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【pickupニュース】東京小規模オフィスの19年下期賃料、12年下期以来の最高値

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アットホームが50坪以下オフィスの募集賃料動向を発表
アットホーム株式会社は3日、同社の不動産情報ネットワークに登録された50坪以下の小規模オフィスについて、東京とその他主要エリアの募集賃料動向をまとめ、レポートとして公開しました。2019年下期のデータをチェックすることができます。

その他主要エリアとしてカバーされているのは、仙台市、横浜市、名古屋市、大阪市、福岡市の5つで、東京の調査対象エリアは20エリアとなっています。対象はアットホームで公開・募集された貸事務所物件で、一棟貸しや貸店舗は含みません。駅から徒歩10分以内の物件に絞り、賃料は共益費などを含んで計算した坪単価で調査、対象エリアごとの中央値を算出してまとめています。

・クラス定義
超小型:5坪以上~25坪未満
小型:25坪以上~50坪以下

なお、募集面積の広さにより、25坪をポイントに、上記のような「超小型」と「小型」のクラス分けを行って、それぞれの調査・分析がなされています。

・2019年下期の東京募集賃料動向
超小型:坪あたり13,026円(前期比+5.3%、前年同期比+5.9%)
小型:坪あたり14,702円(前期比+7.1%、前年同期比+7.5%)

2019年下期の東京における超小型オフィスの募集賃料は、平均で坪あたり13,026円となり、前期より5.3%、前年同期より5.9%上昇しました。2013年上期以降、緩やかな上昇基調が続いており、直近の半期ではややまとまった伸びがみられています。

小型オフィスについても、前期より7.1%、前年同期より7.5%上昇し、坪あたり14,702円となりました。日銀がマイナス金利を導入した頃にあたる、2016年上期にやや下落したものの、それ以降では上昇傾向を維持しています。

今期の賃料水準は、超小型・小型のいずれも高く、2012年下期以来の最高値となりました。

超小型は軒並み上昇、小型はやや地域差も
・東京エリア別募集賃料動向
【超小型】
東京・日本橋・京橋:13,975円(前期比+2.6%)
銀座:19,268円(前期比+5.6%)
東日本橋・人形町:11,499円(前期比+1.5%)
新橋・虎ノ門:15,434円(前期比+2.0%)
六本木:13,466円(前期比+3.0%)
浜松町・田町:12,978円(前期比+0.4%)
渋谷:15,784円(前期比+4.6%)
原宿・表参道:16,711円(前期比+1.6%)
恵比寿・目黒・中目黒:15,361円(前期比+4.0%)
神田・秋葉原:12,480円(前期比+5.2%)
水道橋・御茶ノ水:12,878円(前期比+7.5%)
市ヶ谷・四ツ谷・麹町:13,942円(前期比+6.8%)
新宿:13,697円(前期比+1.4%)
池袋:12,203円(前期比+1.3%)
中野・荻窪:10,672円(前期比+2.7%)
大塚・巣鴨:10,303円(前期比+9.0%)
上野・浅草:10,938円(前期比+2.8%)
両国・錦糸町:9,619円(前期比+6.5%)
品川・五反田・大崎:12,801円(前期比+7.1%)
蒲田・大森・大井町:10,360円(前期比-1.8%)

【小型】
東京・日本橋・京橋:15,319円(前期比+9.4%)
銀座:22,324円(前期比-0.3%)
東日本橋・人形町:12,093円(前期比+6.5%)
新橋・虎ノ門:16,771円(前期比+0.7%)
六本木:14,974円(前期比+1.5%)
浜松町・田町:14,674円(前期比+12.6%)
渋谷:21,958円(前期比+9.6%)
原宿・表参道:20,464円(前期比+3.4%)
恵比寿・目黒・中目黒:17,538円(前期比-0.8%)
神田・秋葉原:13,287円(前期比-1.8%)
水道橋・御茶ノ水:14,528円(前期比+8.3%)
市ヶ谷・四ツ谷・麹町:16,031円(前期比+0.3%)
新宿:15,981円(前期比+1.9%)
池袋:13,753円(前期比+11.9%)
中野・荻窪:10,788円(前期比-8.3%)
大塚・巣鴨:10,001円(前期比-1.2%)
上野・浅草:11,541円(前期比+2.7%)
両国・錦糸町:9,059円(前期比+0.6%)
品川・五反田・大崎:14,694円(前期比+10.0%)
蒲田・大森・大井町:11,060円(前期比+3.8%)

2019年下期の超小型オフィスにおける東京エリア別の賃料動向をみると、20エリア中19エリアが前期比で上昇し、「蒲田・大森・大井町」エリアのみ、1.8%のマイナスとやや下げましたが、全体に堅調な上昇基調が確認されました。

最も平均賃料が高かったのは、「銀座」の坪あたり19,268円で、2万円を目前としています。以下、「原宿・表参道」の16,711円、「渋谷」の15,784円などと続きました。前期比で最も上昇幅が大きかったのは「大塚・巣鴨」で、9.0%上昇し、10,303円になっています。

小型オフィスの場合では、20エリア中15エリアで前期より上昇したものの、5エリアが下落、「中野・荻窪」のように、8.3%ものまとまった下落をみせた地域もあり、超小型に比べると、ややエリアによる差が目立ちました。

最も平均賃料が高いのは、やはり「銀座」で、坪あたり22,324円です。ただしこの銀座エリアは、前期より0.3%のダウンと、ほぼ横ばいながら、わずかに下げていました。2位が「渋谷」の21,958円、3位「原宿・表参道」の20,464円で、トップ3が2万円オーバーとなっています。

小型オフィスでは、前期比で最も上昇幅の大きかった「浜松町・田町」エリアに、「池袋」、「品川・五反田・大崎」の2エリアを加えた3エリアで、2桁の伸びがみられました。

・東京以外の主要エリアにおける募集賃料動向
【超小型】
仙台市:8,007円(前期比-0.7%)
横浜市:9,983円(前期比+5.8%)
名古屋市:8,503円(前期比-3.7%)
大阪市:8,271円(前期比+4.7%)
福岡市:9,185円(前期比+3.2%)

【小型】
仙台市:7,926円(前期比-0.3%)
横浜市:10,730円(前期比+6.9%)
名古屋市:10,232円(前期比+2.4%)
大阪市:9,017円(前期比+2.2%)
福岡市:11,379円(前期比+12.1%)

東京以外の主要エリアにおける2019年下期の賃料をみると、超小型では、仙台市と名古屋市が前期より下げ、それぞれ0.7%、3.7%のダウンとなりました。残る3エリアは上昇し、最も伸びたのは横浜市の5.8%アップ、9,983円でした。賃料としても、横浜市が最高値になっています。

小型タイプでは、仙台市のみ前期比で微減し、0.3%ダウンの7,926円でした。仙台市は、超小型・小型のいずれも、1%未満の小幅な動きですが、前期を下回っています。これに対し、福岡市は前期より12.1%の上昇と大幅にアップし、11,379円となりました。賃料の値としても、この福岡市の記録が最も高くなっています。

ピックアップニュースは以上になります。
最後までお読み頂き、ありがとうございます。
今後も皆様のお役に立つ内容をお届けしてまいりますのでご期待ください!

(画像はプレスリリースより)
(調査内容・アットホーム調べ)


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