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【pickupニュース】コロナ禍、多くが会社からの指示で自宅の在宅勤務を実施もスペース確保に苦心

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WOOCがテレワークに関するアンケート調査を実施
レンタルオフィスやコワーキングスペース事業を手がける株式会社WOOC(ウォーク)は6月29日、新型コロナウイルス感染症の拡大影響を受けたテレワークに関するアンケート調査を実施、その結果をとりまとめて公開しました。

調査は、2020年6月16日~6月17日にかけ、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府のテレワークを経験した20~50代男女を対象にインターネット・アンケート方式で行い、500人から有効回答を得ました。

・コロナ禍のテレワーク実施理由
会社の指示:77%
自主的:20%
家族からの要望:3%

まず、全員に新型コロナウイルスの影響下でテレワークを行った理由を尋ねたところ、「会社の指示」が77%と圧倒的に多く、「自主的」は20%、残る3%が「家族からの要望」でした。

・テレワークを行って良かったこと
満員電車の通勤ストレスがない:372人
自分の時間を多く確保できる:281人
家族との時間が増える:163人
残業時間が減少:131人
業務に集中できる:118人
仕事の成果が上がる:67人
その他:9人

テレワークを行って良かったと感じることを複数回答可で尋ねると、「満員電車の通勤ストレスがない」が372人でトップになっています。調査対象が首都圏と大阪府という大都市圏に限られたこともあり、通常勤務の出社で感じている交通混雑のストレスはかなり大きく、それをなくすことができた点に、多くの人がメリットを実感していました。

2位は「自分の時間を多く確保できる」の281人、3位に「家族との時間が増える」の163人がランクインしています。移動時間などの無駄をカットし、自由に使える時間が増えたことも魅力的で、その時間を家族との団らんに充てた人も多かったようです。

以下、「残業時間が減少」したという人が131人、「業務に集中できる」が118人などとなりました。今回の場合、多くは感染症対策としてやむを得ずとられたテレワークでしたが、結果として生産性向上につなげることができたケースも少なくなかったとみられます。

・コロナ禍のテレワーク実施場所
自宅:90%
シェアオフィスやコワーキングスペース:5%
カフェなどの飲食店:4%
ホテル:1%
その他:0%

テレワークを行った場所については、外出自粛要請の影響が強かったこともあり、全体の90%、451人が「自宅」と回答しました。それ以外の1割では、「シェアオフィスやコワーキングスペース」が最も多い5%、次いで「カフェなどの飲食店」の4%となっています。

・在宅勤務で困った点
オンオフの切り替えができない:215人
作業に適したデスクや椅子がない:185人
プリンタがなく印刷やFAXができない:133人
家族に気を遣う:113人
自宅に作業スペースがない:108人
ネット環境が整っていない:89人
孤独を感じる:46人
その他:20人

自宅でテレワークを行った451人を対象に、どんな点に困難を感じたか複数回答可で尋ねた結果では、「オンオフの切り替えができない」が最も多く、約半数の215人が該当していました。プライベートのくつろげる空間として、慣れ親しんでいる自宅だけに、急な導入のテレワークでは、切り替えが難しかったのかもしれません。

2位は「作業に適したデスクや椅子がない」の185人、3位が「プリンタがなく印刷やFAXができない」の133人でした。オフィスのように設備が整っていないことが、不便に感じられた人は多かったようです。

また4位に「家族に気を遣う」がランクインし、「自宅に作業スペースがない」とした人も108人で、これに続く5位でした。住まいの中に専用スペースを確保していた人は少なかったと考えられ、とりあえずの自宅内スペースで在宅勤務を実施するのでは、やりづらさを感じる結果となったのでしょう。

その他の意見では、「作業効率が悪くなった」、「同僚とコミュニケーションが取りづらい」といった声のほか、「土日も時間外も仕事をしてしまう」などの声がみられたそうです。

問題点は感じつつもテレワーク継続は4分の3が希望
・テレワークは自宅派かコワーキングスペース派か
自宅:72%
コワーキングスペース:28%

全員にテレワークをする場合、自宅とコワーキングスペースとでは、どちらが良いか尋ねたところ、「自宅」が72%、「コワーキングスペース」は28%でした。自宅派が多数を占めています。

・自宅派の理由
身なりなどを気にせずリラックスして仕事ができる:181人
家事を行いながら仕事ができる:77人
利用料や食事などお金がかからない:72人
PCを持ち歩かずに済む:25人
その他:3人

・コワーキングスペース派の理由
適度な緊張感があり集中できる:67人
オンオフのメリハリがつけやすい:66人
仕事に適した机や椅子がある:65人
通信などの設備が完備されている:64人
家族が介入しない自分のスペースが確保できる:36人
他の利用客との接点が期待できる:9人
その他:1人

それぞれ、自宅派とコワーキングスペース派に、選択理由を尋ねたところ、自宅派では「身なりなどを気にすることなくリラックスして仕事ができる」が圧倒的に多く、半数超の回答率で1位になりました。一切出かけなくてよい気軽さ、くつろげる環境がメリットとなっています。

2位は「家事を行いながら仕事ができる」の77人、3位が「利用料や食事などお金がかからない」の72人でした。日頃、家庭内のすべきことと仕事との両立に難しさを感じている人ならば、自宅でのテレワークが効率よく感じられたでしょう。また、確かに自宅であれば、毎回の出費を防ぎやすいと考えられます。

これに対し、コワーキングスペース派の理由では、「適度な緊張感があり集中できる」、「オンオフのメリハリがつけやすい」、「仕事に適した机や椅子がある」、「通信などの設備が完備されている」のトップ4が僅差で並び、オフィスと変わらない利便性、業務を進めやすい整った環境が支持されていました。

・テレワークの継続意向
継続したい:75%
継続したくない:25%

最後に、今後もテレワークを継続したいかどうか尋ねると、「はい」と回答した人が75%で、全体の4分の3にのぼりました。まだまだ課題はあるものの、コロナ禍がこれまでの働き方を見直すきっかけとなり、テレワークに魅力を感じた人が多かったとみられます。

テレワークが今後、さらに一般的なものとなっていけば、自宅にはスペースが確保できない、設備や環境の整備が難しい、しかし拠点オフィスまで通うのは不便といった両方の問題を解消する、職住近接型のコワーキングスペースやサテライトオフィスなどのスペースニーズも高まってくるでしょう。市場動向への影響も注視されます。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)
(調査内容・WOOC調べ)


▼外部リンク

株式会社WOOC プレスリリース
https://www.wooc.co.jp/media/2020/06/29/115

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