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【pickupニュース】リノベ経験者、7割超が次の住まいも中古Mのリノベ希望

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中古物件購入とリノベーション経験者へアンケート調査
ワンストップ・リノベーション事業を展開するリノベる株式会社(以下、リノベる)は17日、9月23日の「不動産の日」を前にした調査として、中古マンション物件を購入し、リノベーションを行った経験のある人を対象とした意識調査を実施、その結果をとりまとめて公開しました。

リノベるでは、あわせて新築マンション購入者に対しても、同様の項目で調査を行い、住まいとの向き合い方を比較、参考資料としています。

リノベーション経験者へのアンケートは、リノベるで中古マンションを購入し、リノベーションを行った20代~60代の顧客を対象に、2020年8月7日~8月17日の期間、インターネット・アンケート方式で実施、195人から有効回答を得ました。

また、新築マンション購入経験者へのアンケートは、過去10年のうちに東京圏で新築マンションを購入した20~59歳の人を対象とし、2020年8月21日~8月23日の期間でインターネット・アンケート方式により実施、215人から有効回答を得ています。

・住まいに関する満足度
【リノベ経験者】
間取り:90.3%
デザイン・素材:89.7%
住宅設備:88.7%
通勤・通学の利便性:81.5%
周辺の生活環境:80.5%
インテリア:79.0%
建物の性能・コンディション:62.6%
専有部の広さ:59.5%
共用部の施設・サービス:56.9%

【新築マンション購入者】
間取り:50.7%
デザイン・素材:55.8%
住宅設備:55.3%
通勤・通学の利便性:62.4%
周辺の生活環境:65.1%
インテリア:54.9%
建物の性能・コンディション:55.9%
専有部の広さ:49.3%
共用部の施設・サービス:47.4%

まず、住まいに関する満足度をそれぞれの項目別に尋ねたところ、中古マンション購入でリノベーションを行った人では、生活導線や部屋のレイアウトなど「間取り」への満足度が90.3%と際立って高く、「デザイン・素材」も89.7%と約9割の人が満足していました。

キッチンや風呂、トイレといった「住宅設備」についても、88.7%の人が満足としています。中古マンションでこそ得られやすかったと考えられる立地の優位性や選択肢の多さでも満足感が高められており、「通勤・通学の利便性」が81.5%、「周辺の生活環境」は80.5%と、いずれも8割強の高い満足度でした。

新築マンション購入者では、「周辺の生活環境」が最も高く、65.1%の満足度、次いで「通勤・通学の利便性」の62.4%でした。3位は「建物の性能・コンディション」で55.9%となっています。

いずれの項目も満足度は、リノベーション経験者より低く、とくに「間取り」は40ポイント近い差が開きました。ほぼ決まった間取りを受け入れるしかない新築マンション購入に対し、リノベーションでは実現したい自分の暮らしから逆算した間取りの設計が可能であったためと考えられます。

中古物件ゆえ「建物の性能・コンディション」はやや不安視される点ですが、しっかり購入前に把握することで納得感や安心感を得られるようになっており、他の項目に比べれば新築マンション購入者との差が小さいものの、ここでもリノベーション側が満足度で上回るという意外な結果になりました。

暮らしから考える理想の住まいで充実の“おうち時間”
・物件取得をきっかけに起きた変化
【リノベ経験者】
家でリラックスできるようになった:73.8%
家への愛着がわいてきた:66.2%
キッチンや風呂など水回りが快適になった:57.4%
家にいる時間が長くなった:46.7%
広々と暮らせるようになった:45.6%
家具やグリーンなどインテリアを楽しむようになった:44.1%
家に人を招き入れるようになった:42.6%
家事が楽しくなった:40.5%
料理をすることが増えた:34.9%
好きなものがより好きになった:29.7%
友人や家族と家について話す機会が増えた:29.2%
暑さや寒さに対し快適になった:27.2%
将来について深く考えるようになった:23.6%
家に味わいが出てきたと感じる:23.1%
将来について見通しが持てるようになった:21.0%
家族やパートナーとのコミュニケーションが増えた:19.0%
隣近所の音が気にならなくなった:11.8%
趣味が深くなった・増えた:11.3%
特に変化はない、その他:3.1%

【新築マンション購入者】
家でリラックスできるようになった:29.3%
家への愛着がわいてきた:18.1%
キッチンや風呂など水回りが快適になった:22.3%
家にいる時間が長くなった:27.0%
広々と暮らせるようになった:13.5%
家具やグリーンなどインテリアを楽しむようになった:11.2%
家に人を招き入れるようになった:14.4%
家事が楽しくなった:18.1%
料理をすることが増えた:13.5%
好きなものがより好きになった:13.0%
友人や家族と家について話す機会が増えた:26.0%
暑さや寒さに対し快適になった:17.7%
将来について深く考えるようになった:39.5%
家に味わいが出てきたと感じる:11.6%
将来について見通しが持てるようになった:30.2%
家族やパートナーとのコミュニケーションが増えた:25.6%
隣近所の音が気にならなくなった:11.2%
趣味が深くなった・増えた:10.7%
特に変化はない、その他:8.8%

