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リノベーションをお得に活用!使える制度や物件の選び方

リノベーションとリフォームの違い

長年住んでいる家をリノベーションしてキレイにしたり、雰囲気をガラリと変えて気分を変えたりと、今や人気の高いリノベーション。

近年、よく耳にする言葉ですが、リノベーションとリフォームの違いを知っていますか?なんとなく、似たような意味で使われてしまいがちな2つの言葉。実のところ、リノベーションとリフォームは、明確に違いが定義づけられているわけではありません。

しかし、リノベーション関連企業が加盟する「一般社団法人 リノベーション住宅推進協議会」によれば、目的別に使い分けているようです。

リノベーションは、機能や価値を回復するために手を加えることで、暮らし全般に対処した改修を指し、リフォームは原状回復を目的とした修繕で、不具合が起きている箇所に対する、部分的な対処、という捉え方です。

つまり、リフォームが傷んだりしてダメになったところを改善するために行うものなのに対し、リノベーションは、不具合というよりは、暮らしを向上させるための改修、といった意味合いが強いようですね。

リノベーションのメリット

リノベーションが注目を集める中、近年では、新築ではなく、中古住宅をリノベーションした物件が人気を集めているようです。

せっかくならば新しくてキレイな家に住みたいものですが、新築はやはり高い。そこで、中古物件に手を加えた、リノベーション物件が人気を集めているわけです。

リノベーションを選ぶ大きなメリットは、まず費用。リノベーション専門会社「リノべる。」によれば、築20年ほどの物件の場合、リノベーション物件ならばおよそ半額で購入できるそうです。

また、便利な都心は新築を建てる場所がないのに対し、中古物件であればよい土地を安く手に入れやすいというメリットも。

もちろん、中古物件ですから手を入れる分の費用はかかりますが、それでも新築の3分の2程度の出費に抑えられるケースが多いと言います。

補助金制度を活用してお得にリノベーション

リノベーションは新築よりも安いとは言え、やはり出費は抑えたいところ。そこで活躍するのが、お得な制度です。

補助金制度を活用国土交通省は、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」推進に伴い、リフォームやリノベーションなど、住宅の劣化対策や耐震対策に関する工事に対し、補助金を出す制度があります。

補助率は3分の1が限度、最大100万円ですが、この制度を利用して、リノベーション費用を抑えることができます。

また、補助金だけでなく、減税制度も活用できます。一定の条件を満たしたリノベーションやリフォーム工事に対しては、確定申告を行うことで、該当する所得税が控除されるという仕組み。

補助金の種類

こうした補助金は、政府から受けられる住宅ストック循環支援事業や、地方自治体の補助金制度、リフォーム減税など様々です。

なお、政府から補助金を受ける場合には、補助金事業者として登録されている事業者に工事を依頼しなくてはなりません。

どの補助金を使って工事を進めるのか、補助金を受け取るために必要な条件などを十分に下調べした上で、自分に合った制度を活用するとよいでしょう。

リノベーション物件の注意点

ただし、中古物件を購入してリノベーションするということは、新築よりも劣化している可能性を考えなくてはいけません。そこで物件選びのポイントになるのが、マンションなどの管理状況です。

マンションの場合、修繕積立金などを調べ、リノベーションに必要なお金が使えるかどうかを調査したり、修繕契約や修繕履歴などを確認したりすることによって、物件ごとの状況を把握することができます。

中古で安く買えるからと言って安易に決めるのではなく、物件の状況をきちんと把握し、安心して住める物件を見つけることがポイントと言えるでしょう。

(画像はpixabayより)

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