収益物件
2022/12/28
サブリースは空室対策に有効?メリットとデメリット
[h2]サブリースとは
[h2]サブリースのメリット
[h3]空室・家賃滞納リスクの回避
[h3]物件の管理業務を任せられる
[h3]訴訟の当事者にならない
[h3]確定申告が楽になる
[h2]サブリースのデメリット
[h3]収入が減る
[h3]家賃保証の見直しがある
[h3]修繕費はオーナー負担
[h2]サブリースのメリット・デメリットを理解して上手に賃貸経営を
不動産を取得して賃貸経営をしてみたいと思っても、空室が出て思うような収入が得られないかもしれないという不安から一歩が踏み出せない人も多くいます。
そんな不安を解消できるとして注目を集めているシステムの一つに「サブリース」があります。
今回は、人気のサブリースは本当に室対策できるのかとメリット・デメリットについて解説します。
最近、テレビのCMなどでもよく見かけるサブリースは、大手の不動産会社や管理会社が多く取り扱っている賃貸運営の方法で、アパート、マンションを一括で借り上げてオーナーの代わりに管理、運営、家賃回収を行い、オーナーは家賃収入から業務の代行料を差し引いた一定額を受け取るシステムです。
従来の賃貸経営は、物件のオーナーと入居者が賃貸契約を結んで家賃収入を得るため、空室が出ると収入が変わってきますが、サブリース契約にすると入居者が支払う家賃はサブリース会社が受け取って手数料を引いた一定額をオーナーが受け取ることになります。
サブリースにすると空室が発生しても決められた収入が得られる「家賃保証システム」があるので、オーナーは、空室対策に奔走しなくても良いのが大きな特徴といえるでしょう。
似ているシステムに「家賃保証」があります。サブリースと家賃保証を混同してしまう人もいますが、家賃保証は、入居者が家賃を滞納しても家賃保証会社がその分の家賃を保証してくれることで、賃貸物件を一括借り上げするシステムのサブリースとは全く違うものなので間違えないようにしましょう。
サブリース最大のメリットは、収入が保証されることですが、他にどのようなメリットがあるのでしょうか。
オーナーと入居者が直接賃貸契約を結ぶ場合は、入居率が低下したときや家賃滞納が発生するとオーナーの収入が減ってしまいます。
しかし、サブリース契約では、家賃が保証されているので、仮に空室や家賃滞納が起こってもオーナーの収入が減ることはありません。
また、空室や家賃滞納のリスク対策もサブリース会社が行ってくれるので、賃貸経営に対する知識があまりないオーナーでも安心です。
オーナーが自分で物件を管理すると、普段の業務以外にも入居者の募集や希望者への対応、入金管理、入居の契約、家賃滞納者への対応などのトラブルもオーナーの手で行わなければなりません。
しかし、サブリース契約をすると、上記のような物件管理に関わる全てをサブリース会社に任せることができるので、オーナーが大変な思いをしなくてもすみます。
また、定期的に物件の状況を報告してもらえるので、遠方に住んでいるオーナーも安心して賃貸経営を行えます。
賃貸経営をしていると、入居者とのトラブルによって訴訟に発展することもあります。
オーナーが自ら経営していると、訴訟の対象はオーナーになりますが、サブリース契約をしていると訴訟の相手は貸主であるサブリース会社です。
そのため、入居者から法的措置を取られた場合でも、対応するのはサブリース会社となるので、オーナーは精神的、金銭的負担がかからないというメリットがあります。
さまざまな経費が発生する賃貸経営は、確定申告のための書類を集めて作成するだけでも多大な時間を取られることになります。
しかし、サブリース会社と契約すると、経費はサブリース会社への手数料のみとなるので、確定申告が楽になります。
オーナーにとって良いことばかりに思えるサブリースにもデメリットはあります。
オーナーが管理している賃貸物件であれば、家賃が全て収入となりますが、サブリース契約をしていると家賃収入の10~20%程度を手数料として支払う必要があるので、実際の収入が減ってしまいます。
そのため、収入アップを目指した空室対策には不向きのシステムと考えられるでしょう。
長期間契約するサブリースが増えていますが、その場合でも数年に1度、家賃保証の見直しが行われます。
この見直しのときに、家賃が減額されてしまうとオーナーの収入も減ってしまいます。
空室分の家賃を保証してくれるサブリースですが、オーナーが受け取れる収入は一定ではないことを覚えておきましょう。
賃貸物件の外壁や設備にかかる修繕費は、サブリース契約の「物件管理」とは異なるため、オーナーの負担となります。
サブリース会社によっては、工事を委託する会社を指定している場合もあるので、オーナーが考えている以上に修繕費がかかる場合や物件の維持ができなくなることもあります。
サラリーマンオーナーなど、他に仕事を持ちながら賃貸経営をしている場合は、手数料がかかっても面倒な業務がないサブリース契約はとてもメリットの大きなシステムです。
逆に、賃貸経営を本業にしている場合は、サブリース会社に支払う手数料が高いと感じるかもしれません。
いずれにしても、賃貸経営の手段の一つしてサブリースはあります。サブリースのメリットとデメリットを理解した上で、自分の経営スタイルと合うかをよく考えてみてはいかがでしょうか。
(画像は写真ACより)
[h2]サブリースのメリット
