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【pickupニュース】移住先、20代男性を中心に地方志向が増加

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SBIリスタ少額短期保険が住まいに関する意識調査を実施
SBIインシュアランスグループのSBIリスタ少額短期保険株式会社は8日、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う生活上の変化を調査する目的で、最新の住まい意識に関するアンケートを実施、その結果をとりまとめて発表しました。

調査は2020年9月1日~9月8日の期間、全国20歳以上の男女を対象に、インターネット・リサーチ方式で行われ、1,078サンプルの有効回答を得ています。

・現在の居住地を選択した理由(進学・仕事/家庭・子育て/出身地/移住先/その他)
北海道:24.6%/16.4%/50.8%/6.6%/1.6%
東北:21.4%/10.7%/48.2%/3.6%/16.1%
関東:32.9%/21.2%/28.0%/12.1%/5.8%
中部:20.8%/16.1%/51.0%/6.7%/5.4%
近畿:25.0%/20.2%/37.0%/10.1%/7.7%
中国:16.7%/20.0%/50.0%/10.0%/3.3%
四国:20.0%/16.7%/60.0%/なし/3.3%
九州:29.4%/16.5%/42.4%/9.4%/2.4%

まず、現在の居住地域を選択した理由について尋ね、地方ごとに分析したところ、関東、近畿地方を除き、「出身地だから」という理由が半数前後を占め、高い傾向となっていました。とくに四国地方では60.0%の人が、出身地であることを理由としています。

反対に関東地方は「出身地だから」という人が28.0%にとどまり、「進学・仕事の都合」とした人が32.9%にのぼりました。九州地方も「進学・仕事の都合」という人が他の地方より多く、29.4%となっています。

「家庭・子育ての事情」という人は1.5~2割程度の地方が多く、そうした中で東北地方は10.2%と低めの傾向がみられます。「移住先として検討し選択した」という人は、関東地方で最も多く12.1%、次いで近畿地方の10.1%、中国地方の10.0%でした。

・移住希望の有無(変えたい/日常生活に支障がなければ/費用面の問題がなければ/とくに変えたいと思わない/その他)
北海道:19.7%/8.2%/14.8%/57.4%/なし
東北:14.3%/7.1%/12.5%/60.7%/5.4%
関東:24.0%/12.8%/16.1%/46.4%/0.7%
中部:22.8%/9.4%/14.1%/53.0%/0.7%
近畿:20.2%/10.1%/13.0%/56.2%/0.5%
中国:18.3%/5.0%/11.7%/65.0%/なし
四国:20.0%/6.7%/3.3%/70.0%/なし
九州:20.0%/10.6%/14.1%/54.1%/1.2%

将来的に移住したいと考えているかどうかを尋ねたところ、「居住地を変えたい」という人が最も多かったのは関東地方で、24.0%にのぼりました。「家庭や仕事など日常生活に支障がなければ変えたい」という人も12.8%みられたほか、「費用面の問題がなければ変えたい」とした人が16.1%になり、これらを合計すると、実に52.9%と半数以上の人が移住の希望をもっている計算になります。

次いで移住希望が高いのは中部地方で、こちらは合計46.3%の人が該当しました。反対に移住意欲が低いのは四国地方で、「とくに変えたいと思わない」人が70.0%にのぼっています。同地方は「居住地を変えたい」人も20.0%にみられますが、日常生活面や費用面の条件付きとした人の割合が他より少なく、考え方の二極化が目立つ傾向もありました。

四国地方の次に移住希望が少ないのは東北地方で、「変えたいと思う」人が14.3%と最も少なく、条件付きを含めた上記3項目の合計も33.9%にとどまっています。

より地方に住まいを求める人では新型コロナの影響も顕著
・移住先の希望(現在より都会/現在より地方/未定/その他)
【性別・世代別】
男性20~29歳:34.2%/42.5%/23.3%/0.0%
男性30~39歳:37.9%/37.9%/21.2%/3.0%
男性40~49歳:39.0%/29.3%/29.3%/2.4%
男性50~59歳:33.3%/24.2%/36.4%/6.1%
男性60歳以上:28.0%/36.0%/36.0%/0.0%
女性20~29歳:49.3%/21.3%/29.3%/0.0%
女性30~39歳:46.8%/29.0%/24.2%/0.0%
女性40~49歳:39.3%/32.1%/26.8%/1.8%
女性50~59歳:27.0%/32.4%/32.4%/8.1%
女性60歳以上:61.3%/6.5%/25.8%/6.5%

【居住地域別】
北海道:46.2%/26.9%/23.1%/3.8%
東北:52.6%/5.3%/42.1%/0.0%
関東:41.0%/35.7%/21.6%/1.8%
中部:40.6%/24.6%/34.8%/0.0%
近畿:35.6%/30.0%/31.1%/3.3%
中国:38.1%/33.3%/23.8%/4.8%
四国:55.6%/11.1%/33.3%/0.0%
九州:34.2%/26.3%/34.2%/5.3%

移住を希望するかどうか尋ねた問いで、「変えたい」、「日常生活に支障がなければ変えたい」、「費用面の問題がなければ変えたい」のいずれかを選択した、一定の移住希望がある人を対象に、移住先として今より都会か、地方か、さらに尋ねました。