物件を取得し、住み始めたのちに生じた変化について、それぞれ尋ねたところ、中古マンションを購入しリノベーションを行った人では、「家でリラックスできるようになった」が圧倒的に多く73.8%、2位が「家への愛着がわいてきた」の66.2%、3位に「キッチンや風呂など水回りが快適になった」の57.4%がランクインしました。

「家にいる時間が長くなった」人も46.7%、「家具やグリーンなどインテリアを楽しむようになった」人や「家に人を招き入れるようになった」という人も4割超と多くみられます。また「家事が楽しくなった」、「料理をすることが増えた」といった家事・炊事全般を、負担ではなく楽しく行えるようになった人も約4割にのぼりました。

実現したい暮らしからイメージした住まいを具現化し、手に入れたことによって、高い満足感を得て家で過ごす時間が充実し、住まいへの愛着も深まったほか、“おうち時間”を積極的に楽しむ傾向が生まれているようです。

一方、新築マンションを購入した人では、「将来について深く考えるようになった」人が最も多く、39.5%でした。次いで「将来について見通しが持てるようになった」の30.2%、「家でリラックスできるようになった」の29.3%などとなります。

高額な買い物として住まいを取得し、今後の資産運用計画など将来について考えることが増えた人や、そうして立てた全般的ライフプランにより、将来への見通し・ビジョンがこれまでより明確になった人が多かったと考えられました。

・購入した住まいからの住み替え検討状況
【リノベ経験者】
検討していないが将来的には可能性がある:53.3%
住み替えは考えていない:41.0%
住み替えを検討中である:3.6%
住み替え済み:2.1%

【新築マンション購入者】
検討していないが将来的には可能性がある:43.7%
住み替えは考えていない:35.8%
住み替えを検討中である:16.3%
住み替え済み:4.2%

購入した住まいからの住み替え検討状況では、中古マンション購入とリノベーションを行った人の場合、「検討していないが将来的には可能性がある」とした人が53.3%で過半となりました。

一方、「住み替えを検討中」という人は3.6%とごく少なく、「住み替え済み」も2.1%にとどまっています。満足感が高く、検討していない人が4割超と多いものの、ベースが中古物件であることや、今に適した住まいとしてリノベーションしたことなどからか、将来的な住み替えの可能性は、視野に入れている人が半数超とこちらも多い特徴がありました。

新築マンション購入者では、「検討していないが将来的には可能性がある」が43.7%、「住み替えは考えていない」が35.8%でした。すでに「住み替えを検討中である」人がリノベーション経験者に比べて10ポイント以上多く、16.3%にのぼっています。「住み替え済み」は4.2%でした。

・住み替え先として選びたい住宅種別
【リノベ経験者】
中古マンション・リノベーション:70.4%
中古戸建・リノベーション:52.2%
新築戸建:25.2%
中古マンション(リノベーションしない):14.8%
新築マンション:11.3%
中古戸建(リノベーションしない):7.8%
特にない/まだ分からない:7.8%

【新築マンション購入者】
中古マンション・リノベーション:5.8%
中古戸建・リノベーション:10.9%
新築戸建:44.2%
中古マンション(リノベーションしない):4.3%
新築マンション:22.5%
中古戸建(リノベーションしない):4.3%
特にない/まだ分からない:8.0%

前問で「住み替えは考えていない」とした人を除いたグループに、次の住み替え先住まいとして、どのようなタイプを希望するか尋ねた結果では、中古マンション購入とリノベーションを経験した人の場合、同じく「中古マンション・リノベーション」の物件が良いという人が70.4%にのぼりました。

次いで多いのが「中古戸建・リノベーション」の52.2%で、いずれもリノベーションをする選択肢がトップ2を独占、実際に経験してみて、リノベーションに高い満足度をおぼえたことが反映されたと考えられました。

また、理由として「新築よりも資産の目減りが少なく、売却や賃貸もしやすい」ため、中古物件をリノベーションするのが良いという声も多かったそうです。今後は資産性も考慮に入れ、2度、3度とライフステージに合ったリノベーションを経験する人も増えてくる可能性があるでしょう。

なお、3位は「新築戸建」の25.2%、4位に「(リノベーションしない)中古マンション」の14.9%となっています。

これに対し、新築マンション購入者では、次の住まいに「新築戸建」を選ぶ人が44.2%で最も多く、次いで「新築マンション」の22.5%でした。こちらの層は、なお新築志向が強いとみられます。

「中古マンション・リノベーション」とする人は、わずか5.8%にとどまり、リノベーション経験者との差は約65ポイントも開く結果になりました。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)
(出典:「リノベる調べ」)


▼外部リンク

リノベる株式会社 プレスリリース
https://renoveru.co.jp/news/4096/

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