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【pickupニュース】土地不動産の相続、身近な人の死後トラブル第2位に

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林商会が終活や遺品整理の経験者にアンケートを実施、リアルな相続問題の実態が明らかに
株式会社林商会(以下、林商会)は18日、終活や遺品整理、相続手続きなどにおいてどのようなトラブルが発生しているのか、経験者を対象とするアンケート調査を実施し、その結果をとりまとめて公開しました。

この調査は2021年9月24日~10月10日の期間、相続や遺品整理などでの親族間トラブルを経験した人を対象にインターネット・アンケート方式で行い、101人から有効回答を得たものとなっています。

・誰の相続や遺品整理で揉めたか
祖父母:44%(44人)
親:37%(38人)
義親:6%(6人)
義祖父母:3%(3人)
兄弟姉妹:1%(1人)
その他親族:9%(9人)

まず、誰の相続や遺品整理でトラブルが起こったか尋ねたところ、トップは「祖父母」の44%でした。長寿命化に伴い、孫らが十分に社会的な独立、自立を果たした年代になって、祖父母が亡くなるケースが増えているほか、この年代の方々が物を大切に多く残しつつ、生前整理などが行えないまま旅立つ傾向が強いことも影響していると考えられます。

続く2位は「親」の37%で、3位以下は「義親」の6%、「兄弟姉妹」の1%など大幅に少なくなっていました。「祖父母」と「親」の回答率を合計すると全体の81%にのぼっており、とくに身近な人が亡くなった場合にこそ、思い入れも強く、トラブルが起こりやすいようです。

土地不動産関連でのトラブルは遺産分割に次ぐ25%
・具体的なトラブル内容
遺産分割:35%(35人)
土地不動産:25%(25人)
遺品整理:18%(18人)
葬儀:7%(7人)
遺言状:4%(4人)
資金負担:3%(3人)
その他:9%(9人)

親族間でトラブルとなった原因やその内容について、どのようなものであったか具体的に単一回答で選択してもらった結果では、「遺産分割」が最も多い35%でした。故人が遺言状を残していたにもかかわらず、その再婚相手と遺産相続で親族が揉めたケースなど、一筋縄ではいかない難しさがうかがわれる経験談も寄せられています。

この遺産分割に次いで多いのが、故人が持っていた土地や不動産、住んでいた家について揉めたという「土地不動産」の25%でした。全体の約4分の1にあたり、やはりまとまった資産であることに加えて分割することが難しい性質のものゆえの上位ランクインと考えられました。

具体的なケースとしては、経験者である40代女性の祖母が亡くなった際に、父親が相続した土地建物へ従兄弟が住み着いてしまい、そのまま出て行こうとせず深刻なトラブルになったという例がみられています。最終的には代償分割というかたちで相続し、解決にいたったとされていますが、後の親族間における関係性にも、大きな影響が残ったのではないかと推察されます。

また、30代女性からは、祖父が亡くなった際にその自宅を母親が相続することになったものの、名義が祖父と曾祖父のままになっていたことから、相続のために曾祖父の子供ら全てに財産放棄をしてもらわねばならず、苦労した、トラブルになったという声が寄せられました。

故人が自宅を相続した際の相続登記が正しく行えておらず、法定相続人の範囲が非常に広くなってしまったことがそもそもの要因ですが、こうした登記など、不動産関連の複雑な手続きが誤ったまま進められたり、手をつけず放置されたりしたことから問題が大きくなるケースも少なくありません。早めに正しい対処をとっておくことが重要といえるでしょう。

3位には「遺品整理」が18%でランクインしました。故人のコレクションを特定の親族が勝手に処分したり、誰がどれをもらうのか、それとも全て売却して分けるのかといった点で揉めたりといったケースが目立っています。

以下、4位は「葬儀」の7%、5位に「遺言状」の4%などとなりました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社林商会によるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000078741.html

株式会社林商会 ホームページ
https://hayashi-grp.com/

「終活瓦版」
https://syukatsukawaraban.com/

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