クラスコの資産運用

収益物件

【pickupニュース】購入時の防災意識、戸建てよりマンションで強い傾向

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!

リクルート住まいカンパニーが住まいの防災に関する調査を実施
株式会社リクルート住まいカンパニーは23日、9月1日の「防災の日」を前に、自宅の防災に関する意識調査を実施、その結果をとりまとめて発表しました。大規模災害の発生が続き、住宅購入時の意識に与える影響も注目される中、最新の消費者動向がうかがえる資料となっています。

この調査は、2019年7月11日~7月16日の期間、東京都、大阪府、愛知県、北海道、宮城県、広島県、福岡県、富山県、石川県、福井県、熊本県、鹿児島県のいずれかに在住し、持ち家のマンションまたは一戸建て住宅が現居住の住まいとなっている人を対象としたもので、インターネットアンケート方式で実施し、各都道府県200人ずつの計2,400人から回答を得ています。

・自宅購入時に防災を意識したか
【一戸建て】
意識した:9.9%
少し意識した:24.6%
どちらでもない:22.4%
あまり意識していない:23.5%
意識していない:19.6%

【マンション】
意識した:16.3%
少し意識した:30.6%
どちらでもない:17.2%
あまり意識していない:24.3%
意識していない:11.6%

まず、現在の自宅を購入する際、どのくらい防災を意識したか尋ねたところ、一戸建て居住者では、「意識した」人が約1割、「少し意識した」人がおよそ4人に1人で、いくらか意識した人が34.5%だったのに対し、マンション居住者では「意識した」人が16.3%、「少し意識した」人は3割強で、合計46.9%と半数に迫る勢いで、一戸建て居住者より10ポイント以上高くなっていました。

「意識していない」という人も、一戸建て派では2割近くにのぼった一方、マンション派は1割強と少なく、一戸建てよりマンションを選択する人の方が、全体に防災意識が高めという結果になっています。

・自宅購入時、防災面で意識したことランキング
【一戸建て】
1位 地震に強い構造(耐震、免震):62.8%
2位 立地:45.4%
3位 新築:27.2%
4位 マンションより戸建てを希望:24.7%
5位 住宅性能評価:21.7%
6位 割れにくい窓:15.5%
7位 備蓄できる空間:5.9%
8位 築年数:4.3%
9位 蓄電池:3.9%
9位 水害対策(止水シャッター):3.9%

【マンション】
1位 地震に強い構造(耐震、免震):70.0%
2位 立地:56.8%
3位 戸建てよりマンションを希望:37.0%
4位 新築:29.2%
5位 住宅性能評価:20.4%
6位 居住階数:15.1%
7位 築年数:9.6%
8位 割れにくい窓:9.4%
9位 災害対策に力を入れている地域/コミュニティー:5.5%
10位 水害対策(止水シャッター):4.9%

自宅購入時に、防災面を意識した、少し意識したという人を対象に、具体的に意識したことを尋ね、ランキング化したところ、上位5つは一戸建てとマンションで順位にこそ、やや違いがあったものの、同じ顔ぶれとなりました。とくに「地震に強い構造(耐震、免震)」がまず意識される点は共通しており、一戸建てで62.8%、マンションで70.0%と高くなっています。

6位以下では、一戸建て居住者で「割れにくい窓」や「備蓄できる空間」、「蓄電池」などがランクインしたのに対し、マンション居住者では「居住階数」や「災害対策に力を入れている地域/コミュニティー」がランクインするなど、一戸建てならでは、マンションならではの注目ポイントがみられました。

防災意識トップは2人に1人が意識する鹿児島県!
・自宅防災意識の都道府県別ランキング
1位 鹿児島県:51.0%
2位 東京都:45.0%
3位 宮城県:44.0%
3位 石川県:44.0%
5位 愛知県:42.0%
5位 大阪府:42.0%
5位 福岡県:42.0%
8位 熊本県:41.0%
9位 広島県:40.5%
10位 福井県:32.5%
11位 北海道:32.0%
12位 富山県:28.0%

今回、調査対象となった12都道府県で、自宅購入時の防災意識をランキング化すると、トップは鹿児島県で、「意識した」、「少し意識した」の回答合計が51.0%と過半にのぼっていました。台風の到来が全国一多い県であり、日頃から防災に関する意識の高い人が多いものとみられます。

2位は東京都の45.0%、3位が宮城県と石川県の44.0%でした。9位までは4割強と僅差で続きますが、10位の福井県になると32.5%にダウン、最下位の富山県は唯一3割を切り、28.0%にとどまっていました。富山県は総務省消防庁の調査などでも、地震が少ない県とされ、安全なイメージが強いためか、防災意識はやや低い傾向があるようです。

・鹿児島県の防災面で意識したことランキング
1位 地震に強い構造(耐震、免震):63.7%(全エリア比-3.0ポイント)
2位 立地:57.8%(同+6.1ポイント)
3位 新築:35.3%(同+7.0ポイント)
4位 一戸建てよりマンションを希望:27.5%(同+7.1ポイント)
5位 割れにくい窓:19.6%(同+7.4ポイント)
5位 住宅性能評価:19.6%(同-1.4ポイント)
7位 居住階数:14.7%(同+5.2ポイント)
8位 マンションより一戸建てを希望:12.7%(同-1.0ポイント)
9位 築年数:9.8%(同+2.6ポイント)
10位 水害対策(止水シャッター):6.9%(同+2.5ポイント)

自宅購入時に最も防災が意識されていた鹿児島県で、どのようなことが具体的に意識されたか調査した結果では、1位は全エリアと同じ「地震に強い構造(耐震、免震)」であったものの、この割合はむしろやや低めの63.7%で、「割れにくい窓」や「立地」、「居住階数」、「マンション希望」など、やはり多く到来する台風による強風や浸水被害に関連する項目が、上位かつ全エリアより高い回答率となっていました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社リクルート住まいカンパニーによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000206.000028482.html

PAGE TOP