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【pickupニュース】20年1月東京23区の募集家賃、全面積帯で上昇

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アットホームが全国主要都市の最新募集家賃動向を発表
アットホーム株式会社は19日、同社の不動産情報ネットワークに登録されている物件データをもとに、首都圏と全国主要都市の2020年1月における「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向を調査し、その結果をとりまとめて公開しました。

この調査では、首都圏の1都3県と宮城県仙台市、愛知県名古屋市、大阪府大阪市、福岡県福岡市を対象エリアとし、消費者向けに公開・募集された居住用の賃貸マンションおよびアパートについて、入居者が1カ月に支払う管理費、共益費を含めた賃料を家賃として調べています。

・タイプ定義
シングル向き:30平米未満
カップル向き:30~50平米未満
ファミリー向き:50~70平米未満(アパートは50~70平米以下)
大型ファミリー向き:70平米以上

なお面積に基づくタイプ別名称の定義は、上記のようになっており、それぞれの帯域で調査・分析が行われました。

・東京23区の家賃動向
【マンション】
シングル:90,217円(前月比+0.2%、前年同月比+3.2%)
カップル:130,850円(前月比+0.2%、前年同月比+5.2%)
ファミリー:186,944円(前月比+0.7%、前年同月比+3.0%)
大型ファミリー:324,388円(前月比-1.0%、前年同月比+2.8%)

【アパート】
シングル:65,465円(前月比+0.3%、前年同月比+1.3%)
カップル:97,766円(前月比+0.5%、前年同月比+2.6%)
ファミリー:126,130円(前月比-0.2%、前年同月比+1.1%)

東京23区における2020年1月のマンション家賃動向は、大型ファミリー向きタイプのみ、前月比で3,244円、率にして1.0%のマイナスとなりましたが、それ以外は全て前月比・前年同月比ともプラスとなり、前年同月比では全面積帯で上昇になっています。

前月比で最も伸びたのはファミリー向きの0.7%アップとなる186,944円、前年同月比ではカップル向きの5.2%が最大の上昇幅で、130,850円でした。家賃は全体に緩やかな上昇基調を続けており、2015年1月を100とする平均家賃指数では、カップル向きが9カ月連続、ファミリー向きで7カ月連続の前月比プラスを記録、いずれも最高値を更新しています。

アパートについては、ファミリー向きが前月比で0.2%のダウンと微減しましたが、やはり前年同月比では全面積帯が上昇を記録しました。カップル向きは前月比で0.5%、前年同月比で2.6%の上昇となり、97,766円と10万円水準に近づきつつあります。

・東京都下の家賃動向
【マンション】
シングル:56,079円(前月比-0.5%、前年同月比-1.3%)
カップル:81,794円(前月比-0.4%、前年同月比+0.3%)
ファミリー:102,014円(前月比-0.9%、前年同月比+0.1%)
大型ファミリー:147,149円(前月比-1.2%、前年同月比+2.5%)

【アパート】
シングル:51,602円(前月比+0.4%、前年同月比-0.0%)
カップル:73,271円(前月比-0.1%、前年同月比+1.1%)
ファミリー:89,040円(前月比+0.5%、前年同月比-1.2%)

東京都下のマンションでは、前月比が全面積帯でマイナスとなりました。シングル向きでは、前年同月比も1.3%の下落になり、変動幅は比較的小さいものの、56,079円に低下しています。カップル向き、ファミリー向きはいずれも1%未満の小幅な変動となり、前年同月比では微増、それぞれ81,794円、102,014円となりました。

大型ファミリー向きは、前月比で1.2%の下落と、ややまとまった低下になった一方、前年同月比でみると2.5%の上昇になっており、全面積帯中最もプラス傾向にありました。平均家賃指数でも、こちらのみ100を上回る指数になっています。

アパートは、シングル向きがほぼ前月比・前年同月比とも横ばい、カップル向きで、前月比が0.1%の微減、前年同月比では1.1%の上昇となりました。ファミリー向きは前年同月比が1.2%のマイナスになったものの、前月に比べるとわずかに上昇、0.5%のプラスで89,040円となっています。

カップル向き、ファミリー向きのアパート家賃は、調査対象9エリア中、東京23区、大阪市に次いで高い3番目の水準にあり、都心のニーズがしみ出して、高めに推移している様相もうかがわれました。

