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【pickupニュース】18年10月首都圏中古M成約平米単価、70カ月連続で上昇

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東日本レインズが月例マーケットウオッチを発表
公益財団法人東日本不動産流通機構は12日、2018年10月度の「月例マーケットウオッチ」を公開、首都圏(1都3県)の不動産流通市場動向に関するデータをとりまとめて発表しました。

・中古マンション成約物件動向
成約件数:3,096件(前月比-4.6%、前年同月比-0.2%)
成約平米単価:50.57万円(前月比-1.6%、前年同月比+0.8%)
成約価格:3,275万円(前年同月比+2.0%)
専有面積:64.76平方メートル(前年同月比+1.2%)
築後年数:21.43年

2018年10月の首都圏中古マンション成約件数は3,096件で、ほぼ横ばいながら前年同月より0.2%減少、3カ月ぶりにマイナスとなりました。前月比では4.6%の減少となっており、8月の低調さから大幅に回復した前月の反動もやや影響している可能性があります。

成約平米単価は前月より1.6%下落したものの、前年同月比では0.8%の上昇となり、平米あたり50.57万円になりました。2018年に入ってからの値としては、初の50万円台で低水準になっていますが、前年同月比プラスは維持され、70カ月連続の上昇基調となっています。成約価格も前年同月比2.0%のプラスで、3,275万円でした。専有面積は、前年同月より1.2%の拡張で64.76平方メートル、築後年数は21.43年となっています。

・首都圏中古マンションの在庫状況
新規登録件数:18,008件(前月比+4.0%、前年同月比+3.5%)
在庫件数:46,971件(前月比+0.6%、前年同月比+5.3%)
新規登録平米単価:56.69万円(前月比+1.4%、前年同月比+1.2%)
在庫平米単価:57.99万円(前月比+0.3%、前年同月比+2.0%)

10月に新規登録された中古マンションの物件数は、前月より4.0%、前年同月より3.5%多い18,008件でした。これにより在庫件数は前月より0.6%、前年同月より5.3%多い46,971件になっています。

新規登録の平均平米単価は56.69万円で、前月より1.4%上昇、前年同月比でも1.2%の上昇となっていました。9月は前月比がマイナスでしたが、再びプラスになっています。在庫平米単価も前月比0.3%上昇、前年同月比で2.0%の上昇となり、2カ月ぶりの前月比・前年同月比ともプラスで、57.99万円にアップしました。

・地域別中古マンションの成約動向
【成約件数】
東京都区部:1,211件(前月比-10.8%、前年同月比-4.6%)
多摩:308件(前月比-2.2%、前年同月比-2.8%)
横浜・川崎市:571件(前月比+4.2%、前年同月比+4.2%)
神奈川県他:223件(前月比-7.9%、前年同月比+4.2%)
埼玉県:379件(前月比+3.8%、前年同月比+9.9%)
千葉県:404件(前月比-2.9%、前年同月比-1.5%)

【成約平米単価】
東京都区部:75.06万円(前月比-1.4%、前年同月比+3.7%)
多摩:38.81万円(前月比-4.0%、前年同月比+0.9%)
横浜・川崎市:47.27万円(前月比+5.3%、前年同月比-3.5%)
神奈川県他:32.90万円(前月比+10.3%、前年同月比+7.3%)
埼玉県:31.05万円(前月比-2.8%、前年同月比+2.7%)
千葉県:27.36万円(前月比-1.0%、前年同月比-0.4%)

中古マンションの成約動向を地域別に分析すると、成約件数では東京都区部と多摩、千葉県が前年同月比で減少となっていました。都区部は前月比で10.8%のマイナスともなっており、1,211件ととくに低調になっています。件数として全体に占める割合も多いことから、首都圏全体の結果を押し下げる主な要因になったとも考えられます。

一方、横浜・川崎市と埼玉県では前月比、前年同月比ともプラスになり、とくに埼玉県は前年同月比で9.9%のまとまった増加を記録するなど、堅調な推移となりました。

平米単価では横浜・川崎市と千葉県が前年同月を下回りましたが、それ以外の地域では前年同月比で上昇となっています。都区部は2012年10月から続く上昇で、73カ月連続のプラス、75.06万円になりました。伸び率が大きかったのは神奈川県他で、前月比10.3%、前年同月比で7.3%の上昇となる32.90万円です。

