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【pickupニュース】フラット35、全体に増加傾向も19年度は保証型が伸長

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住宅金融支援機構が「フラット35」関連データを発表
独立行政法人住宅金融支援機構は5月29日、同機構が実施する証券化支援事業の「フラット35」について、2020年1~3月と2019年度分の申請戸数や実績戸数・金額をまとめたデータ資料の公開を開始しました。

なお、実績戸数と実績金額は、該当期間に融資実行された戸数・金額のデータであるため、その期間より前の期間に申請があったものも含んでいます。

・2020年1~3月のフラット35(全体)
申請戸数:27,689戸(前年同期比+2.2%)
実績戸数:23,500戸(前年同期比+0.5%)
実績金額:7,283億7,889万円(前年同期比+3.9%)

・2020年1~3月のフラット35(全体/借換え除く)
申請戸数:26,268戸(前年同期比+4.5%)
実績戸数:22,161戸(前年同期比+3.2%)
実績金額:6,969億8,163万円(前年同期比+6.3%)

2020年1~3月期における長期固定金利住宅ローン「フラット35」の申請戸数は、前年同期より2.2%多い27,689戸、実績戸数は0.5%の微増にあたる23,500戸、実績金額は3.9%増の7,283億7,889万円でした。

借換えを除いたデータでは、前年同期比の増加幅がいずれも拡大、申請戸数で前年同期より4.5%アップの26,268戸、実績戸数が3.2%増の22,161戸で、実績金額は6.3%の増加となる6,969億8,163万円でした。

・2020年1~3月のフラット35(買取型)
申請戸数:23,322戸(前年同期比-0.9%)
実績戸数:19,697戸(前年同期比-3.9%)
実績金額:6,162億3,028万円(前年同期比-0.4%)

・2020年1~3月のフラット35(買取型/借換え除く)
申請戸数:22,382戸(前年同期比+1.2%)
実績戸数:18,811戸(前年同期比-1.5%)
実績金額:5,963億1,889万円(前年同期比+1.7%)

一般的な「フラット35」の住宅ローンとして、全国の金融機関で代理販売されるタイプで、投資家から集めた資金により、販売された「フラット35」を住宅金融支援機構が買い取る「買取型」の場合、2020年1~3月の申請戸数は、前年同期より0.9%減少し、23,322戸となっていました。

実績戸数も3.9%の減少で19,697戸、実績金額も前年同期より0.4%と微減になり、6,162億3,028万円でした。

これを借換えを除いたデータにすると、申請戸数は前年同期より1.2%の増加となる22,382戸になり、前年同期は借換えが今期より多くを占めていたことが分かります。実績戸数もマイナス幅が縮小し、前年同期比で1.5%の減少となる18,811戸でした。実績金額は1.7%の増加で、5,963億1,889万円になっています。

・2020年1~3月のフラット35(保証型)
申請戸数:4,367戸(前年同期比+22.9%)
実績戸数:3,803戸(前年同期比+31.3%)
実績金額:1,121億4,861万円(前年同期比+36.7%)

・2020年1~3月のフラット35(保証型/借換え除く)
申請戸数:3,886戸(前年同期比+28.5%)
実績戸数:3,350戸(前年同期比+41.1%)
実績金額:1,006億6,274万円(前年同期比+45.0%)

「フラット35」のうち「保証型」と読んで区別されている、金融機関の住宅ローンを債務者が返済できなくなった場合に、金融機関へ住宅金融支援機構が保険金を支払い、その後、同機構が債務者の住宅ローン債権を取得するタイプでは、2020年1~3月期の申請戸数が、前年同期より22.9%多い4,367戸となっていました。

実績戸数でも伸び、前年同期より31.3%の増加にあたる3,803戸となりました。実績金額は前年同期比で36.7%増加し、1,000億を突破、1,121億4,861万円になっています。

借換えを除いた場合、申請戸数は前年同期より28.5%多い3,886戸、実績戸数は実に41.1%もの増加となる3,350戸、実績金額では45.0%アップと約1.5倍にもなる1,006億6,274万円でした。

2019年度の全体申請戸数は6.4%増加
・2019年度のフラット35(全体)
申請戸数:121,957戸(前年度比+6.4%)
実績戸数:89,356戸(前年度比+4.3%)
実績金額:2兆6,960億9,395万円(前年度比+7.2%)

・2019年度のフラット35(全体/借換え除く)
申請戸数:115,064戸(前年度比+7.9%)
実績戸数:83,073戸(前年度比+6.6%)
実績金額:2兆5,463億3,257万円(前年度比+9.2%)

2019年度全体の「フラット35」申請戸数は、前年度より6.4%増加し、121,957戸を数えました。実績戸数も前年度より4.3%増加して89,356戸となっています。これにより、実績金額も増加して7.2%アップの2兆6,960億9,395万円となりました。

借換えを除いたデータとした場合、前年度比での増加幅はいずれも拡大され、申請戸数が7.9%増の115,064戸、実績戸数が6.6%増の83,073戸、金額は9.2%増の2兆5,463億3,257万円でした。

・2019年度のフラット35(買取型)
申請戸数:103,861戸(前年度比+2.4%)
実績戸数:76,460戸(前年度比-0.7%)
実績金額:2兆3,251億7,428万円(前年度比+2.3%)

・2019年度のフラット35(買取型/借換え除く)
申請戸数:99,112戸(前年度比+4.5%)
実績戸数:72,052戸(前年度比+2.2%)
実績金額:2兆2,231億3,010万円(前年度比+4.9%)

2019年度の「フラット35」買取型における申請戸数は、前年度より2.4%増加して103,861戸となりました。一方、実績戸数は0.7%のマイナスと微減になり、76,460戸となっています。しかし、実績金額では前年度を2.3%上回り、2兆3,251億7,428万円にのぼりました。

借換えを除いた場合では、すべて前年度の値を上回り、申請戸数で4.5%増の99,112戸、実績戸数が2.2%増で72,052戸、実績金額は4.9%の増加となる2兆2,231億3,010万円だったと報告されています。

・2019年度のフラット35(保証型)
申請戸数:18,096戸(前年度比+36.4%)
実績戸数:12,896戸(前年度比+48.2%)
実績金額:3,709億1,967万円(前年度比+53.3%)

・2019年度のフラット35(保証型/借換え除く)
申請戸数:15,952戸(前年度比+34.9%)
実績戸数:11,021戸(前年度比+48.0%)
実績金額:3,232億247万円(前年度比+52.6%)

2019年度の保証型にあたる「フラット35」の申請戸数は、前年度より36.4%増加し、4,367戸となりました。「フラット35」全体に占める割合も14.8%になり、前年度の11.6%から比べると3.2ポイント上昇しています。

実績戸数は前年度比で48.2%の増加となる12,896戸、実績金額は53.3%もの増加で、3,709億1,967万円となっていました。

借換えを除いた場合では、申請戸数が前年度より34.9%多い15,952戸、実績戸数は48.0%増の11,021戸、実績金額は52.6%増の3,232億247万円でした。ここでは借換えを除いたデータの方が、前年度比の増加幅で小さくなっています。

保証型が全体に伸びた要因としては、2018年度末には4機関であった取扱金融機関数が、2019年度末には7機関にまで増加したことに加え、新規参入以外の取扱金融機関においても、着実に申請戸数が増加してきていることが挙げられました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

独立行政法人住宅金融支援機構 お知らせ一覧
https://www.jhf.go.jp/topics/2020.html

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