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株式会社リクルート住まいカンパニーは9日、池袋駅まで30分以内で行ける中古マンションの価格相場を調査し、ランキング形式で発表しました。

今回のランキングは、専有面積70平米以上100平米未満のファミリー向け物件を対象としたもので、新たな繁華街として、多くの路線をカバーする交通の要所として、さらにはお洒落な流行の街としても栄えつつある副都心、池袋駅エリアを便利に使いこなせる住まい探しなどに、参考となる情報がまとめられています。

調査は、池袋駅まで電車で30分圏内、乗り換え回数は2回までの駅で、該当の「SUUMO」掲載物件が11件以上ある駅が対象となり、物件としては、駅から徒歩15分圏内、築年数40年未満、価格は500万円～2億円、専有面積としてファミリー向けの70平米以上100平米未満、敷地権利は所有権のみの中古マンションを抽出しています。

データ抽出期間は2019年1月～2019年3月、この期間に「SUUMO」へ掲載された該当物件の価格から中央値を算出し、駅ごとの相場としてランキング化を行ったとされています。

・池袋駅まで30分価格相場が安い駅ランキング（ファミリー編）
1位 みずほ台（東武東上線／埼玉県富士見市／27分）：1,980万円
2位 柳瀬川（東武東上線／埼玉県志木市／25分）：2,430万円
3位 新座（JR武蔵野線／埼玉県新座市／27分）：2,470万円
4位 西浦和（JR武蔵野線／埼玉県さいたま市／30分）：2,580万円
5位 南鳩ヶ谷（埼玉高速鉄道／埼玉県川口市／30分）：2,830万円
6位 東久留米（西武池袋線／東京都東久留米市／17分）：3,180万円
6位 清瀬（西武池袋線／東京都清瀬市／20分）：3,180万円
6位 蕨（JR京浜東北線／埼玉県蕨市／20分）：3,180万円
9位 中浦和（JR埼京線／埼玉県さいたま市／24分）：3,230万円
10位 ふじみ野（東武東上線／埼玉県富士見市／25分）：3,280万円

2019年版のファミリー向け中古マンション価格相場で、池袋駅まで30分圏内を条件とすると、最も安いのは東武東上線の「みずほ台」駅で、所要時間27分、価格は唯一の2,000万円アンダーで1,980万円でした。

東武東上線の各停・準急停車駅で、副都心線や有楽町線への直通運転もあることから、幅広いエリアに足を伸ばしやすいでしょう。駅周辺には24時間営業のスーパーやドラッグストア、100円ショップなどの商業施設、アットホームな雰囲気の飲食店が多く、生活利便性も高い環境となっています。

駅から徒歩3分に2次救急指定病院の総合病院がある安心感や、駅前から出る無料送迎バスで「埼玉スポーツセンター」へ行くことも可能など、ファミリー層には嬉しいポイントが多くあります。駅から少し離れれば、閑静な住宅街となっていることも暮らしやすい点ですね。

続く2位には、トップのみずほ台駅の隣駅、「柳瀬川」駅がランクインしました。こちらは志木市になり、所要時間が25分、価格相場2,430万円となっています。1駅で500万円近くアップすると考えると、みずほ台駅の安さが際立って感じられるかもしれません。

一方で柳瀬川駅周辺には、保育園や幼稚園、小・中学校が点在し、駅近の住宅街もファミリー層が多く居住しています。駅前交番過ぎには日常の買い物に便利なスーパー、駅から徒歩約15分のところには子育て支援センターもあり、育児中のファミリーにとって、とくに利便性の高いエリアであることは特筆されます。

先に発表されている、専有面積40平米以上70平米未満のカップル向け物件を対象とした同様のランキングでは、このみずほ台駅と柳瀬川駅が、同率で2位につけ、1位は今回ランキングで4位のJR武蔵野線「西浦和」駅でした。単身向けよりも余裕のある広さをもった物件でお得に探したい場合、この3エリアはまずチェックしたいところといえそうです。

カップル向けでトップだった西浦和駅を上回り、今回のファミリー向けで3位にランクインしたJR武蔵野線の「新座」駅は、所要時間27分で、2,470万円の相場でした。かつてはブドウ畑が広がっていた地域で、現在も近辺にその名残がみられますが、2000年代以降は南口を中心に開発が進み、商業施設が立ち並ぶようになっています。

今は駅前にスーパーやドラッグストア、各種商業施設、飲食店、小児クリニックなどがあり、ファミリー層には利便性の高い環境が整う街となりました。武蔵野線単独駅では3位の利用者数を誇り、直近10年以上増加傾向を示している、今後も注目したい成長エリアです。

今回のランキングでは、埼玉県の駅が8つ、東京都からは東久留米と清瀬の2つがランクインする結果で、トップ5は3,000万円アンダー、6位から3,180万円となりますが、この相場帯に3駅が並ぶものとなっていました。

所要時間の短さでは、この6位で並ぶ東久留米駅、清瀬駅、蕨駅がトップ10内でもとくに優れており、それぞれ17分、20分、20分になります。

近さを重視するなら、この中でも東久留米駅が最短、西武池袋線の乗り換えなしで池袋駅にアクセス可能です。駅には、保育所もある複合商業施設「エミオ 東久留米」が直結してあり、周辺エリアに多数のマンションがあるなど、暮らしやすさの面でも充実しています。

1位、2位は隣接駅でしたが、3位と4位に挟まれる北朝霞駅はトップ10圏外で、価格相場が3,480万円と、新座駅に比べ1,000万円超も高い値となっていました。隣駅でも相場が大きく異なりうることをよく示した例といえます。

北朝霞駅は、駅舎違いながら、すぐそばに東武東上線の朝霞台駅があるため、近隣エリアに居住すれば2駅2路線が利用可能なメリットを得られ、より駅周辺の賑わい、商業施設の充実度も高いという環境を享受できる利点があります。このことが北朝霞駅エリアの相場を押し上げた要因と考えられました。

ピックアップニュースは以上になります。
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（画像はプレスリリースより）


▼外部リンク

株式会社リクルート住まいカンパニーによるプレスリリース（PR TIMES）
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000191.000028482.html