戸建は全体に低調、件数・価格ともマイナスに
・既存戸建住宅成約物件動向
成約件数:1,067件(前月比-2.1%、前年同月比-1.7%)
成約価格:2,951万円(前月比-3.1%、前年同月比-5.0%)
土地面積:142.16平方メートル(前年同月比-2.7%)
建物面積:105.65平方メートル(前年同月比+0.2%)
築後年数:22.19年

2018年10月の首都圏既存戸建住宅の成約物件数は、前月より2.1%、前年同月より1.7%少ない1,067件になりました。先月の増加から再び減少に転じています。成約価格も前月比で3.1%、前年同月比で5.0%の下落となり、今年になって初の3,000万円台を割り込む2,951万円にまで落ち込みました。前年同月比では3カ月連続のマイナスとなっています。

土地面積は142.16平方メートルで、前年同月より2.7%の縮小、一方建物面積は105.65平方メートルで、前年同月より0.2%の拡大と、わずかながらプラスになりました。築後年数は平均で22.19年です。

・既存戸建住宅の在庫状況
新規登録件数:5,874件(前月比-1.3%、前年同月比+4.8%)
在庫件数:20,636件(前月比+2.0%、前年同月比+10.6%)
新規登録価格:3,838万円(前月比-0.1%、前年同月比-0.8%)
在庫価格:3,917万円(前月比-0.2%、前年同月比-1.0%)

既存戸建住宅の新規登録は5,874件で、前月より1.3%少ないものの、前年同月比では4.8%の増加となっていました。在庫件数は前月比で2.0%、前年同月比で10.6%の増加になり、20,636件を数えています。

新規登録価格は平均で3,838万円と、前月より0.2%、前年同月より0.8%、それぞれ下落しました。わずかな下げ幅にとどまっていますが、両方がマイナスとなったのは2018年5月以来のことです。在庫価格も前月比で0.2%、前年同月比で1.0%のマイナスになり、3,917万円となりました。

・地域別中古戸建住宅の成約動向
【成約件数】
東京都区部:182件(前月比+5.2%、前年同月比-3.2%)
多摩:158件(前月比+7.5%、前年同月比+7.5%)
横浜・川崎市:127件(前月比-27.4%、前年同月比-15.9%)
神奈川県他:144件(前月比-9.4%、前年同月比+5.9%)
埼玉県:204件(前月比横ばい、前年同月比-15.7%)
千葉県:252件(前月比+8.6%、前年同月比+13.5%)

【成約価格】
東京都区部:5,144万円(前月比-3.6%、前年同月比-9.7%)
多摩:3,272万円(前月比-7.2%、前年同月比-2.5%)
横浜・川崎市:3,864万円(前月比+6.5%、前年同月比+4.1%)
神奈川県他:2,456万円(前月比-0.4%、前年同月比-5.0%)
埼玉県:1,993万円(前月比-2.3%、前年同月比+1.6%)
千葉県:1,763万円(前月比-5.6%、前年同月比-7.2%)

中古戸建住宅の成約動向を地域別に集計すると、成約件数では東京都区部、横浜・川崎市、埼玉県が前年同月比で減少、多摩、神奈川県他、千葉県が増加となりました。横浜・川崎市の低下傾向が目立ち、前月比で27.4%、前年同月比で15.9%と、いずれも大幅マイナスを記録、127件にとどまっています。一方、千葉県は好調で、前月比で8.6%、前年同月比では13.5%の2桁増となり、252件になりました。

成約価格では、横浜・川崎市と埼玉県が前年同月比で上昇したものの、その他の地域では下落傾向となっています。都区部は前月比で3.6%の下落となったほか、前年同月比では9.7%のまとまった下落になり、5,144万円でした。千葉県も前月比で5.6%、前年同月比で7.2%のマイナスになり、1,763万円に低下しています。これに対し、横浜・川崎市は前月比で6.5%、前年同月比で4.1%の上昇を記録、大きく下げた前月の反動もありますが、3,864万円にまで回復しました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像は東日本レインズ「月例マーケットウオッチ 2018年10月分」公開資料より)


▼外部リンク

公益財団法人東日本不動産流通機構 「月例マーケットウオッチ」データ提供ページ
http://www.reins.or.jp/trend/mw/index.html

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