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【pickupニュース】首都圏テレワーカー、6割以上が都心に住む必要性に疑問

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フリースタイルが移住意向などコロナ禍の住まいに関する調査を実施
株式会社フリースタイルは17日、1都3県に在住し、テレワークを行っている人を対象とした住まいに関する意識調査を実施し、その結果をとりまとめて公開しました。

COVID-19の感染拡大防止という観点から、急速に導入が進んだテレワークにより、近郊に居住して首都圏で働いてきた人々の間では、日々出社する必要が薄れ、都心部としての高額な家賃や住宅ローンの支払い義務、時間のかかる通勤ストレスなど、これまで当たり前に背負わされてきた負担に疑問を感じる人も増えてきています。

そうした人々の間では、これを機に住宅の売却や移住を検討する向きもみられてきました。今回の調査は、そうした最新の住まいに対する意識を探るものとなっています。

調査は、ゼネラルリサーチ協力のもと、2020年8月18日~8月19日の期間、1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)に立地する持ち家在住でテレワーク中の人を対象に、インターネット・アンケート方式で行い、1,098人から有効回答を得ました。

・現居住住まいのメリット
近隣にスーパーや商業施設がある:53.6%
交通の便が良い:52.1%
駅まで徒歩10分以内:51.9%
会社までの通勤時間が短い:23.2%
病院や医療機関が充実している:18.5%
その他:10.5%

・現居住住まいのデメリット
通勤時間が長い:32.7%
部屋が狭い:28.7%
ローンの返済額が高い:26.7%
建物が古い:20.6%
空気が汚い:4.9%
その他:12.7%

まず、現在居住している住まいのメリットとデメリットについて、複数回答可で尋ねたところ、メリットでは「近隣にスーパーや商業施設がある」が53.6%でトップ、2位が「交通の便が良い」の52.1%、3位に「駅まで徒歩10分以内」の51.9%が入りました。

このトップ3が過半で、4位になると2割台の回答率に落ちています。やはり都心部近郊やベッドタウンらしく、生活利便施設の充実や足回りの良さ、駅近といった立地の良さがメリットとなっていました。

一方、デメリットは「通勤時間が長い」の32.7%が最多回答で、2位が「部屋が狭い」の28.7%、3位は「ローンの返済額が高い」の26.7%でした。

不動産価格が高騰する首都圏近郊エリアでは、ある程度通勤時間がかかる郊外を選択せざるを得なかったり、コンパクト物件を選んで価格を抑えたり、少し無理をしつつのローン返済計画とするほかないケースが多いようです。選定時や住み始めた頃には、なんとかなると思えたことも、日々暮らし始めると、デメリットとして実感される傾向が強まっているのかもしれません。

「建物が古い」も20.6%とやや多く、「空気が汚い」という声も4.9%にみられました。

・テレワークが続く中で感じる都心に住む必要性
必要性を感じない:21.3%
さほど必要性を感じない:39.8%
少しは必要性を感じる:24.7%
必要性を感じる:14.2%

テレワーク勤務が続く中、都心に住んでいる必要性についてはどのように感じられているのでしょうか。全員に尋ねたところ、変わらずはっきりとした「必要性を感じている」人は14.2%にとどまり、「必要性を感じない」人が21.3%、「さほど必要性を感じない」人も39.8%にのぼっていました。この2つを合計すると61.1%で、6割超の人があまり必要性を感じなくなっていると分かります。

利便性の高い都心での暮らしも、コロナ禍にあってはやや否定的にとらえられ始めていると考えられました。自由コメントでも「密集しているのは嫌」、「月に何度かの出社であれば自然環境の良い田舎に暮らして余暇を充実させた方が良い」といった声がみられています。

売却・移住への本格的動きは少ないものの興味を示す向きは増大
・現居住住まいの売却・移住検討状況
売却または移住に少し興味がある:12.7%
売却または移住を検討している:8.3%
すでに売却または移住の準備を進めている:3.5%
とくに検討していない:75.5%

