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【pickupニュース】AIやロボットでのマンション管理ってどう思う?

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スタイルアクトが管理業務におけるAI・ロボットの導入について意識調査を実施
分譲マンションの購入・売却を検討する人を主な対象とする総合情報サイト「住まいサーフィン」を運営するスタイルアクト株式会社は11月28日、マンション入居者へのアンケートとして「AI・ロボットへのマンション管理の個別業務に対する委任意向」調査を実施、その結果をとりまとめて公開しました。

近年、深刻化する人手不足、労働者の高齢化に対応したAI・ロボットの活用、IoT化について、一般利用者の意識やニーズをみることができます。

調査は2019年7月17日~8月7日の期間、インターネット調査と郵送調査の併用により、分譲マンションに居住する人を対象として行われ、2,266の有効回答を得ました。

なおここでのDIは、AIやロボットに「任せていい」と「どちらかというと任せていい」の回答割合を足したものから、「どちらかというと任せたくない」および「任せたくない」の回答割合を足したものを減じて算出した指標となっています。

・業務別AI/ロボット委任意向
【清掃関連】
一般清掃:56.4(前年比+2.9)
【受付関連】
受付:33.6(前年比+4.7)
サービス取次ぎ:59.8(前年比+3.2)
共有設備の受付・清算:50.0(前年比+7.3)
【相談関連】
日常管理に関する相談:-3.0(前年比+13.4)
リフォームなどの相談:4.1(前年比+8.8)
理事会運営に関する相談:-12.8(前年比+10.1)
【報告関連】
管理費の徴収状況報告:41.2(前年比+11.0)

全体として、前年の2018年調査と今回の調査における結果を比較すると、全ての項目でDIが増加し、人間志向傾向からAIやロボットへの業務委任を容認する肯定派が増えていました。

大きくDIが上昇も、なお相談関連は人間志向
内容を個別にみていくと、最もAI・ロボットへの委任意向が強かったのは、受付関連の「サービス取次ぎ」で、前年より3.2ポイント上昇し、59.8となっていました。前年調査でも肯定派が最も多い項目でしたが、さらに指数値を上げています。

次いで多いのは「一般清掃」で、DIは前年より2.9ポイント上昇、54.4となりました。すでに空港や大型オフィスなどで自動掃除ロボットが活躍するなど、身近なところで導入ケースに触れられるようになり、親しみやすさとともに期待が高まっているとみられました。

受付関連では、「共有設備の受付・清算」や「受付」全般でも比較的AI・ロボットへの委任を容認する傾向が強く、DIはそれぞれ50.0、33.6と高いポイントになりました。また、報告関連の「管理費の徴収状況報告」も、前年より11.0ポイント増加して、41.2と高い指数値になっています。

金銭管理などの面では、むしろ人間より信頼しやすい、透明性が高く、正確で効率が良いと活躍が期待されているのかもしれません。

一方、相談関連業務にあたる3項目は、前年に比べると大幅に指数値を上げたものの、なお他の業務項目に比較して低い値にとどまりました。「リフォームなどの相談」が唯一プラス水準で4.1に転じましたが、「日常管理に関する相談」や「理事会運営に関する相談」は、引き続きマイナス水準で、人間への委任意向が強くなっています。

AIやロボットの飛躍的な進化が感じられる一方で、やはり細やかで深いコミュニケーションとなると、まだ課題は多く、相談ごとは人間に頼みたい、心情を慮ってほしいという意識が浮かぶ結果となりました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

スタイルアクト株式会社によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000168.000007875.html

「住まいサーフィン」 調査結果案内ページ
https://www.sumai-surfin.com/enquete_result/ai-robot2019/

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