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中古物件をリフォームしたい!優先するならどの箇所から?

あちこちリフォームしたいけど、予算が限られることも
中古物件は、新築の物件と比較すると物件の入手価格を抑えられる点がメリットですが、入手した中古物件をより長持ちさせるためには、リフォームが必須となります。

中には、「せっかくの機会なので、複数の箇所を一度にリフォームしたい」と考える人がいるかもしれませんが、予算の都合上、全てのリフォームができず、優先順位をつけなければならない場合もあるでしょう。

中古物件をリフォームする場合、どの箇所を優先すれば良いのでしょうか。

外壁や屋根の塗装
中古物件のリフォームで優先したい箇所と言えば、外壁や屋根の塗装です。

その理由は、外壁や屋根を塗装することによって、建物が長持ちしやすくなることがあげられます。

もし、塗装を行わずそのまま状態にしていた場合、初期の段階では、塗装が少しはがれていたり、外壁や屋根に小さな傷が生じたりする程度であるため、見た目にはさほど気にならないかもしれません。

しかし、その状態を放置したままにしておくと、塗装がさらにはがれやすくなるうえに、外壁や屋根にひび割れが生じる場合もあります。最終的には外壁や屋根がもろくなり、雨漏りの原因になってしまうことも考えられるのです。

早めに外壁や屋根を塗装することによって、外壁や屋根が塗膜によってコーティングされる状態となるため、長持ちしやすくなり、破損しにくい状態になります。

なお、外壁や屋根の塗装を依頼する場合は、別々に依頼するのではなく、同時に依頼すると費用を引き下げやすくなります。その理由は、いずれの塗装も足場を組む作業であり、足場を組んだ時点で外壁と屋根の両方の塗装作業がまとめてできるためです。

キッチンや風呂などの水回り
次にリフォームを考えたいのが、キッチンや風呂などの水回りです。

建物の内部は、外壁や屋根などのように、雨風が直接的に当たる建物の外部と比べれば、傷みが生じにくい状態となっています。

しかし、キッチンや風呂、トイレなどの水回りは、日常的に水を使う場所であることから、少しずつ水がしみ出してしまい、湿気が原因で基礎や柱が傷みやすくなります。

特に、中古物件で築年数が経過している場合は、柱が水分や湿気によって傷みが生じやすく、柱の腐敗によってシロアリが発生してしまうことも考えられます。

水回りは、清潔な環境で利用したいですよね。そのため、屋内のリフォームを行う場合は水回りを優先したいところです。

内装のリフォーム
そのほか、優先しておきたいリフォームとしては「内装リフォーム」があります。

内装の部分は、外壁や水回りと比べれば傷みが生じにくい箇所であるため、リフォームの優先度は低めと言えます。

それでも、内装をリフォームしておきたい理由としては、「室内を快適で居心地の良い空間にする」ということがあげられます。

外壁や屋根の部分をリフォームすることで、建物自体が長持ちしやすくなるメリットがありますが、建物の外部がしっかりしていたとしても、内部が古いままであれば、居心地が良くないと感じるかもしれません。

できる限り快適な状態で過ごしたい、ということを求めるのであれば、内装のリフォームを優先したいところです。

中古物件のリフォームについてみてきましたが、優先順位をつけるなら、構造上の問題を改善することが最優先と言えるでしょう。住宅の構造がしっかりとしていることによって、安心して過ごすことができるためです。

中古物件を取得する場合は、価格に注目してしまいがちですが、中古物件の構造にも目を向けて、どこを優先的にリフォームすべきか、という点についても考えておきましょう。

(画像は写真ACより)

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