クラスコの資産運用

セミナー

入居者ニーズから空室対策を考える。繁忙期報告セミナーレポート

2016年4月16日(土)、ホテル金沢において、『今繁忙期のふり返りと今年のトレンドについてのセミナー』が開催されました。

セミナーは二部構成となっており、第一部ではリクルート住まいカンパニーの深澤祐介様をお招きし、石川県の住宅市場についてお話いただきました。

石川県では1年に14,513組が引っ越しされており、石川県の空室は28,875戸あります。空室数から引っ越し数を差し引いても、半分が空室のままです。その状況で選ばれるためには市場や反響を知ることが重要です。

北陸の賃貸市場は、初期費用収入が減っており、特に敷金なしの物件が数年で増加しています。インターネットに掲載している物件の反響について調べてみますと、築21年以上が全体の問い合わせの半数を占めています。築古物件の数が多い理由もありますが、設備の付け替えやリノベーションでお部屋を整え、ニーズをとらえた物件にしているためです。その他、今後のトレンドの人工知能のご紹介もありました。

第二部では、弊社の小村典弘が講師を務め、クラスコの繁忙期報告をさせていただきました。お客さまにとって一番人気の間取りは1LDKで、4人に1人選ばれています。以前は3DKといった小さい部屋がたくさんある間取りが人気でしたが、現在は部屋数を減らし、10帖超えの広いリビングがある間取りへと流行が変わっています。

お客様の探し方にも変化があり、インターネットである程度決めてから来店される方が多いので、55%のお客様が不動産会社一社のみ訪問して成約されています。そのため、インターネットで検索されやすくなる対策が必要であり、人気設備の導入やデザイン性の向上が重要です。リノベーションの部屋を好むお客様も多く、インターネットの検索回数でも「リノベーション」が「新築」を上回りました。お客様のニーズに応え、柔軟に対応していくことが大事になります。

今後も賃貸経営に役立つセミナーを多数開催してまいります。ぜひご期待ください。

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