千葉県のカップル向きと埼玉県のマンションが好調
・神奈川県の家賃動向
【マンション】
シングル:64,628円(前月比-0.1%、前年同月比+0.5%)
カップル:86,542円(前月比+0.6%、前年同月比-0.2%)
ファミリー:105,766円(前月比+1.3%、前年同月比+2.1%)
大型ファミリー:159,800円(前月比+1.7%、前年同月比+1.3%)

【アパート】
シングル:53,094円(前月比+0.4%、前年同月比-0.3%)
カップル:69,507円(前月比+0.4%、前年同月比+0.5%)
ファミリー:83,897円(前月比-0.1%、前年同月比+1.6%)

神奈川県の2020年1月におけるマンション平均家賃は、シングル向きが前月比で0.1%とわずかに下げたものの、ほぼ横ばい、前年同月比も0.5%の小幅なアップで、64,628円となりました。小幅な変動ながら堅調な推移で、東京23区に次ぐ高さになっています。

シングル向き以外は前月比で上昇、カップル向きのみ前年同月比が0.2%のマイナスと、わずかに下落していました。ファミリー向き、大型ファミリー向きなど、ややまとまった面積を確保したタイプで、緩やかな伸びがみられています。

アパートは全面積帯、ほぼ前月並みの金額です。ファミリー向きは、前年同月比でやや上昇し、1.6%のプラスとなる83,897円でした。2015年1月時点を100とする平均家賃指数は、全面積帯が100を超えています。中でもカップル向きは最高値を記録しました。

・千葉県の家賃動向
【マンション】
シングル:59,919円(前月比+0.2%、前年同月比-1.2%)
カップル:75,921円(前月比+1.0%、前年同月比+3.3%)
ファミリー:91,068円(前月比+0.1%、前年同月比+0.8%)
大型ファミリー:123,380円(前月比+0.5%、前年同月比-1.5%)

【アパート】
シングル:47,896円(前月比+0.4%、前年同月比-2.4%)
カップル:60,412円(前月比+0.7%、前年同月比+2.0%)
ファミリー:73,784円(前月比+0.8%、前年同月比+1.9%)

千葉県のマンション平均家賃は、全面積帯で前月を上回りました。ただし、前年同月比でみると、シングル向きと大型ファミリー向きが、それぞれ1.2%、1.5%とやや下落しています。好調なのはカップル向きで、前年同月比で3.3%のまとまった上昇をみせ、平均家賃指数でも最高値を更新しました。

アパートは、シングル向きの前年同月比が2.4%の下落になったものの、カップル向き、ファミリー向きは前月比・前年同月比ともに上昇しました。こちらでもカップル向きの上昇基調が強く、同タイプは、平均家賃指数も2015年1月以降、初の100超えを記録するにいたっています。

・埼玉県の家賃動向
【マンション】
シングル:57,685円(前月比+1.4%、前年同月比+1.7%)
カップル:71,498円(前月比+1.6%、前年同月比+0.7%)
ファミリー:88,792円(前月比+0.9%、前年同月比+3.5%)
大型ファミリー:125,217円(前月比+2.8%、前年同月比+4.4%)

【アパート】
シングル:49,324円(前月比+0.5%、前年同月比-0.5%)
カップル:61,715円(前月比+0.5%、前年同月比+0.8%)
ファミリー:73,602円(前月比+0.8%、前年同月比+0.5%)

埼玉県のマンション平均家賃は、全ての面積帯で、前月比・前年同月比とも上昇になりました。シングル向きと大型ファミリー向きの前月比上昇幅は、調査対象9エリア中最大で、伸びが顕著となっています。とくに大型ファミリー向きは、前年同月比でみても、金額にして5,241円、率にして4.4%の上昇となり、125,217円という高水準でした。

平均家賃指数は、全面積帯で最高値を記録、カップル向き以外の面積帯では、3カ月連続で前月を上回る値にもなっています。

アパートは、シングル向きの前年同月比のみ0.5%のマイナスで微減になりましたが、それ以外は上昇を記録、変動幅はマンションに比べて小幅にとどまるものの、安定した推移となっています。

ピックアップニュースは以上になります。
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今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)
(調査内容・アットホーム調べ)


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