収益物件
2021/08/08
【pickupニュース】不動産投資などで経済的自由の達成者が回答者中7人に1人に
日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
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近年、人生100年時代の働き方としてシニア世代になっても現役で働く道が見出される一方、これまで以上により早期の段階で退職し、余裕ある経済的自立をもって働くことなく生活していく「FIRE」(Financial Independence, Retire Early)への注目度も高まっています。
年間の資産運用収入で得られる不労所得により、必要な生活費を賄っていくスタイルですが、目指す人々の実態はどうなっているのか、調査資料からはその最新動向をみることができます。
調査は、2021年6月18日~6月25日の期間、日本財団に物件管理を委託している人(6月末時点で8,602人)を対象に、電子メールでアンケートフォームを送付、記名式での回答を求めるかたちで行われました。その結果、25歳~94歳の1,254人から有効回答が寄せられています。なお、回答者の年代内訳は下記の通りでした。
・年代内訳
20代:20人
30代:229人
40代:382人
50代:394人
60代:174人
70代:47人
80代以上:8人
調査結果においては、「経済的自由」を不労所得のみで日々の生活費が賄える状態になっていることと定義し、また「FIRE」はそうした経済的自由を得て、いわゆる早期退職(脱サラ)まで実行できたケースを指すものとしています。
・今、経済的自由またはFIREを実現しているか
実現している:14%(172人)
実現していない:86%(1,082人)
現在、すでに経済的自由を実現している、またはFIREを実行したという人は、回答者の14%で、全体の約7人に1人という結果でした。まだ86%の人は目指している段階ということになります。
・経済的自由の実現者年代分布
30代:4%(7人)
40代:9%(16人)
50代:27%(47人)
60代:39%(66人)
70代:16%(28人)
80代:4%(7人)
90代:1%(1人)
経済的自由を達成したと回答した人について、年代別の分布状況をみてみると、最多は「60代」の39%ですが、次いで多いのは「50代」の27%で、「40代」に9%、「30代」にも4%と若年現役層にも達成者が存在し、合計すると4割は50代以下となっていました。
このうち半数を超える37人がFIREまで実現しているとも回答しており、かなり早期の段階で経済的自由やFIREを計画的に達成する人も出てきていることが分かります。
・経済的自由実現者について
【収益不動産総所有戸数】
全体平均:11戸
50代以下実現者平均:15戸
【投資家歴】
全体平均:13年
50代以下実現者平均:11年
経済的自由またはFIREの実現者について、収益不動産をどの程度所有しているか調べたところ、全体平均では11戸となりました。50代以下のFIRE実現者に絞り込むと、平均は15戸に上昇しています。10戸超、2桁の数で収益不動産を所有し、運用を行うことで、経済的自由の実現が達成できるというのが、ひとつの目安になるようです。
不動産投資を始めてからの年数がどれくらいか、投資家歴を調査すると、経済的自由またはFIREの実現者全体では、平均13年という結果でした。また50代以下のFIRE実現者の場合、平均11年となっています。

精神的な余裕:60%(104件)
時間的な余裕:28%(48件)
金銭的な余裕:17%(29件)
その他:8%(14件)
経済的自由またはFIREを達成し、何が一番良かったと感じるか自由回答形式で尋ね、分類したところ「精神的な余裕」に関する内容を挙げる人が最も多く、60%にのぼりました。
具体的には、「嫌な仕事をしなくてよくなり、暴飲暴食などストレス解消が不要になって心身とも健康になった」という声や、「ストレスの溜まる人間関係が減少した」、「自分の信念に従って行動できる。サラリーマンは企業の利益を優先せざるを得ない」などの回答がみられています。
2位は「時間的な余裕」に関するもので、全体の28%を占めます。「睡眠を十分にとれるようになり、健康を取り戻せた。家族との会話やご近所付き合いが増えた」といったコメントのほか、「介護が必要な親の面倒を見ることができるようになり、親孝行ができている」といったコメントが寄せられました。
3位は「金銭的な余裕」で17%です。意外にもその他を除いて最も少ない割合ですが、「リスクをあまり感じないで、ゆっくり先を見越した投資ができる」、「躊躇なくお金を使え、ゆとりのある生活が送れる」といった声がみられています。
・経済的自由の未実現者におけるFIRE意向
FIREを目指している:43%(466人)
FIREは目指していない:57%(616人)
経済的自由をまだ実現はしていないという人を対象に、FIREを目指しているかどうか尋ねたところ、43%の人が「目指している」としました。
・FIRE志向者の状況
達成までの見通し年数:平均12年
最終的に目指す手取り家賃収入:月額49万円
FIREを目指している段階の人に、あと何年で達成できそうか尋ねたところ、平均では12年後となりました。最終的に目指している手取り家賃収入の平均は月額49万円で、50万円程度あればFIREも可能と考えている人が多いようです。
・目指すFIRE像
自分の好きな仕事だけで働く(セミリタイア):86%(401人)
働かない(完全FIRE):14%(65人)
FIREを目指している人に、実現したいFIRE像について尋ねたところ、経済的自由の達成後も「自分の好きな仕事だけで働く」セミリタイア志向の人が86%を占め、圧倒的多数派となっていました。「働かない」スタイルの完全FIREを目指す人は14%にとどまっています。
暮らしの自由が利く状態を目指し、生きがいを感じられるような“働き”については継続したいと考える人が多いことが分かりました。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社日本財託によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000032341.html
今回ピックアップするニュースはこちら!
