クラスコの資産運用

収益物件

【pickupニュース】19年3Qのフラット35申請戸数、前年比11.6%の増加に

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!

住宅金融支援機構が最新の申請動向を発表
独立行政法人住宅金融支援機構は10月29日、同機構が証券化支援事業として行っている「フラット35」の2019年7~9月期における申請戸数などをまとめた資料を公開しました。実績戸数や実績金額も発表されており、市場動向をみることができます。

なお、実績データについては、2019年7~9月の機関に融資実行されたものであるため、これより前の期間に申請があったものも含まれています。

・「フラット35」全体の動向
申請戸数:31,591戸(前年同期比+11.6%)
実績戸数:23,551戸(前年同期比+14.3%)
実績金額:7,087億1,168万円(前年同期比+17.8%)

【借換え除く】
申請戸数:29,589戸(前年同期比+13.2%)
実績戸数:21,706戸(前年同期比+17.2%)
実績金額:6,647億7,338万円(前年同期比+20.4%)

長期固定金利住宅ローン「フラット35」全体の2019年7~9月期における申請戸数は、31,591戸で、前年同期より11.6%増加しました。実績戸数も23,551戸となり、前年同期より14.3%増加しています。実績金額は7,087億1,168万円で、前年同期より17.8%増加しました。いずれも2桁増を記録し、利用が増えていることがうかがわれます。

また、借換えを除いた申請戸数も29,589戸で、前年同期を13.2%上回り、実績戸数が21,706戸の前年同期比17.2%増、実績金額は6,647億7,338万円で、20.4%の増額になっていました。

買取型も増加傾向ながら保証型はさらに大きく増加
・「フラット35(買取型)」の動向
申請戸数:26,810戸(前年同期比+7.6%)
実績戸数:20,236戸(前年同期比+9.0%)
実績金額:6,144億184万円(前年同期比+12.4%)

【借換え除く】
申請戸数:25,427戸(前年同期比+9.9%)
実績戸数:18,902戸(前年同期比+12.2%)
実績金額:5,833億1,696万円(前年同期比+15.3%)

多くの金融機関が取り扱う通常タイプの「フラット35」で、住宅金融支援機構がローン債権を該当金融機関から買い取って証券化する「買取型」に絞ってみると、2019年7~9月の申請戸数は26,810戸で、前年同期より7.6%の増加になっていました。

実績戸数も前年同期より9.0%増加し、20,236戸と2万戸を上回っています。実績金額は前年同期より12.4%多い、6,144億184万円にのぼりました。

借換えを除いた件数では、申請戸数が25,427戸で、前年同期を9.9%上回り、実績戸数は18,902戸、前年同期より12.2%多くなっています。実績金額では5,833億1,696万円となり、前年同期を15.3%上回っていました。借換えの減少がやや全体を引き下げているものの、利用は前年同期より活発と分かります。

・「フラット35(保証型)」の動向
申請戸数:4,781戸(前年同期比+41.2%)
実績戸数:3,315戸(前年同期比+62.5%)
実績金額:943億984万円(前年同期比+70.4%)

【借換え除く】
申請戸数:4,162戸(前年同期比+39.5%)
実績戸数:2,804戸(前年同期比+67.8%)
実績金額:814億5,642万円(前年同期比+75.1%)

一方、利用者が返済できなくなった場合に、該当金融機関に対し、住宅金融支援機構が保険金をローン残高に充てるものとして支払い、保険金支払い後に機構が利用者(債務者)のローン債権を取得するタイプの「保証型」について、利用動向をみると、申請戸数は4,781戸となり、前年同期より41.2%増えていました。「フラット35」全体に占める割合も、15.1%となり、前年同期より3.1ポイント上昇、存在感を高めてきています。

実績戸数は3,315戸に伸び、前年同期比では62.5%もの増加となりました。実績金額もそれに伴い、943億984万円に到達、前年同期比で70.4%の増加になっています。

借換えを除いた申請戸数は、前年同期より39.5%多い4,162戸で、実績戸数は前年同期を67.8%上回る2,804戸でした。金額も大幅に増加し、前年同期より75.1%多い、814億5,642万円となっています。

保証型が増加している背景には、買取型に比べ金利を低く抑えられることに加え、2019年6月と7月に新しく保証型の取り扱いを開始した金融機関があり、取扱金融機関数が前年同期の4機関から6機関に増加して、利用しやすくなったことがあるとみられています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

独立行政法人住宅金融支援機構 お知らせ(プレスリリース)資料提供ページ
https://www.jhf.go.jp/topics/2019.html

PAGE TOP