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【pickupニュース】都心5区のオフィスビル空室率が2カ月連続で低下

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三鬼商事が最新オフィスビル市況を発表
三鬼商事株式会社は9日、2017年10月分の全国主要都市における「最新オフィスビル市況」調査結果を公開しました。千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区をあわせた都心5区、東京ビジネス地区のデータをはじめ、札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、福岡の市況をみることができます。

・東京ビジネス地区総合動向
平均空室率:3.02%(前月比-0.15ポイント、前年同月比-0.62ポイント)
平均賃料:坪あたり19,033円(前月比+38円、前年同月比+598円)

2017年10月の東京ビジネス地区における平均空室率は、3.02%と前月よりさらに低下し、2カ月連続で改善しました。10月は竣工1年未満のビルや既存ビルの大型空室に成約が進んだほか、新規供給や募集開始、解約の動きが限定的であったため、全体の空室率が押し下げられています。空室面積は、この1カ月間で約11,000坪の減少となりました。

平均賃料は、前月から0.20%、前年同月から3.24%上昇し、坪あたり19,000円台にのっています。19,000円超えは2009年11月以来、実に7年11カ月ぶりのこととなります。賃料の上昇は、小幅ながら46カ月連続で観測されました。

・新築/既存別動向
【新築ビル】
平均空室率:12.83%(前月比-3.28ポイント、前年同月比-1.42ポイント)
平均賃料:坪あたり26,659円(前月比-449円、前年同月比-1,674円)

【既存ビル】
平均空室率:2.85%(前月比-0.05ポイント、前年同月比-0.49ポイント)
平均賃料:坪あたり18,832円(前月比+58円、前年同月比+623円)

今回の対象は29棟だった竣工1年未満の新築ビルでは、空室率が前月に比べ、大幅に改善しています。満室や高稼働となる物件が増加し、募集状況の好調さがうかがわれました。一方で平均賃料は下落しています。

調査対象が2,553棟の既存ビルでは、大型空室に成約がみられたことなどで、わずかながら前月よりもさらに空室率が低下、2.85%という低い値になりました。こちらは賃料も上昇しています。

全エリアで空室率が低下、賃料上昇に
・区別動向
【千代田区】
平均空室率:3.21%(前月比-0.23ポイント、前年同月比+0.34ポイント)
平均賃料:坪あたり21,012円(前月比+10円、前年同月比+1,155円)

【中央区】
平均空室率:3.82%(前月比-0.23ポイント、前年同月比-0.10ポイント)
平均賃料:坪あたり17,138円(前月比+12円、前年同月比+166円)

【港区】
平均空室率:3.26%(前月比-0.10ポイント、前年同月比-1.65ポイント)
平均賃料:坪あたり19,445円(前月比+23円、前年同月比+452円)

【新宿区】
平均空室率:1.58%(前月比-0.01ポイント、前年同月比-0.89ポイント)
平均賃料:坪あたり16,496円(前月比+7円、前年同月比+698円)

【渋谷区】
平均空室率:1.93%(前月比-0.03ポイント、前年同月比-0.93ポイント)
平均賃料:坪あたり21,150円(前月比+85円、前年同月比+645円)

2017年10月の東京ビジネス地区オフィス市況を地区別にみると、平均空室率は全区で前月よりも低下しました。千代田区のみ前年同月比がプラスでしたが、全体に低値の推移となっています。新宿区と渋谷区はすでに1%台で、空室の非常に少ない状態といえます。

平均賃料は、全区、前月比・前年同月比ともプラスになりました。千代田区では、前年同月に比較すると坪あたり1,000円を超える上昇になっています。いずれの区も前月比では小幅な上昇ですが、緩やかな上昇を維持し堅調な推移をみせました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像は三鬼商事「最新オフィスビル市況 東京」公開資料より)


▼外部リンク

三鬼商事株式会社 「最新オフィスビル市況 東京」2017年10月分公開資料
https://www.e-miki.com/market/datacenter/prt/21_201711.pdf

三鬼商事株式会社 「最新オフィスビル市況」データ提供ページ
https://www.e-miki.com/market/sapporo/index.html

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