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【pickupニュース】19年7月の東京23区中古M相場、平均1.67%の上昇

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マンションマーケットが月間エリア相場のランキングを発表
円滑なマンション売買を情報分野から支援すべく、相場情報サイトの「マンションマーケット」や情報ポータル「マンションサプリ」、マンション売却に特化したオンラインツールの「スマート売却」などを手がける株式会社マンションマーケットは24日、自社で保有する独自の物件相場データを活用し、東京23区における中古マンションの相場上昇率ランキングを作成、2019年7月度分のデータを公開しました。

この調査は、「マンションマーケット」で保有するデータをもとに、2007年から2009年築の東京23区における分譲マンションで、最寄り駅から徒歩10分、800メートル圏内にある物件を対象とし、2019年7月の月間エリア相場を平均平米単価で算出、前年同月の2018年7月におけるデータと比較し、上昇率でランキング化したものです。

・東京23区中古マンション相場上昇率ランキングトップ10
1位 渋谷区:6.09%(131万8,583円)
2位 足立区:3.84%(51万6,964円)
3位 千代田区:3.54%(122万8,476円)
4位 目黒区:2.78%(107万4,999円)
5位 台東区:2.56%(75万7,869円)
6位 新宿区:2.16%(95万8,465円)
7位 中野区:2.14%(79万5,833円)
8位 葛飾区:2.05%(52万1,924円)
9位 豊島区:1.78%(87万250円)
10位 大田区:1.57%(77万2,246円)

2019年7月度における上昇率トップは、前年同月の124万2,843円から131万8,583円と、6.09%の上昇をみせた渋谷区でした。2位以下を大きく引き離す高い上昇率となっています。同区においては、とくに道玄坂アドレス近辺など、商業地を中心に容積緩和が期待され、築古マンションの取引相場が堅調になっているとの報告がありました。

前年同月には23区中23位と、最も上昇率が低かった渋谷区ですが、今期は一気にトップに躍り出ている点も特筆されるでしょう。エリア相場価格は17位の港区に次いで高く、その高騰傾向も目を引きました。

2位は49万7,854円から51万6,964円に上昇し、3.84%の上昇率となった足立区です。相場価格としては、23区中最も安価ですが、前年同月の50万円割れから、51万円台になっています。渋谷区と同様、前年同月には21位の上昇率と、ランキング低位だったところから、2位に輝きました。

足立区における注目点としては、東京メトロ千代田線の延伸により、北綾瀬駅の拡張と始発駅化が始まっており、これを機に多くのデベロッパーが新築分譲マンションの企画・開発に着手するなど、活況となっている点が挙げられています。

3位は千代田区で、前年同月の118万6,500円から122万8,476円に上昇、3.54%のプラスとなりました。港区、渋谷区に次ぐ3番目に高いエリア相場価格である千代田区は、中心部として行政サービスや教育環境面に優れ、条件の良さから神田アドレスのマンション開発が盛んになっています。神田エリアでは、新規の再開発計画への期待も高まっており、さらに今後の動向も注目されるでしょう。

以下、4位は目黒区の2.78%、5位は台東区の2.56%などと続きました。8位の葛飾区までが2%台、トップ10内は1.5%超の上昇率を記録しており、安定したプラス基調での推移がみられています。

上昇率マイナスは2区のみ、上昇幅もアップ
・東京23区の月間相場動向
平均エリア相場価格:85万7,030円
平均相場上昇率:1.67%(前年同月比+0.30ポイント)

東京23区全体の2019年7月におけるエリア相場価格平均は85万7,030円で、前年同月の84万1,913円から1.67%上昇していました。2018年7月度の2017年7月と比較した上昇率は平均1.37%のプラスであったことから、上昇幅も0.30ポイント拡大されています。

今回トップ2の渋谷区、足立区に加え、5位にランクインした台東区など、2018年7月度データでは、1%未満の上昇率で下位に沈んでいたエリアが大きく伸びて上位になったことなどが、全体の上昇率を押し上げる要因になったとみられています。

・東京23区中古マンション相場上昇率ランキングワースト5
19位 品川区:0.44%(94万8,757円)
20位 江戸川区:0.38%(55万6,968円)
21位 板橋区:0.10%(70万2,011円)
22位 墨田区:-0.01%(76万2,920円)
23位 荒川区:-0.21%(67万8,326円)

2019年7月度の東京23区におけるエリア相場上昇率で、ワースト5となった下位をみると、相場価格が下落してマイナスになったのは墨田区と荒川区の2区でした。墨田区は0.01%のマイナスで、わずかに低下したものの、ほぼ前年並みを維持しているといえるでしょう。

最下位になった荒川区でも、67万9,781円から67万8,326円、率にして0.21%の下落にとどまっており、およそプラス傾向の高値で相場推移がキープされていると考えられました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社マンションマーケットによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000014183.html

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