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【pickupニュース】独身者の約4割が住宅購入・検討中、理由は「家賃がもったいない」

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エイチームが独身者の住宅購入に関する意識調査を実施
株式会社エイチームは6日、同社のグループ会社で金融メディア事業を中心とする子会社、株式会社エイチームフィナジーが、独身者を対象とした「住宅購入についての意識調査」を実施したことを発表し、その結果の公開を開始しました。

調査は2020年3月5日~3月9日の期間、全国の30~59歳独身男女を対象に、インターネット・アンケート方式で行い、819人から有効回答を得ました。

・住宅購入の検討状況
すでに購入:15.6%
具体的に購入を検討:4.3%
いずれ検討したい:17.0%
購入検討の予定はない:62.8%
その他:0.3%

まず住宅の購入を検討しているかどうか、全員に尋ねたところ、「すでに住宅を購入している」という人が15.6%で、「具体的に購入を検討している」人が4.3%、「まだ具体的に検討はしていないものの、いずれ検討したい」とした人が17.0%でした。これらを合計した36.9%、4割弱の人は、独身であっても住宅購入に積極的であるといえます。

・男女/年代別住宅購入検討状況
【男性】(既購入/検討中/予定なし)
30代前半:17.5%/8.8%・17.5%/56.2%
30代後半:11.4%/10.0%・14.3%/64.3%
40代前半:18.7%/1.1%・17.6%/62.6%
40代後半:18.3%/3.5%・19.1%/59.1%
50代前半:17.1%/1.2%・17.1%/64.6%
50代後半:28.6%/1.4%・15.7%/54.3%

【女性】(既購入/検討中/予定なし)
30代前半:10.3%/7.7%・19.2%/62.8%
30代後半:6.8%/8.2%・19.2%/64.4%
40代前半:11.3%/1.9%・17.0%/69.8%
40代後半:3.1%/3.1%・15.6%/78.2%
50代前半:14.3%/0.0%・14.3%/67.8%
50代後半:35.7%/0.0%・0.0%/64.3%

住宅購入の検討状況を、性別・年代別で分析すると、すでに購入している人の割合が高いのは、男女とも50代後半で、男性が28.6%、女性で35.7%にのぼりました。

購入済みでも、検討中でもない人の割合は、女性の40代後半で最も多く、78.2%になり、この層は際立って住宅への関心が低い結果となっています。男女別では、男性の方が積極的な傾向が強く、中でも30代前半の男性や50代後半の男性では、すでに購入した人と具体的に購入を検討している、またはいずれ検討したいと思っている人の総計が45%前後となり、半数近くになりました。

具体的に購入を検討している人は、30代に多くみられ、男性の前半で8.8%、後半で10.0%、女性の前半で7.7%、後半で8.2%となっています。女性では、いずれ購入を検討したいと考える人も同様に30代が多く、前半・後半とも19.2%にのぼりました。一方、男性は全年代に15~19%程度存在し、住宅購入についての一定以上の関心が、長く保たれる傾向にあるようです。

賃貸家賃負担や老後不安に対処する安定志向で住宅購入に興味
・購入したい(または購入した)住宅タイプ
新築マンション:27.7%
中古マンション:14.5%
建売一戸建て:12.1%
注文一戸建て:28.0%
中古一戸建て:11.3%
分からない:6.0%
その他:0.4%

住宅をすでに購入しているか、購入意向がある人を対象に、希望する(またはすでに購入した)住宅のタイプを選択してもらうと、「マンション」派は42.2%、「一戸建て」派は51.4%で、やや一戸建てを望む人が上回る結果になりました。

それぞれ細分化すると、「新築マンション」が27.7%、「中古マンション」が14.5%、一戸建ての場合、「注文」住宅が28.0%と最も人気で、「建売」は12.1%、「中古」が11.3%でした。「新築マンション」と「注文一戸建て」が人気を二分しています。

・住宅購入に関心を持ったきっかけ
賃貸の家賃を払い続けるのがもったいない:27.3%
老後のため:21.6%
マイホーム購入が夢:15.2%
資産を持ちたい:12.8%
将来的な結婚を見据えて:10.3%
両親の介護のため:7.1%
その他:5.7%

住宅購入を行ったり、検討したりする理由について、関心を持ったきっかけをもとに探ったところ、最多は「賃貸の家賃を払い続けるのがもったいないから」の27.3%で、2位が「老後のため」の21.6%でした。

人生100年時代ともいわれる今の、経済面を中心とした現実的理由、生活の基本となる住まいを確保して安定した暮らしを送りたいといった理由から、住宅購入を考える人が多いと分かります。資産性のほか、結婚や介護を考えてという切実な理由もみられました。

一方で3位には「マイホーム購入の夢があるから」が15.2%でランクインしています。一家の主となることへの憧れや、理想をかたちにして手にしたいと願う気持ちも、なお強いようです。

・購入検討予定がない理由
住宅ローンを支払いたくない:43.6%
自由に住む場所を選びたい:26.7%
家族構成の変化に応じて引っ越せる:13.2%
賃貸は常に新設備の物件に住める:10.9%
転勤の可能性がある:7.7%
分からない:20.9%

逆に、住宅購入を検討する予定がないとした人に、その理由を尋ねた結果では、「住宅ローンを支払いたくないから」が最多の43.6%で、2位が「自由に住む場所を選ぶことができるから」の26.7%でした。

人生に1度あるかないかの大きな買い物であるため、決断すれば住宅ローン返済の負担がかかる上、住む場所などにとらわれるかたちにならざるを得ないと、制約がかかってくることを嫌う傾向が強くみられます。

昨今は、家族構成の変化にも柔軟に対応できる仕様の住宅も増えていますが、そうしたライフステージの変化に合わせて引っ越す方が手軽、身軽さを維持したいという声もありました。また、「常に新しい設備の物件に住める」といった賃貸の良さを評価する向きも1割強みられています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社エイチーム プレスリリース
https://www.a-tm.co.jp/news/marketing-16324/

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