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【pickupニュース】大型ファミリー向けマンション賃料、全国的な上昇傾向に

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アットホームが全国主要都市の最新家賃動向を発表
アットホーム株式会社は21日、2020年4月分の全国主要都市における「賃貸マンション・アパート」の募集家賃動向を調査した結果資料をまとめ、公開を開始しました。首都圏の1都3県と仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市が対象となっています。

・調査用語定義
家賃:賃料+管理費・共益費など
シングル向き:30平米以下
カップル向き:30平米~50平米以下
ファミリー向き:50平米~70平米以下
大型ファミリー向き:70平米超

この調査における用語は上記のように定義されており、各物件はその専有面積により、シングル、カップル、ファミリー、大型ファミリー向きとの表現を用いています。なおアパートについては、大型ファミリー向き物件の対象数が少ないため、調査対象外とされています。

・東京23区の賃料動向
【マンション】
シングル向き:91,310円(前月比-0.9%、前年同月比+4.4%)
カップル向き:134,282円(前月比-0.1%、前年同月比+6.6%)
ファミリー向き:192,019円(前月比+0.7%、前年同月比+5.7%)
大型ファミリー向き:334,796円(前月比+1.6%、前年同月比+4.2%)

【アパート】
シングル向き:65,279円(前月比-0.0%、前年同月比+2.0%)
カップル向き:98,066円(前月比+0.2%、前年同月比+2.6%)
ファミリー向き:127,141円(前月比-0.7%、前年同月比+2.1%)

2020年4月の東京23区におけるマンションの平均賃料は、シングルとカップル向きで、前月比が微減しましたが、それ以外は上昇、前年同月比では全帯域が5%前後の上昇となりました。前月比の伸びでは、大型ファミリー向きが最も大きく、1.6%の上昇で334,796円になっています。

2015年1月を100の基準値とする平均家賃指数では、ファミリー向きが10カ月連続でプラスとなり最高値を更新しました。一方でカップル向きは9カ月のプラス維持から、今回マイナスに転じています。

アパートの平均賃料は、前月比で微減する傾向もみられたものの、やはり前年同月比では全帯域が上昇しました。ただし、こちらは2%強とやや上昇幅が小さめです。平均家賃指数はカップル向きが2カ月連続で上昇、105.9に達し、2015年1月以降の最高値となりました。

・東京都下の賃料動向
【マンション】
シングル向き:54,709円(前月比-1.1%、前年同月比-0.8%)
カップル向き:81,812円(前月比-1.0%、前年同月比-0.3%)
ファミリー向き:100,659円(前月比-1.5%、前年同月比-1.8%)
大型ファミリー向き:147,102円(前月比-1.0%、前年同月比+1.2%)

【アパート】
シングル向き:50,184円(前月比-1.4%、前年同月比-0.4%)
カップル向き:72,606円(前月比-0.4%、前年同月比+0.6%)
ファミリー向き:88,562円(前月比-0.4%、前年同月比+0.7%)

東京都下のマンション平均賃料は、前月比でいずれも1%強の下落、前年同月比では大型ファミリー向きのみ1.2%の上昇を確保しましたが、その他のタイプでは小幅な下落となりました。とくにシングル向きは5カ月連続のマイナスで、賃料下落傾向が目立ってきています。

アパートの平均賃料は、前月比が全帯域で下落、カップル、ファミリー向きは0.4%と微減ですが、シングル向きは1.4%のマイナスになりました。このシングル向きは、唯一前年同月比でもマイナスになり、0.4%の微減ですが、家賃動向は横ばいから低下傾向になってきています。

シングル向きは福岡市が好調
・神奈川県の賃料動向
【マンション】
シングル向き:64,027円(前月比-1.2%、前年同月比+0.2%)
カップル向き:87,779円(前月比-0.1%、前年同月比+0.7%)
ファミリー向き:107,289円(前月比-0.4%、前年同月比+2.4%)
大型ファミリー向き:168,535円(前月比+0.6%、前年同月比+6.8%)

【アパート】
シングル向き:51,788円(前月比-0.7%、前年同月比+0.0%)
カップル向き:69,171円(前月比+0.1%、前年同月比+0.7%)
ファミリー向き:83,838円(前月比+0.2%、前年同月比+0.6%)

2020年4月における神奈川県のマンション平均賃料は、前年同月比で全帯域上昇となったものの、前月比では大型ファミリー向きを除いてマイナスになっていました。カップル、ファミリー向きは0.5%未満のわずかな下落ですが、シングル向きは1.2%の下落です。

一方、前月比・前年同月比とも上昇した大型ファミリー向きは、前年同月比で6.8%とややまとまったプラスを記録、168,535円になり、平均家賃指数でも4カ月連続のプラス、2015年1月以降の最高値となりました。

アパートの平均賃料は、シングル向きの前月比のみわずかに下落しました。それ以外は上昇となっています。ただし上昇幅はいずれも1%未満と小さく、概ね横ばい傾向での推移になりました。シングル向きは平均家賃指数が3カ月連続でマイナスになっており、天井感がみられています。

