35.2%
通勤時間を減らして生産性を上げたい:13.9%

通勤時間を短縮したい理由について、テレワークの実施を経験した人とそうでない人に分けて尋ねたところ、テレワーク実施者では、「自由に使える時間を増やしたいから」が31.8%でトップ、2位は「テレワークで通勤時間に負担を感じたから」の25.0%となりました。

実際にテレワークを経験したことで、プライベートな時間を確保できたり、終業後の時間を有効に使えて生活の質が向上したと感じたり、これまで何気なく費やしていた通勤時間をカットすることで得られるメリットの大きさに気づいた人が多かったとみられます。

3位には「通勤時間を減らして生産性を上げたい」が12.1%で入り、仕事にもプラスの効果が期待できると考えるようになるなど、通勤時間への意識に変化があったことがうかがわれました。

一方で、通勤時間の希望に「変化はない」とした人からは、理由として、「在宅で仕事をしてみて通勤時間がオンオフの切り替えになることが分かった」、「適度に家と会社が離れている方が仕事のスイッチが入ると分かった」といった声があったとも報告されています。テレワークの課題から、移動のもつ意味にあらためて気づいた向きもあったようです。

これに対し、テレワーク未実施者の通勤時間を短縮したいと思う理由では、「自由に使える時間を増やしたいから」が49.7%で最多になり、ほぼ半数を占めていました。2位は「緊急事態宣言発令で感染リスクを下げたいと思うから」の35.2%、3位に「通勤時間を減らして生産性を上げたい」の13.9%となっています。

通勤時間を削減して自由時間を増やしたいという希望とともに、通勤時において公共交通機関を使うなどしているために、望まない感染リスクを負っている、という意識がみられました。

一方、通勤時間の希望に「変化はない」とした人や「長くてもいいと思うようになった」とした人からは、「家賃の安い郊外に住みたい」、「感染リスクを考えると人口密度の低いエリアに住みたい」といった声が理由としてあったそうです。

・希望の通勤時間
【テレワーク実施者】
~15分以内:8.3%
15~30分:25.8%
30分~45分:39.4%
45分~1時間:18.9%
1時間~1時間半:6.8%
1時間半~:0.8%
平均:29.3分

【テレワーク未実施者】
~15分以内:6.3%
15分~30分:32.2%
30分~45分:27.8%
45分~1時間:27.6%
1時間~1時間半:4.9%
1時間半~:1.2%
平均:29.9分

希望の通勤時間を、テレワーク実施経験者と未実施者のそれぞれに尋ねた結果では、テレワーク実施者で、「30分~45分」が最多の39.4%、「15分~30分」が2位の25.8%、3位「45分~1時間」の18.9%となりました。

テレワーク未実施者では、「15分~30分」が32.2%で最多になり、実施者より短い帯域がトップでしたが、2位の「30分~45分」と3位の「45分~1時間」が僅差で、それぞれ27.8%、27.6%となっていました。

45分以下でみると、テレワーク実施者が73.5%、テレワーク未実施者で66.4%となり、7.1ポイントの差がみられたほか、平均値でテレワーク実施者が29.3分、未実施者で29.9分になり、より通勤時間短縮への意向が強い、先述の結果が反映されていると考えられました。

平均値からは、テレワークの導入如何に関わらず、30分以内であれば、およそ通勤アクセスに恵まれていると受け取ってもらえる可能性が高いともいえそうです。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社学情によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000504.000013485.html

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