テレワークの導入が浸透し、都心部に生活拠点を置く必要性が薄れてきた今、長期化も目される“withコロナ”の時代を見据え、住まいの売却などを考える人はどの程度いるのでしょうか。検討状況を尋ねると、「とくに検討していない」人が約4人に3人と多かったものの、「売却または移住に少し興味がある」とした人が12.7%みられました。

さらに、具体的に「売却または移住を検討している」人が8.3%、「すでに売却または移住の準備を進めている」という人も3.5%と少数ながら見受けられました。

「価値のあるうちに残債とのバランスが良ければ売却・移住したい」、「売却・移住すればもっと安く、広いところに住める」、「都会はコロナが怖く、広い地方の一戸建ての家に住みたくなった」、「田舎が好き」といった声も多く寄せられています。

・売却や移住に際しての不安
希望する価格で売却できるか:52.2%
新しい居住先が見つかるかどうか:28.9%
短期間で買い手が決まるか:28.0%
必要書類の煩雑さ:26.2%
ローンの組み換えができるか:20.2%
物件が古いため修理費がかかってしまわないか:17.5%
その他:8.8%

売却や移住をするとした場合、どんな点が不安か複数回答可で尋ねたところ、「希望する価格で売却できるか」が圧倒的に多く、52.2%の回答率でトップとなりました。次いで「新しい居住先が見つかるかどうか」が28.9%、3位は「短期間で買い手が決まるか」の28.0%でした。4位には「必要書類の煩雑さ」が26.2%で入り、これに続きます。

新たな生活を始める元手にもなる売却価格は誰しも気になるところであり、その資産プランに狂いが生じては、たちまち困ってしまいます。

スムーズで納得のいく価格での売却、新たな住まいの取得など、関心はあっても経験がなく、大きな人生の転換点となり得るところでの判断になるため、不安を抱く人が多いと考えられました。

このほか、ローンの組み換えや修理費も不安点として2割前後に挙げられています。自由コメントでは、適正な売出価格や近隣の土地価格相場、相談すれば良い相手などが分からないといった声が多く寄せられました。

・不動産会社を探す際の重視点(上位3つ)
実績:75.0%
口コミ:62.1%
知名度:61.3%
HPの情報:55.1%
知り合いからの紹介:23.8%
メディア露出:18.2%
その他:4.5%

売却や移住などを考えるとして、不動産会社を頼る場合、どういったところを重視して探すか、優先する点を3つ選んでもらうと、1位は「実績」で75.0%、2位が「口コミ」の62.1%、3位に「知名度」の61.3%となりました。以下、「HPの情報」の55.1%、「知り合いからの紹介」の23.8%などと続きます。

やはり実績があるところを選びたいという意向は全体に強く、さらに対応・サポートの充実度などを「口コミ」でチェックし、「知名度」とあわせて、信頼と実績のある会社にお願いしたいと考える人が多いとみられました。情報として入手しやすく、じっくり比較できる「HPの情報」もかなり重視されていると分かります。

・家の売却はどういった不動産会社に任せたいか(上位3つ)
担当者の応対が良い不動産会社:80.2%
担当者の知識が豊富な不動産会社:77.4%
見積もり時の金額が良い不動産会社:69.7%
大手の不動産会社:38.7%
地元に密着した不動産会社:30.2%
その他:3.8%

最後に、家の売却を行う場合、どのような不動産会社に任せたいと思うか、上位3つで選んでもらったところ、トップは「担当者の応対が良い不動産会社」で80.2%となり、次いで「担当者の知識が豊富な不動産会社」の77.4%、「見積もり時の金額が良い不動産会社」69.7%の順になっていました。

直接やりとりを行うこととなる担当者の印象や力量を重視する傾向が強く、見積もりでの金額の良さを上回った点は特筆ポイントといえそうです。ここからも安心・信頼のサポートをプロに求める傾向がみられました。

「大手の不動産会社」か「地元に密着した不動産会社」かは、意見の分かれるところで、やや大手が上回るものの、地元密着派も30.2%と3割を超えていました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社フリースタイルによるプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000053709.html

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