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【pickupニュース】外出先でオンライン会議、2人に1人が経験で情報漏洩リスクも

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テレワークで増加するオンライン会議問題、スペースマーケットが調査を実施
株式会社スペースマーケット(以下、スペースマーケット)は15日、緊急自体宣言中に在宅勤務を経験した会社員を対象とする「オンライン会議」に関する調査を実施し、その結果をとりまとめて公開しました。

急速なテレワークの導入で、実施される機会が増大したオンライン会議ですが、実施環境面の課題は少なくありません。今後のオフィスニーズや新たな時代のワークスペースのあり方について、考えさせられる資料となっています。

調査は2020年9月23日~9月25日、スペースマーケットのサービスユーザーで、緊急自体宣言により在宅勤務を行い、現在は週に1日以上出社するようになっている、20代~60代の会社員を対象に行い、480人から有効回答を得ています。

・不特定多数が集まる場所でオンライン会議をした経験の有無
したことがある:50.2%
したことがない:49.8%

・オンライン会議をしたことがある具体的場所
公園:30.7%
商業施設のフリースペース:28.6%
カフェ・喫茶店:25.7%
コワーキングスペース内の共用スペース:21.6%
オフィスビルの共用スペース:12.9%
ファミレス:8.7%
フードコート:2.5%
その他:約2.5%

まず、不特定多数の人が集まる場所でオンライン会議をしたことがあるかどうか全員に尋ねると、「したことがある」人が50.2%と、ほぼ半々ながら「したことがない」人をわずかに上回り、半数以上は経験をしていました。

不特定多数の人が集まる場所でオンライン会議をしたことがある人に、具体的にどこで行ったか、複数回答可で挙げてもらうと、1位は「公園」の30.7%でした。密になりにくい開放的な屋外環境で、身近にあり、かつ多くが無料で利用できる点などから、支持が高かったとみられます。

2位は「商業施設のフリースペース」の28.6%、3位が「カフェ・喫茶店」の25.7%でした。机や椅子は確保しやすく、Wi-Fi環境が整備されているケースも多くなっていることなどから、多く利用されている可能性があります。

以下、4位に「コワーキングスペース内の共用スペース」の21.6%、5位「オフィスビルの共用スペース」の12.9%、6位「ファミレス」の8.7%などと続きました。商業施設系や共用スペースでは、相手との距離が取りにくい場合もあったのではないかと推察されます。

・不特定多数が集まる場所でのオンライン会議における情報漏洩リスクについて
とても感じる:39.0%
感じる:32.3%
やや感じる:24.0%
あまり感じない:2.9%
感じない:0.8%
まったく感じない:1.0%

半数以上と、比較的多くの人が行っていた不特定多数が集まる場所でのオンライン会議ですが、実施にあたり情報漏洩リスクについてはどう感じているでしょうか。

全員に意見を聞いたところ、「とても感じる」人が39.0%で最多となったほか、「感じる」人も32.3%、「やや感じる」人が24.0%で、合計すると95.3%とほとんどの人が一定以上の情報漏洩リスクを感じていました。

「まったく感じない」とした人は、わずか1.0%で、やむを得ず不特定多数の人が集まる場所なども利用しているものの、従前は主に社内、閉じられたオフィス空間で行ってきた会議ですから、情報漏洩リスクを不安に感じている人がかなり多いようです。

対策は考えるも、人の話は聞こうとする・聞いてしまう人が65%超
・情報漏洩防止で気をつけていること
近くに人がいる席を避ける:86.1%
会社名・製品名など特定されやすい言葉を伏せる:79.4%
事前に会議相手に外出先であることを伝える:66.8%
背中側に壁がある席を選ぶ:22.9%
安全なインターネット環境で行う:18.8%

不特定多数の人が集まる場所でオンライン会議をしたことがある人に、そうした会議の実施に際し、情報漏洩防止で気をつけている点を複数回答可で答えてもらうと、「近くに人がいる席を避ける」ように気をつけているという人が最も多く、86.1%でした。まずは聞き取られにくいよう、人と距離を取ることを基本としているようです。

続く2位は「会社名・製品名など特定されやすい言葉を伏せる」という79.4%、3位が「事前に会議相手に外出先であることを伝える」ようにしているという66.8%でした。やりとりの内容を工夫することで対処しているというスタイルですが、この場合、どうしてもやりにくさ、コミュニケーション不足といった感覚は残るでしょう。

以下、「背中側に壁がある席を選ぶ」が22.9%であったほか、サイバー空間での盗み聞きがないよう、「安全なインターネット環境で行う」とした人も18.8%にみられました。可能な範囲でリスク回避の工夫がなされていますが、個人の努力ではカバーしきれない面もあると考えられます。

・外出先でオンライン会議を行うビジネスパーソンを見たことがあるか
ある:55.8%
ない:44.2%

・オンライン会議をするビジネスパーソンを見たことがある具体的な場所
カフェ・喫茶店:58.6%
オフィスビルの共用スペース:43.7%
コワーキングスペース内の共用スペース:25.7%
ファミレス:18.7%
商業施設のフリースペース:14.6%
フードコート:7.8%
公園:6.3%
図書館:0.4%

次に、外出先でオンライン会議を行うビジネスパーソンを見かけたことがあるかどうか全員に尋ねると、「ある」とした人が55.8%で、行ったことがある人よりもさらに5ポイント程度多くみられました。

具体的にどんな場所で行っているところを見たか、複数回答可で尋ねたところ、「カフェ・喫茶店」が最多の58.6%で、2位は「オフィスビルの共用スペース」の43.7%、3位が「コワーキングスペース内の共用スペース」で25.7%でした。

以下、「ファミレス」、「商業施設のフリースペース」などと続きます。自身がオンライン会議を行った場所で最も多かった「公園」は6.3%の7位と、下位に沈んでいました。「カフェ・喫茶店」などに比べると、目につきにくいのかもしれません。

・オンライン会議をしている人の話の内容を聞こうとするか
聞こうとすると思う:14.2%
聞きたくはないが聞いてしまうと思う:51.0%
あまり聞こうとはしないと思う:24.2%
聞こうとはしないと思う:8.1%
分からない:2.5%

外出先でオンライン会議をしている人が、自分の仕事と関連するような話をしていた場合、その内容を聞こうとするかどうか尋ねたところ、「聞こうとすると思う」とした人が14.2%、「聞きたくはないが聞いてしまうと思う」人は過半の51.0%でした。

聞こうとする、聞いてしまう人を合計すると65.2%になっており、やはりそれだけ情報漏洩のリスクもあると考えておくべきでしょう。

手軽に使える「カフェ・喫茶店」などの商業施設空間や共用スペースではとくに、短時間の利用であっても、周囲の人に話が聞こえてしまっていることを意識すべきとみられます。

情報漏洩はビジネスの大きな問題となるため、新たな時代の働き方、オフィスやワークスペースのかたちを考えていく上でも、見落とすことのできないポイントです。今後、こうした課題に対応する新たなソリューションやスペースに対し、高いニーズが生じてくるかもしれません。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社スペースマーケット プレスリリース
https://spacemarket.co.jp/archives/14925

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