すると性別・世代別では、男性の20~29歳、60歳以上で「現在より地方」に移住したいという人が「現在より都会」に移住したい人を上回り、20~29歳では42.5%、60歳以上も36.0%となっていました。男性30~39歳では、地方派と都会派がいずれも37.9%で並び、拮抗しています。なお男性の場合、年齢が上がるにつれ「未定」の回答割合が増加する傾向もみられました。

一方、女性では「現在より都会」とする人が多く、女性20~29歳で49.3%、30~39歳で46.8%となったほか、60歳以上では61.3%にものぼりました。その中で女性50~59歳には異なった傾向がみられ、「現在よりも都会」が27.0%と低く、「現在よりも地方」が32.4%でこれを上回っています。「未定」や「その他」も多い特徴がありますが、他の年代に比べ、地方でのんびりしたいと考える人が多いのかもしれません。

居住地域別では、「現在より都会」に移住したい人が多かったのは、四国地方の55.6%と、東北地方の52.6%です。東北地方は「現在より地方」を希望する人はわずか5.3%で、他に比べて極端に低い傾向もありました。

「現在より地方」に移住したい人の割合は、関東地方で35.7%と最も高く、次いで中国地方が33.3%、近畿地方の30.0%でした。

・新型コロナによる意識の変化(変わらない/都会に住みたくなった/地方に住みたくなった/その他)
現在より都会に住まいを変えたい:74.6%/18.9%/6.0%/0.5%
現在より地方に住まいを変えたい:47.7%/11.3%/39.7%/1.3%
未定:79.7%/3.7%/16.9%/0.0%
その他:72.7%/9.1%/0.0%/18.2%

新型コロナウイルス感染症の影響で、居住地に対する意識の変化があったかどうか移住先の希望別で集計すると、「現在より地方に住まいを変えたい」とした人以外では、「とくに変わらない」の回答が7~8割と多くを占めますが、「現在より地方」の人では半数を下回り、「地方に住みたいと思うようになった」人が39.7%となっていました。

人が密集する都心部より、感染リスクの低い地方が注目され、移住先として検討する人が増えたと考えられます。

・現居住地について緊急事態宣言下で良かったと感じたこと
通勤・通学などで3密が発生しにくい:26.1%
日用品や食料品の購入が便利:39.0%
宅配などのサービスが利用しやすい:17.2%
勤務先の閉鎖や休校の影響が小さかった:12.5%
近隣の自然環境が豊か:26.1%
とくにない:34.0%
その他:0.7%

緊急事態宣言の発令下で、現居住地に関し良かったと実感したことは何か複数回答可で選択してもらうと、「日用品や食料品の購入が便利」の39.0%が最も多く、「とくにない」の34.0%を除くと、次いで「通勤・通学などで3密が発生しにくい」と「近隣の自然環境が豊か」の26.1%が続きました。

居住地域別でみると、とくに東北地方は3密が発生しにくいこと
と自然環境の豊かさを挙げる人が多く、それぞれ42.9%、37.5%にのぼっています。「日用品や食料品の購入が便利」は北海道、関東、近畿で高い割合となり、いずれも41%台でした。

・緊急事態宣言下で良かったと感じたこと
【共同住宅】
共同住宅内の施設を利用できる:7.0%
ゴミ出しの際に外出する必要がない:18.9%
とくになかった:75.2%
その他:0.6%

【一戸建て】
集団感染リスクが低い:48.7%
近隣住民同士の騒音問題がない:39.3%
庭がある:36.5%
部屋が多い・広い:32.4%
とくになかった:25.4%
その他:0.3%

住まいタイプ別に緊急事態宣言以降、良かったと感じたことを尋ねた結果では、共同住宅の場合「とくになかった」が圧倒的に多い75.2%で、比較的高い割合がみられたのは「ゴミ出しの際に外出する必要がない」の18.9%でした。その他では、子どもを残しての出勤があったため、防犯面で安心だったといった回答がみられたそうです。

一戸建ての場合では、やはり「集団感染のリスクが低い」が48.7%と高く、「近隣住民同士の騒音問題がない」ことや「庭がある」こと、「部屋が多い・広い」ことがあらためてメリットと感じられていました。

テレワークへの対応のしやすさや、外出できない中で家での過ごし方を充実させるという面では、一戸建てに有利さが感じられたケースが多かったようです。

・マンション派か一戸建て派かにおける新型コロナ影響
とくに変わらない:77.7%
一戸建てで良かった、もしくは一戸建てに住み替えたいと思うようになった:15.2%

マンションなど共同住宅と一戸建てのどちらが好みであるか、その嗜好に対し、新型コロナウイルス感染症の影響で変化がもたらされたかどうかを尋ねた結果では、「とくに変わらない」人が77.7%と多数を占めたものの、「一戸建てで良かった、もしくは一戸建てに住み替えたいと思うようになった」人も15.2%となり、一定の影響が認められています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

SBIリスタ少額短期保険株式会社 プレスリリース一覧
「住まいへの意識に関する調査を実施」
https://www.jishin.co.jp/company/press/press.shtml

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