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【pickupニュース】「実家が空き家になる」危機、4割強に

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スマイスターが空き家問題に関する調査を実施
不動産売却や土地活用など不動産業者の比較が行える総合サービスサイト「スマイスター」を運営するリビン・テクノロジーズ株式会社は25日、「実家が空き家になる可能性」についてのアンケート調査を実施、その結果をとりまとめて公開しました。

この調査は、「スマイスター」を利用した30歳以上の全国男女を対象に、2018年8月24日~9月3日の期間、任意で回答するインターネット調査方式で実施、247人の有効回答を得たものとなっています。

・実家が空き家になる可能性
ある:30.4%
ない:58.7%
既になっている:9.7%
賃貸だからならない:1.2%

まず全員に「実家が空き家になる可能性」について、どう考えるか尋ねたところ、その可能性が「ある」とした人は30.4%で3割を超え、「既になっている」人の9.7%と合わせると、全体の40.1%が空き家危機を抱えていることがわかりました。現時点で「ない」とした人は58.7%で、「賃貸だからならない」という回答は1.2%にとどまっています。

・実家が空き家になる理由
将来、住む予定がない:73.7%
老朽化:24.2%
管理ができない:16.2%
建替えができない:8.1%
場所的に需要がない:6.1%
固定資産税を払いたくない:6.1%
取り壊しができない:3.0%
その他:5.1%

「実家が空き家になる可能性」について「ある」とした人と「既になっている」とした人を対象に、なぜ空き家となってしまうのか、その理由を複数回答可で選択してもらうと、「将来、住む予定がない」が圧倒的に多い73.7%を占め、親世代が住まなくなれば誰もその後に住む見込みがない、住み継がれないケースが大半となっていました。

次いで多いのは「老朽化」の24.2%で、3位は「管理ができない」の16.2%、以下「建替えができない」、「場所的に需要がない」、「固定資産税を払いたくない」といった回答が続いています。5.1%を占める「その他」には、「実家で一人暮らしのため」という声や「区画整理にかかっているので、売却できるか分からない」といった回答がみられています。

・実家が空き家にならない理由
住んでいる:71.7%
将来、住む予定がある:17.2%
売却する:4.8%
賃貸に出す:4.2%
更地にして土地活用する:1.4%
民泊として活用する:0.7%
シェアハウスとして活用する:0.0%
更地にする:0.0%

逆に「実家が空き家になる可能性」は「ない」とした人に、なぜならないか理由を尋ねると、「住んでいる」からが71.7%で最多となり、次いで多い「将来、住む予定がある」の17.2%と合わせると、88.9%の人が自ら実家に住むことで、空き家となり得る状況から脱しているという結果になっていました。

「売却する」、「賃貸に出す」といっためどがある人は、それぞれ4.8%、4.2%に限られ、「更地にして土地活用する」も1.4%にとどまっています。また、昨今注目が集まっている「民泊」での活用を挙げた人は0.7%とごく少数で、「シェアハウスとして活用する」と「更地にする」はともに0.0%でした。

なんとなく売却を考える人が多数
・もし実家が空き家になったらどうするか
売却する:32.8%
親族に住んでもらう:11.9%
賃貸に出す:7.4%
空き家として管理する:約2%
更地にする:約1.5%
まだわからない:39.8%

もし、実家が空き家になったらどうするか、対応を考えてもらうと、全体では「まだわからない」が39.8%と最も多く、次いで「売却する」が32.8%を占めました。3位には「親族に住んでもらう」が11.9%でランクインしましたが、こちらは「空き家になる可能性がある」または「既になっている」の回答者に限定すると、わずか1.0%になり、一方「空き家になる可能性がない」の回答者では19.3%と、大きく差が開いています。実家を住み継ぐ可能性のある、身近な親族の存在が、空き家となることへの危機感と深く関係しているとみることもできるでしょう。

全体に、空き家となった実家を資産活用する考えの人は限定的で、「賃貸に出す」が7.4%を集めたほかは、いずれもごく少ない回答率にとどまっています。

・実家の住宅種別
【全体】
田舎の戸建て:37.3%
地方都市の戸建て:35.2%
主要都市の戸建て:15.6%
主要都市の集合住宅:6.6%
地方都市の集合住宅:3.7%
田舎の集合住宅:1.6%

【空き家になる可能性あり】
田舎の戸建て:35.4%
地方都市の戸建て:38.4%
主要都市の戸建て:12.1%
主要都市の集合住宅:10.1%
地方都市の集合住宅:2.0%
田舎の集合住宅:2.0%

【空き家になる可能性なし】
田舎の戸建て:38.6%
地方都市の戸建て:33.1%
主要都市の戸建て:17.9%
主要都市の集合住宅:4.2%
地方都市の集合住宅:4.8%
田舎の集合住宅:1.4%

次に実家の住宅種別を尋ねたところ、全体で最も多いのは「田舎の戸建て」で37.3%、次いで「地方都市の戸建て」35.2%、「主要都市の戸建て」15.6%、「主要都市の集合住宅」6.6%などと続きました。

「空き家になる可能性がある」または「既になっている」人では、全体2位の「地方都市の戸建て」が最多で38.4%となり、「田舎の戸建て」は35.4%、以下「主要都市の戸建て」が12.1%、「主要都市の集合住宅」10.1%、「地方都市の集合住宅」2.0%、「田舎の集合住宅」2.0%となっています。トップ2が逆転していた点と、主要都市では、全体に比べて戸建てが少なめ、集合住宅が多めである点に特徴がありますが、それ以外はほぼ同様でした。

「空き家になる可能性がない」という回答者では、「田舎の戸建て」が最も多い38.6%、次いで「地方都市の戸建て」の33.1%、「主要都市の戸建て」17.9%となっています。4位以下は「地方都市の集合住宅」が4.8%、「主要都市の集合住宅」4.2%、「田舎の集合住宅」1.4%になり、こちらは「主要都市の戸建て」がやや多め、集合住宅では「地方都市」が4位で「主要都市」が5位と逆転している点が注目されますが、その点を除くと、やはり大きな差はみられていません。

・空き家の望ましい活用法
売却:25.2%
賃貸:24.3%
誰かが住む:4.9%
更地:4.0%
更地にして売却:2.4%
家族・親族が住む:2.4%
民泊として活用:2.0%
シェアハウスとして活用:2.0%
駐車場:2.0%
リフォーム(リノベーション)して賃貸:2.0%
高齢者向け施設として活用:1.6%
その他:16.2%
わからない:19.4%

最後に「空き家の望ましい活用法」を回答してもらうと、最も多かったのは「売却」の25.2%で、2位には「賃貸」が24.3%でランクインしました。「わからない」も19.4%みられましたが、「売却」と「賃貸」のトップ2が回答として抜きん出ています。「誰かが住む」がこれに続く4.9%で、以下は「更地」の4.0%、「更地にして売却」2.4%、「家族・親族が住む」の2.4%などです。

民泊やシェアハウスとしての活用、駐車場経営、リフォームしての賃貸、老人ホームやデイサービス、介護施設などでの活用といった方法は、いずれも2%程度にとどまりました。他に回答として「子供に住んでほしい」という親世代の本音や、「古民家として活用する」、「行政が買い上げし、有効活用する」ことが望ましいとする声もみられたそうです。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)
(調査内容・スマイスター調べ)


▼外部リンク

リビン・テクノロジーズ株式会社 プレスリリース(ニュースリリース)
https://www.sumaistar.com/

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