・千葉県の家賃動向
【マンション】
シングル向き:59,434円(前月比-0.2%、前年同月比-0.3%)
カップル向き:74,706円(前月比-1.4%、前年同月比+0.4%)
ファミリー向き:90,219円(前月比-0.6%、前年同月比-0.9%)
大型ファミリー向き:124,162円(前月比-0.8%、前年同月比+0.3%)

【アパート】
シングル向き:46,087円(前月比-1.3%、前年同月比-1.8%)
カップル向き:59,599円(前月比-0.5%、前年同月比+0.9%)
ファミリー向き:74,329円(前月比+0.1%、前年同月比+2.4%)

千葉県のマンション平均賃料は、カップル向きと大型ファミリー向きで前年同月比上昇となりましたが、それ以外は下落傾向になっています。下落幅では、カップル向きの前月比が1.4%と1%超えで最も大きく、74,706円となりました。

アパートの平均賃料は、シングル向きが前月比・前年同月比とも下落となる中、ファミリー向きは前月比・前年同月比とも上昇し、面積帯での傾向に違いが生じました。上昇したファミリー向きは、前年同月比で2.4%の上昇となる74,329円で、2015年1月以降の最高値を更新しています。

・埼玉県の賃料動向
【マンション】
シングル向き:56,253円(前月比-1.6%、前年同月比-0.4%)
カップル向き:71,561円(前月比-1.1%、前年同月比+0.9%)
ファミリー向き:90,386円(前月比-0.3%、前年同月比+4.7%)
大型ファミリー向き:125,693円(前月比+0.5%、前年同月比+5.6%)

【アパート】
シングル向き:48,012円(前月比-1.2%、前年同月比-1.0%)
カップル向き:60,858円(前月比-1.2%、前年同月比-1.6%)
ファミリー向き:73,839円(前月比-0.5%、前年同月比-0.4%)

埼玉県におけるマンションの平均家賃は、前月比で大型ファミリー向きを除く3帯域が下落、前年同月比ではシングル向きのみ下落となりました。シングル向きが、前月比で1.6%、前年同月比で0.4%の下落となる中、大型ファミリー向きは前月比で0.5%の微増、前年同月比では5.6%とややまとまった上昇になり、125,693円まで伸びています。

アパートの平均家賃は、全帯域が前月比・前年同月比とも下落になりました。シングル、カップル向きは1%以上の下落幅ですが、ファミリー向きは0.5%以下と、小幅な変動にとどまっています。

・マンション平均募集家賃前年同月比上昇率ランキング
【シングル向き】
1位 福岡市:+7.3%(49,878円)
2位 東京23区:+4.4%(91,310円)
3位 大阪市:+2.5%(60,200円)

【カップル向き】
1位 東京23区:+6.6%(134,282円)
2位 大阪市:+5.9%(88,738円)
3位 福岡市:+5.2%(73,491円)

【ファミリー向き】
1位 大阪市:+7.5%(123,944円)
2位 東京23区:+5.7%(192,019円)
3位 埼玉県:+4.7%(90,386円)

【大型ファミリー向き】
1位 神奈川県:+6.8%(168,535円)
2位 名古屋市:+6.4%(142,961円)
3位 埼玉県:+5.6%(125,693円)

前年同月比の上昇率を、面積帯別でランキング化したところ、マンションではシングル向きで福岡県が圧倒的トップの+7.3%でした。2位には2.9ポイントのスコア差がありますが、東京23区が続き、3位で大阪市の+2.5%になっています。

カップル向きは東京23区の+6.6%がトップ、大阪市、福岡市と続きました。ファミリー向きでは、大阪市が1位の+7.5%で、上昇幅では今回調査の最大になっています。2位は東京23区、3位が埼玉県でした。

大型ファミリー向きでは、1位に神奈川県の+6.8%が入りました。2位は名古屋市の+6.4%、3位で埼玉県の+5.6%です。

・アパート平均募集家賃前年同月比上昇率ランキング
【シングル向き】
1位 福岡市:+5.7%(37,791円)
2位 名古屋市:+4.4%(51,107円)
3位 東京23区:+2.0%(65,279円)

【カップル向き】
1位 名古屋市:+3.4%(65,061円)
2位 東京23区:+2.6%(98,066円)
3位 大阪市:+2.4%(74,434円)

【ファミリー向き】
1位 大阪市:+4.3%(96,553円)
2位 千葉県:+2.4%(74,329円)
3位 名古屋市:+2.2%(74,872円)

同様に、アパートの場合も前年同月比上昇率をみていくと、シングル向きはマンションと同じ福岡市がトップ、+5.7%の上昇でした。2位が名古屋市で+4.4%、4位は東京23区です。

カップル向きは名古屋市がトップで、+3.4%でした。2位は東京23区、3位に大阪市となります。ファミリー向きでは、大阪市が+4.3%でトップになりました。2位以下とはやや差があり、続く千葉県の上昇率は+2.4%、3位の名古屋市で2.2%になっています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)
(調査内容・アットホーム調べ)


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