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【pickupニュース】在宅勤務者の約半数で住まいに求める要素が変化

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スウェーデンハウスが最新の住まい意識調査を実施
株式会社スウェーデンハウス(以下、スウェーデンハウス)は14日、2021年4月度の「コロナ禍における住まい意識調査」を実施し、その結果をとりまとめて公開しました。新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言発令から約1年が経過した今、一般生活者の住まいに対する意識がどのように変化したのか、知ることができる資料となっています。

この調査は、オリコン・モニターリサーチ協力のもと、2021年4月2日~4月5日の期間、全国の20代~60代男女を対象に、インターネット調査方式で行われました。有効回答者数は500人で、各年代100人ずつの均等割りになっています。

・居住エリア意識の変化
【年代別】
全体:15.8%
20代:24.0%
30代:20.0%
40代:11.0%
50代:15.0%
60代:9.0%

【在宅勤務経験別】
有職者全体:16.3%
在宅勤務経験あり:31.2%
在宅勤務経験なし:9.9%

まず、コロナ禍を経て居住エリアに対する意識が変化したかどうか尋ねたところ、全体では「変化があった」とする人が15.8%で、およそ6人に1人となりました。

予想に反し、さほど意識の変化が生じていないともみられますが、20代では24.0%と約4人に1人にのぼったほか、30代でも20.0%と高めで、若年層の意識変化が大きい傾向になっています。60代では9.0%と、変化があった人が1割に満たない結果でした。

また、在宅勤務との関係性をみるため、その経験の有無により分析を行うと、在宅勤務経験ありの人では31.2%と3割を超えたのに対し、在宅勤務経験なしの人の場合、9.9%と有意に低くなっています。新型コロナの感染拡大を受けて変化した通勤形態が、居住エリアへの意識変化に大きく影響していると分かります。

・住まいに求める要素の変化
【年代別】
全体:26.8%
20代:33.0%
30代:34.0%
40代:22.0%
50代:27.0%
60代:18.0%

【在宅勤務経験別】
有職者全体:27.3%
在宅勤務経験あり:47.7%
在宅勤務経験なし:18.6%

続いて、住まいに求める要素が変化したかどうかを尋ねたところ、全体では「変化があった」とする人が26.8%で、居住エリアに対する意識の変化に比べると10ポイント以上高く、エリアよりも住居面の考え方が変わった人が多い結果となっていました。

年代別にみると、やはり20代で33.0%、30代で34.0%とそれぞれ約3人に1人と高い傾向にあり、若年世代の意識変化が広く生じています。60代では18.0%と、居住エリアと同様に低めの傾向がありました。

また、在宅勤務経験者の場合、住まいに求める要素で意識変化があったとする人が47.7%と非常に高く、約半数にのぼっています。一方、在宅勤務を行わなかった人では、変化があったのは18.6%にとどまり、経験の有無によって30ポイント近い大きな差が発生していました。

家族の団らんが増えたと感じる人が約4割、在宅勤務者では6割超えに
・住まいに求める要素で変化したと感じる具体的ポイント
広さ:37.2%
日当たりや風通し:33.8%
インターネット環境:52.4%
収納の充実:31.0%
家事動線への配慮:13.1%
室内の居心地の良さ:36.6%
家族やパートナーと過ごせる空間の充実:23.4%
1人でいられる/プライバシーが保たれる空間の充実:40.0%
仕事空間・ワークスペースと居住スペースの切り分け:33.8%
子育てがしやすい・子どもと遊べる空間の充実:10.3%
趣味空間の充実:19.3%
勤務地から遠いところでも住みたい:11.0%
日常生活・買い物に便利なところに住みたい:47.6%
医療・福祉・住民サービスが良いところに住みたい:30.3%
自然が豊かなところに住みたい:26.2%
都心部に住みたい:8.3%
その他:5.5%

居住エリアや住まいの要素に対する意識で「変化があった」とした人を対象に、具体的にどのような点で変化があったか調べたところ、最も多かったのは「インターネット環境」の52.4%でした。

年代別では60代で「照明やきれいな空気などを整えて室内の居心地を良くしたい」という項目が47.4%と、「インターネット環境」の42.1%を上回ったほか、在宅勤務経験の有無別で、在宅勤務経験者の「仕事ができる空間・ワークスペースと居住スペースの切り分け」が55.6%でトップになり、「インターネット環境」の53.7%を超えていましたが、60代以外の年代、また在宅勤務経験のない人と有職者全体では、いずれも「インターネット環境」が最多になっています。

外出自粛などからオンラインを活かした暮らしにシフトし、ネット環境を重視するようになった人がいかに多かったかがうかがわれるでしょう。また、やはり在宅勤務を日常的に行うようになると、ワークスペースと居住スペース、プライベートスペースの切り分けが非常に重要となることも分かりました。

全体では、「日常生活・買い物に便利なところに住みたい」が47.6%で2位になり、「1人でいられる/家族・パートナーのプライバシーが保たれる空間を充実させたい」の40.0%が3位で続いています。「広さ」や室内空間の「居心地の良さ」も重視するようになった人が多くなっていました。

・コロナ禍前と比較した家族との団らん時間(増えた/変わらない/減った)
【年代別】
全体:41.6%/56.0%/2.4%
20代:45.8%/50.6%/3.6%
30代:40.5%/57.0%/2.5%
40代:40.2%/59.8%/0.0%
50代:40.5%/56.0%/3.6%
60代:41.0%/56.6%/2.4%

【在宅勤務経験別】
有職者全体:42.5%/55.5%/2.1%
在宅勤務経験あり:60.7%/36.9%/2.4%
在宅勤務経験なし:35.1%/63.0%/1.9%

コロナ禍前と比較し、家族やパートナーとの団らんの時間に変化があったかどうか、1人暮らしではない人を対象に尋ねたところ、全体では41.6%の人が「増えた」とし、「変わらない」人が56.0%、「減った」人は2.4%とごくわずかでした。

年代別でみても、やや20代に「増えた」人が45.8%で高い傾向がみられたほか、40代で「減った」人が0.0%になったといった特徴がありましたが、およそ4割強の人が団らん時間の増加を報告、半数超が「変わらない」とし、「減った」人は2~3%程度にとどまる結果となっています。

在宅勤務の経験別では、在宅勤務経験者で団らんの時間が「増えた」人が60.7%と多くみられました。在宅時間が増えたことで、家族団らんの時間も自然に増えたと分かります。一方、在宅勤務とならなかった人では、「変わらない」人が63.0%と多数を占め、「増えた」人は35.1%でした。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社スウェーデンハウスによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000077930.html

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