[h3]空室・家賃滞納リスクの回避
[h3]物件の管理業務を任せられる
[h3]訴訟の当事者にならない
[h3]確定申告が楽になる
[h2]サブリースのデメリット
[h3]収入が減る
[h3]家賃保証の見直しがある
[h3]修繕費はオーナー負担
[h2]サブリースのメリット・デメリットを理解して上手に賃貸経営を

そんな不安を解消できるとして注目を集めているシステムの一つに「サブリース」があります。
今回は、人気のサブリースは本当に室対策できるのかとメリット・デメリットについて解説します。
サブリースとは
最近、テレビのCMなどでもよく見かけるサブリースは、大手の不動産会社や管理会社が多く取り扱っている賃貸運営の方法で、アパート、マンションを一括で借り上げてオーナーの代わりに管理、運営、家賃回収を行い、オーナーは家賃収入から業務の代行料を差し引いた一定額を受け取るシステムです。
従来の賃貸経営は、物件のオーナーと入居者が賃貸契約を結んで家賃収入を得るため、空室が出ると収入が変わってきますが、サブリース契約にすると入居者が支払う家賃はサブリース会社が受け取って手数料を引いた一定額をオーナーが受け取ることになります。
サブリースにすると空室が発生しても決められた収入が得られる「家賃保証システム」があるので、オーナーは、空室対策に奔走しなくても良いのが大きな特徴といえるでしょう。
似ているシステムに「家賃保証」があります。サブリースと家賃保証を混同してしまう人もいますが、家賃保証は、入居者が家賃を滞納しても家賃保証会社がその分の家賃を保証してくれることで、賃貸物件を一括借り上げするシステムのサブリースとは全く違うものなので間違えないようにしましょう。
サブリースのメリット
サブリース最大のメリットは、収入が保証されることですが、他にどのようなメリットがあるのでしょうか。
空室・家賃滞納リスクの回避
オーナーと入居者が直接賃貸契約を結ぶ場合は、入居率が低下したときや家賃滞納が発生するとオーナーの収入が減ってしまいます。
しかし、サブリース契約では、家賃が保証されているので、仮に空室や家賃滞納が起こってもオーナーの収入が減ることはありません。
また、空室や家賃滞納のリスク対策もサブリース会社が行ってくれるので、賃貸経営に対する知識があまりないオーナーでも安心です。
物件の管理業務を任せられる
オーナーが自分で物件を管理すると、普段の業務以外にも入居者の募集や希望者への対応、入金管理、入居の契約、家賃滞納者への対応などのトラブルもオーナーの手で行わなければなりません。
しかし、サブリース契約をすると、上記のような物件管理に関わる全てをサブリース会社に任せることができるので、オーナーが大変な思いをしなくてもすみます。
また、定期的に物件の状況を報告してもらえるので、遠方に住んでいるオーナーも安心して賃貸経営を行えます。
訴訟の当事者にならない
賃貸経営をしていると、入居者とのトラブルによって訴訟に発展することもあります。
オーナーが自ら経営していると、訴訟の対象はオーナーになりますが、サブリース契約をしていると訴訟の相手は貸主であるサブリース会社です。
そのため、入居者から法的措置を取られた場合でも、対応するのはサブリース会社となるので、オーナーは精神的、金銭的負担がかからないというメリットがあります。
確定申告が楽になる
さまざまな経費が発生する賃貸経営は、確定申告のための書類を集めて作成するだけでも多大な時間を取られることになります。
しかし、サブリース会社と契約すると、経費はサブリース会社への手数料のみとなるので、確定申告が楽になります。
サブリースのデメリット
オーナーにとって良いことばかりに思えるサブリースにもデメリットはあります。
収入が減る
オーナーが管理している賃貸物件であれば、家賃が全て収入となりますが、サブリース契約をしていると家賃収入の10~20%程度を手数料として支払う必要があるので、実際の収入が減ってしまいます。
そのため、収入アップを目指した空室対策には不向きのシステムと考えられるでしょう。
家賃保証の見直しがある
長期間契約するサブリースが増えていますが、その場合でも数年に1度、家賃保証の見直しが行われます。
この見直しのときに、家賃が減額されてしまうとオーナーの収入も減ってしまいます。
空室分の家賃を保証してくれるサブリースですが、オーナーが受け取れる収入は一定ではないことを覚えておきましょう。
修繕費はオーナー負担
賃貸物件の外壁や設備にかかる修繕費は、サブリース契約の「物件管理」とは異なるため、オーナーの負担となります。
サブリース会社によっては、工事を委託する会社を指定している場合もあるので、オーナーが考えている以上に修繕費がかかる場合や物件の維持ができなくなることもあります。
サブリースのメリット・デメリットを理解して上手に賃貸経営を
サラリーマンオーナーなど、他に仕事を持ちながら賃貸経営をしている場合は、手数料がかかっても面倒な業務がないサブリース契約はとてもメリットの大きなシステムです。
逆に、賃貸経営を本業にしている場合は、サブリース会社に支払う手数料が高いと感じるかもしれません。
いずれにしても、賃貸経営の手段の一つしてサブリースはあります。サブリースのメリットとデメリットを理解した上で、自分の経営スタイルと合うかをよく考えてみてはいかがでしょうか。
(画像は写真ACより)
© crasco