日本財託が不動産投資とFIREに関する調査を実施
東京23区内の投資用マンション販売と賃貸管理、保険代理業などを展開する株式会社日本財託(以下、日本財託)は6日、自社が物件管理の委託を受けているオーナーに対し、不動産投資とFIREに関するアンケート調査を実施、その結果をとりまとめて公開しました。近年、人生100年時代の働き方としてシニア世代になっても現役で働く道が見出される一方、これまで以上により早期の段階で退職し、余裕ある経済的自立をもって働くことなく生活していく「FIRE」(Financial Independence, Retire Early)への注目度も高まっています。
年間の資産運用収入で得られる不労所得により、必要な生活費を賄っていくスタイルですが、目指す人々の実態はどうなっているのか、調査資料からはその最新動向をみることができます。
調査は、2021年6月18日~6月25日の期間、日本財団に物件管理を委託している人(6月末時点で8,602人)を対象に、電子メールでアンケートフォームを送付、記名式での回答を求めるかたちで行われました。その結果、25歳~94歳の1,254人から有効回答が寄せられています。なお、回答者の年代内訳は下記の通りでした。
・年代内訳
20代:20人
30代:229人
40代:382人
50代:394人
60代:174人
70代:47人
80代以上:8人
調査結果においては、「経済的自由」を不労所得のみで日々の生活費が賄える状態になっていることと定義し、また「FIRE」はそうした経済的自由を得て、いわゆる早期退職(脱サラ)まで実行できたケースを指すものとしています。
・今、経済的自由またはFIREを実現しているか
実現している:14%(172人)
実現していない:86%(1,082人)
現在、すでに経済的自由を実現している、またはFIREを実行したという人は、回答者の14%で、全体の約7人に1人という結果でした。まだ86%の人は目指している段階ということになります。
・経済的自由の実現者年代分布
30代:4%(7人)
40代:9%(16人)
50代:27%(47人)
60代:39%(66人)
70代:16%(28人)
80代:4%(7人)
90代:1%(1人)
経済的自由を達成したと回答した人について、年代別の分布状況をみてみると、最多は「60代」の39%ですが、次いで多いのは「50代」の27%で、「40代」に9%、「30代」にも4%と若年現役層にも達成者が存在し、合計すると4割は50代以下となっていました。
このうち半数を超える37人がFIREまで実現しているとも回答しており、かなり早期の段階で経済的自由やFIREを計画的に達成する人も出てきていることが分かります。
・経済的自由実現者について
【収益不動産総所有戸数】
全体平均:11戸
50代以下実現者平均:15戸
【投資家歴】
全体平均:13年
50代以下実現者平均:11年
経済的自由またはFIREの実現者について、収益不動産をどの程度所有しているか調べたところ、全体平均では11戸となりました。50代以下のFIRE実現者に絞り込むと、平均は15戸に上昇しています。10戸超、2桁の数で収益不動産を所有し、運用を行うことで、経済的自由の実現が達成できるというのが、ひとつの目安になるようです。
不動産投資を始めてからの年数がどれくらいか、投資家歴を調査すると、経済的自由またはFIREの実現者全体では、平均13年という結果でした。また50代以下のFIRE実現者の場合、平均11年となっています。

経済的自由やFIREの実現で良かったことは精神的余裕が得られたことがトップ
・実現して最も良かったと感じること精神的な余裕:60%(104件)
時間的な余裕:28%(48件)
金銭的な余裕:17%(29件)
その他:8%(14件)
経済的自由またはFIREを達成し、何が一番良かったと感じるか自由回答形式で尋ね、分類したところ「精神的な余裕」に関する内容を挙げる人が最も多く、60%にのぼりました。
具体的には、「嫌な仕事をしなくてよくなり、暴飲暴食などストレス解消が不要になって心身とも健康になった」という声や、「ストレスの溜まる人間関係が減少した」、「自分の信念に従って行動できる。サラリーマンは企業の利益を優先せざるを得ない」などの回答がみられています。
2位は「時間的な余裕」に関するもので、全体の28%を占めます。「睡眠を十分にとれるようになり、健康を取り戻せた。家族との会話やご近所付き合いが増えた」といったコメントのほか、「介護が必要な親の面倒を見ることができるようになり、親孝行ができている」といったコメントが寄せられました。
3位は「金銭的な余裕」で17%です。意外にもその他を除いて最も少ない割合ですが、「リスクをあまり感じないで、ゆっくり先を見越した投資ができる」、「躊躇なくお金を使え、ゆとりのある生活が送れる」といった声がみられています。
・経済的自由の未実現者におけるFIRE意向
FIREを目指している:43%(466人)
FIREは目指していない:57%(616人)
経済的自由をまだ実現はしていないという人を対象に、FIREを目指しているかどうか尋ねたところ、43%の人が「目指している」としました。
・FIRE志向者の状況
達成までの見通し年数:平均12年
最終的に目指す手取り家賃収入:月額49万円
FIREを目指している段階の人に、あと何年で達成できそうか尋ねたところ、平均では12年後となりました。最終的に目指している手取り家賃収入の平均は月額49万円で、50万円程度あればFIREも可能と考えている人が多いようです。
・目指すFIRE像
自分の好きな仕事だけで働く(セミリタイア):86%(401人)
働かない(完全FIRE):14%(65人)
FIREを目指している人に、実現したいFIRE像について尋ねたところ、経済的自由の達成後も「自分の好きな仕事だけで働く」セミリタイア志向の人が86%を占め、圧倒的多数派となっていました。「働かない」スタイルの完全FIREを目指す人は14%にとどまっています。
暮らしの自由が利く状態を目指し、生きがいを感じられるような“働き”については継続したいと考える人が多いことが分かりました。
ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
株式会社日本財託によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000032341.html
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