日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしています。
今回ピックアップするニュースはこちら！

株式会社LIFULLが2022年12月20日から1月20日にかけて、「LIFULL HOME’S空き家バンク」に参画している720市町村を対象に、全国自治体の空き家対策業務の課題を調査し、その結果を2023年3月31日に発表しました。

同調査により、空き家相談窓口の運用業務の課題や、空き家相談窓口の業務で、時間や人的コストを減らしたいことなどが明らかとなっています。

●空き家の相談窓口の運用業務における課題を教えてください。（選択式・複数回答可）

「空き家の相談受付・活用マッチングに関する専門知識の不足」　46.6％
「空き家情報の収集が困難である」　37.4％
「複数の空き家バンクサイトを運用しており登録作業などが手間である」　35.0％
「空き家所有者の特定が困難である」　32.5％
「空き家所有者の相談対応や空き家バンク掲載に向けた説明・意識醸成」　31.1％
「窓口運営に人手が足りていない」　28.2％

空き家対策に取り組む自治体職員には、さまざまな関連専門知識が求められますが、それに現場が追いついていない状況もうかがえる結果となりました。

●空き家の相談窓口の運用業務について、時間や人的コストを減らしたいことを教えてください。（自由記述・回答されたもののうち、主な回答を事務局で分類）

「物件の現地調査や写真撮影などの現地対応業務」　26.1％
「空き家バンク等への物件登録」　25.2％
「所有者や利用希望者の相談対応」　16.8％
「所有者の特定や相続人の調査」　16.8％
「物件内覧案内」　13.4％
「管理不全の空き家の対応や近隣住民からの苦情対応」　12.6％

「物件の現地調査や写真撮影などの現地対応業務」という回答が最も多くなり、約4人に1人の割合になっていることが分かりました。

●空き家情報の収集方法を教えてください。（選択式・複数回答可）

「空き家物件の目視調査」　68.5％
「空き家所有者・関係者からの聞き取り」　51.4％
「自治会等からの聞き取り」　48.2％
「水道の使用量や閉栓情報からの推定調査」　38.7％
「固定資産税の納税者情報からの推定調査」　33.3％
「その他」　10.8％

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください！

（画像はプレスリリースより）


▼外部リンク

自治体の空き家対策事業・空き家バンクの運用に関する実態調査
https://local.lifull.jp/

株式会社LIFULLのプレスリリース（PR TIMES）
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000318.000033058.html