クラスコの資産運用

収益物件

【pickupニュース】外出自粛で内見できなかった人が約7割、オンライン完結型部屋探しへの期待高まる

日々のニュースの中で不動産投資や賃貸経営、資産運用など暮らしに関わるニュースをピックアップしてます。
今回ピックアップするニュースはこちら!

S-FITが今年の東京における引越し関連の調査を実施
賃貸仲介店舗「お部屋探しCAFEヘヤギメ!」の運営を行う株式会社S-FITは12日、東京都で新型コロナウイルス感染症の拡大防止から発令された外出自粛要請下、引越しを検討していた人を対象にアンケート調査を行い、その行動や意識を分析、データとしてまとめて公開しました。

この調査は、東京都以外の関東圏に居住する25歳~35歳の男女で、東京都に外出自粛が要請された2020年3月25日~4月28日の期間、都内への引越しを検討していた人を対象に、2020年5月8日~5月11日の期間、「外出自粛下における引越し」に関する調査と題したインターネット調査として実施されたもので、条件に該当する人の105人から有効回答を得ています。

・引越し物件へ「実際に足を運んで見る」内見ができたか
できた:32.4%
できなかった:67.6%

まず、外出自粛要請が出された中、通常では行われるはずの内見、引越し物件へ実際に足を運んで現場を見る内見が行えたかどうかを尋ねたところ、「できた」人は32.4%、「できなかった」人が67.6%でした。約7割の人は、内見ができていません。

・現地での内見ができなかった理由
感染予防で外出を控えた:63.4%
引越し自体を先延ばしにした:33.8%
良い物件がなかった:2.8%
とくに理由はない:0.0%
その他:0.0%

現地での内見ができなかったと回答した人に、具体的な理由として最も当てはまるものを選択してもらうと、「感染予防のため外出を控えた」からという人が63.4%で最も多く、「引越し自体を先延ばしにした」人も33.8%にみられました。

それ以外の理由は3%未満で、ほぼ全員が新型コロナウイルス感染症に由来する状況の変化から、内見を諦めざるを得なかった人といえそうです。

・本当は内見を行いたかったと思うか
強く思っている:45.1%
思っている:38.0%
あまり思っていない:12.7%
全く思っていない:4.2%

さらに同じく現地での内見ができなかったとした人に、本当は内見を行いたかったと思っているかどうか、今の気持ちを尋ねたところ、「強く思っている」人が最多で、45.1%にのぼりました。「思っている」人も38.0%で、やはりあらかじめきちんと内見をして決めたかったと感じているようです。

さほど内見にこだわりをみせず、こうなったことにも後悔はない、内見したかったとは「全く思っていない」という回答は、わずか4.2%にとどまりました。

オンライン完結型の部屋探し、経験者はまだ少数も関心は高め
・引越しの物件決めにおいてオンラインのみで完結する部屋探しを行ったことがあるか
ある:28.6%
ない:71.4%

昨今、物件を決める際、一度も不動産店舗に足を運ばず、社員・スタッフなどとも会わず、実際に住む候補となる物件に足を運ぶこともなく、オンライン上だけで全工程を完結させるような部屋探しのスタイルも徐々に広がりつつあります。

そこで、こうしたオンラインのみで完結する部屋探しを、引越し先の物件選定時に行ったことがあるかどうか、過去の経験を尋ねたところ、「ある」とした人は28.6%で、未経験の人が圧倒的に多く、71.4%でした。

・オンライン完結型の部屋探しサービスに対する利用意向
とても利用したい:34.7%
利用したい:28.0%
あまり利用したくない:29.3%
全く利用したくない:8.0%

オンラインで完結する部屋探しの経験はないと回答した人に、不動産店舗に足を運ぶことも、社員と会うこともなく、また引越し物件の現地に実際に行くこともなく、不動産社員などとリアルタイムでオンライン中継を行って、部屋の様子や外の様子・音などをチェックできる仕組みが整った、オンラインのみで行える部屋探しサービスがあった場合、使ってみたいと思うかどうか尋ねました。

すると「とても利用したい」が最多の34.7%で、「利用したい」も28.0%と多く、合計した62.7%の人が一定以上の利用意向を示していました。「あまり利用したくない」人も約3割みられますが、今回の非常事態を経験して、利用意向は高まってきている可能性があるでしょう。

・オンライン完結型部屋探しサービスで物件を決められるか
とても思う:29.8%
思う:38.3%
実際にやってみないと分からない:27.7%
あまり思わない:4.2%
全く思わない:0.0%

先の問いでオンライン完結型の部屋探しサービスに対し、「とても利用したい」または「利用したい」と回答した人に、これで物件を決めることができそうだと思うかどうかを尋ねたところ、「とても思う」は29.8%、決められると「思う」人が最多で38.3%でした。

一方、「実際にやってみないと分からない」という慎重な意見を寄せた人も27.7%と、3割弱にのぼりました。

・経験者が感じたオンライン完結型の利点
時間を気にせず内覧でき、分かりやすい
移動しなくてよいので楽、気楽
ゆっくり間取りが確認できる、質問も簡単

これまでにオンライン完結型の部屋探しサービスを利用したことがあると回答した人に、使ってみて感じた利点を具体的に自由コメントで寄せてもらったところ、時間を気にせずいつでも内覧できて便利という声が多く寄せられました。

また、移動しなくてよい利便性、気楽さをメリットに挙げる人も多く、さらに自分のペースでゆっくり間取りなどを確認できる点や、質問が簡単にできる点を評価する声もみられています。

・引越し内見でオンライン完結型部屋探しサービスの選択肢があることについて
非常に便利だと思う:27.6%
便利だと思う:55.2%
あまり便利だと思わない:10.5%
全く便利だとは思わない:4.2%

引越し時の物件内見で、オンライン完結型の部屋探しサービスが選択肢にあった場合、便利だと思うかどうかを尋ねた結果では、「非常に便利だと思う」人が27.6%、「便利だと思う」人が55.2%で、合計した82.8%の人が魅力を感じていました。

・便利だと思う理由
わざわざ外に出なくて済む:48.3%
1日にたくさんの数の内見ができる:47.1%
人に気を遣わずに済む:42.5%
自分の好きな時間に内見できる:36.8%
気軽に内見できる:29.9%
地理・物理的理由を気にせず内見できる:19.5%
その他:0.0%

先の問いでオンライン完結型サービスの選択肢があることを「非常に便利」または「便利」とした人に対し、その理由を尋ねたところ、「わざわざ外に出なくて済むから」がトップで48.3%、2位は「1日にたくさんの数の内見ができるから」の47.1%、3位に「人に気を遣わずに済むから」の42.5%となりました。

以下「自分の好きな時間に内見をすることができるから」の36.8%などが続きます。さまざまな環境要素や状況要素に左右されることもなく、時間や場所にとらわれないで自由に内覧し、物件を選定できるサービスには、確かなニーズがあることが確認されました。

引越し先が遠方の場合でも、手間をかけずに複数の物件を内覧・比較することができるでしょう。今回の新型コロナウイルス感染症をめぐる非常事態を経験して、オンライン完結型の選択肢を確保しておくことの重要さ、大きなメリットと可能性を実感した人も多かったと考えられます。

さまざまなサービスにおけるオンライン化、デジタル化が進む現在、不動産領域における内見などでも、変革が求められているといえるでしょう。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社S-FIT プレスリリース
https://www.sfit.co.jp/news/?p=762

PAGE TOP