クラスコの資産運用

収益物件

【pickupニュース】不動産会社の4社に1社が高齢者向け賃貸の取り扱いなし

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!

R65が「高齢者向け賃貸の実態調査」の結果を発表
R65は9月15日、「高齢者向け賃貸に関する実態調査」の結果を発表しました。

全国の不動産管理会社を対象に、65歳以上の賃貸住宅に関するアンケートを実施したデータです。実施日は8月10日、有効回答数は860でした。

25.7%が高齢者向け賃貸を取り扱いなし
管理戸数全体に対する「高齢者の入居可能な賃貸住宅」の割合は、以下の通りです。

まったくない(0%):25.7%
0%~20%未満:28.9%
20%~40%未満:15.7%
40%~60%未満:9.0%
60%~80%未満:4.5%
80%以上:16.2%

「まったくない(0%)」と回答した割合は25.7%で、4社に1社が、65歳以上が入居可能な物件を取り扱っていないことが明らかになりました。

約3割が高齢者の入居を拒否
「直近1年間で、年齢を理由に高齢者の入居を断ったことがあるか?」の質問には、次のような回答が得られました。

断ったことがある:28.3%
断ったことはないが、不安があった:36.0%
断ったことはないし、不安もなかった:35.7%

約3割が「高齢者の入居を断ったことがある」と回答しており、「断ったことはないが、不安があった」を加えると全体の6割以上が、高齢者の入居に不安を感じています。

では実際に、高齢者の入居後にどのようなトラブルがあったのでしょうか。入居前の不安と入居後のトラブル状況は、以下のようになっています。

【孤独死による事故物件化】
入居前の不安:77.8%
入居後のトラブル:56.3%

【死後の残置物の処理】
入居前の不安:52.0%
入居後のトラブル:37.5%

【家賃滞納】
入居前の不安:34.6%
入居後のトラブル:42.6%

【火災】
入居前の不安:23.4%
入居後のトラブル:11.0%

【近隣住民からの苦情】
入居前の不安:17.4%
入居後のトラブル:20.8%

「入居前の不安」と「入居後のトラブル」では、どちらも「孤独死による事故物件化」が最多となりました。また、「入居前の不安」で3番目に多かった「家賃滞納」は、「入居後のトラブル」では2番目に多く、想定を大きく上回る結果となりました。

「高齢者の受け入れを積極的に行なうべきか?」との質問に対しては、次のような回答が寄せられています。

とてもそう思う:13.6%
ややそう思う:24.7%
どちらとも言えない:46.9%
あまりそう思わない:10.7%
全くそう思わない:4.2%

全体の約4割(38.3%)が「高齢者の受け入れを積極的に行なうべき」と回答していますが、「どちらとも言えない」が約半数を(46.5%)を占めています。

高齢者の受け入れを強化すべき理由については、次のような意見が寄せられました。

・高齢化社会では、受け入れざるを得ない
・築年数が古い物件は若い人は好まないので、空室をなくすために必要
・賃貸物件を希望する高齢者の数が増えているから
・誰かが受け入れないと物事が進まない。誰もが年老いるのだから、受け入れるべき
・元気なシニア世代が増えている中、単身になったときの選択肢としてあったほうが良い

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社R65のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000068855.html

株式会社R65のホームページ
https://r65.info/

PAGE TOP